何とか無事に予約できた「加賀野立弁当」。
金沢駅あんと百番街の大友楼さんのお店で受け取ってきました!
ここで初めて思い知ったのですが、想像以上にでかい!しかも割と重い!(笑)しかも1つ1つ手提げの紙袋に入れてあるので、まとめて買うと結構かさばります。
重量といいサイズといい、複数人で買った場合は、代表者1名じゃなくて、全員で来て1人1つ持って行った方が良いでしょう。
私ゃぼっち旅なので3つぶら下げましたけど。
しかも一緒に買った日本酒やお菓子などのお土産も一緒に。結構辛かったです。
消費期限は、昼の12時受け取りで、当日の18時まででした。約6時間の命。(受け取る時間帯によって多少違うかもしれません)
北陸新幹線なら、恐らく東京駅まで1時間圏内くらいまでであれば、持ち帰って家で食べられそうです。車の場合は、高速使って……ギリギリでしょうか。
私はそのギリギリの方だったので、エアコンの風を当てながら休憩時間を減らして頑張って持ち帰りました。
でもねー、やっぱ目の前に弁当があって、時間がお昼じゃあ、やっぱ食べたいじゃないですか。
ということで高速のPAで1つ開けてみることにしました。
サイズですが、後で計ったら、縦15.4cm × 横22.0cm × 高さ12.0cm という大きさでした。
もし新幹線で食べるとしたら、あのテーブルは大体 40cm × 24cm らしいので一応余裕で乗ることは乗ります。ただ、これ2段重なので、下段まで全部展開すると飲み物を置く場所が無いかも知れません。幸い下段は2つに分かれているので、片方ずつ展開すれば大丈夫そうですが。
ちなみに箱の材質は木じゃないです。工作用のウレタン樹脂に木目を印刷した紙が貼ってありました。でも全然安っぽくはないです。しっかりできています。中身の量や弁当自体の重さを考えると、木製の折箱よりは良いかも知れません。
上段、みっしり感が凄いです。良く全部入ったなという感じです。お前が詰めろとか言われたら同じように全部詰められる自信ありません。
上段の品数は20種類までは数えましたが、重なっていたりするので数えづらくて。数えるたびに数が変わるので(笑)、正確な数は分からないままでした。
この上段、日によって全然中身が違うようで、そもそもお品書きがありません。予算内でその日に入れられる食材が入る、という感じなんでしょうか。有名な駅弁なのでネットにも購入例がちらほら上がっていますが、全く同じ内容のものはありませんでした。
そうそう、この日は、なんとアワビが入っていました!大当たり!7~8cmくらいの小さなアワビ(恐らく蒸し物)ではありましたが、アワビ1つが肝も殻も添えて丸ごと入った駅弁とか初めて見ました。
……あ、ちょっと補足。
ネット上では、このお弁当にあわびが入っていたという例を他に見ないので、普段はアワビは入らないんだと思います。コロナ禍で色々と食材が安くなっていた、今だけの特典だったんじゃないでしょうか。
#わーい、らっきー!(笑)
下段の寿司飯は、それだけで小ぶりの駅弁くらいの量があります。女性の昼食なら、これでも多いと感じるかも知れません。
もう片方は汁気の多いもの専用部屋みたいで、金沢名物の治部煮と、なんと果物が入ってました。この日はぶどう、梨、キウイと、秋らしいメニューでした。
しかし水菓子まで入っていて、もう駅弁って感じじゃないですね。
料亭の会席料理を折に詰めて持ち帰ってきた、まさにそんな感じがします。
しかも予約制ですから、自分のために作ってくれた料理なんだな、という実感がわいてきて嬉しくなります。
で、いよいよ、肝心のお味の話ですが。
単純に言うと、うまいです。
中身の半分は魚介類なので、そっち系が苦手な人には向かないと思いますが、一般的な和食が好きな人なら楽しめるでしょう。
おススメは、なんといっても下段の治部煮!駅弁に入れても大丈夫なように煮汁の餡をかためにしてあるので、食べやすいし、具材に味がしっかり絡んで大変おいしかったです。
あと飲み物は用意すべき。生臭さは余りないのですが、やはり魚介類なので口の中を適時リセットするためにも日本酒か日本茶が欲しいところです。冷でもいいですが、もしかすると、割と温かい方が合うかも知れません。(理由は後述)
量の方ですが、見た目のとおり、かなりの量です。
自分の感覚的としては、すき家の特盛とメガ牛丼の間くらいのボリュームかと。小食の人だと食べきれないかも知れません。残して持ち帰る場合は、この駅弁の大きさがネックになるので、その辺りにも注意が必要かもしれません。
で。まぁここまではいい話。
うまいうまいとガツガツ食い進めていくうちに、「ん?」と思うことが出てきました。
全体的に薄味なんです。素材の味を消さない味付けなんだと思いますが、そのせいか、味にメリハリが無いんです。あわびも、エビも、ホタテも、甘鯛も、なんだか同じ味に感じてしまう。
あともう1つ、「んん?」と思うことが。
寿司飯も薄味なので、どうやら乾きやすいようです。前に食べた「元気甲斐」の栗おこわがかなり甘く味付けしてあったのは、乾燥対策でもあったのかも知れません。
うーん、こんなはずでは……と思いつつ、1つを食べ終わって、後は家に持ち帰りました。
で、その日の夜、改めて残りを自宅で食べたのですが、この際に温めても大丈夫そうなものは、電子レンジで少し温めてみました。数十秒くらい、ぬる燗くらいに温めてみました。
……もう一口で分かりましたよ。
うまいです。めちゃくちゃうまいんです。はっきり味がする。それぞれ味が違う。しかも凄くうまい。これが加賀野立弁当の本気の片鱗かと、感動モノでした。
まぁ、早い話が、冷めていると素材の味を感じづらいんですよ。温めることで香りが立つので、ようやく素材のポテンシャルが引き出せるようになってきた、そういうことです。素材の味を消さないための薄味が、駅弁としては裏目に出てしまった感じがあります。
あと、やっぱり飲み物があった方がいいです。1つ1つの味がより引き立ちます。
ということで、
もし、今まで「加賀野立弁当」を食べて「んーイマイチだなー」とか思っていた方がいたら、是非、温めて食べてみてください。
駅弁としては致命的な問題だと思わなくもないですが(苦笑)、それを上回って余りあるおいしさなので、温めてみてください。
新幹線の車内でどうやって温めればよいのか、という問題は今のところどうにもなりませんが、せめて飲み物が温かければ、少しは素材の香りが立つかも知れません。ということで、お茶ならホットで、日本酒ならぬる燗あたりをおススメしておきます。
個人的には、機会があったら是非とももう1回食べてみたいです。
温めて食べる用に1つ、そして駅弁としてどうやって食べるのが一番おいしいのかの実験用に2つ。またいつか、3つ買って、色々食べ比べたいです。
ごちそうさまでした。
大友楼さんの、予約を受けて頂いた方、作って頂いた方、店頭で対応して頂いた方、ありがとうございました。
金沢駅あんと百番街の大友楼さんのお店で受け取ってきました!
ここで初めて思い知ったのですが、想像以上にでかい!しかも割と重い!(笑)しかも1つ1つ手提げの紙袋に入れてあるので、まとめて買うと結構かさばります。
重量といいサイズといい、複数人で買った場合は、代表者1名じゃなくて、全員で来て1人1つ持って行った方が良いでしょう。
私ゃぼっち旅なので3つぶら下げましたけど。
しかも一緒に買った日本酒やお菓子などのお土産も一緒に。結構辛かったです。
消費期限は、昼の12時受け取りで、当日の18時まででした。約6時間の命。(受け取る時間帯によって多少違うかもしれません)
北陸新幹線なら、恐らく東京駅まで1時間圏内くらいまでであれば、持ち帰って家で食べられそうです。車の場合は、高速使って……ギリギリでしょうか。
私はそのギリギリの方だったので、エアコンの風を当てながら休憩時間を減らして頑張って持ち帰りました。
でもねー、やっぱ目の前に弁当があって、時間がお昼じゃあ、やっぱ食べたいじゃないですか。
ということで高速のPAで1つ開けてみることにしました。
1つ1つ包まれております。そしてでかい。
サイズですが、後で計ったら、縦15.4cm × 横22.0cm × 高さ12.0cm という大きさでした。
もし新幹線で食べるとしたら、あのテーブルは大体 40cm × 24cm らしいので一応余裕で乗ることは乗ります。ただ、これ2段重なので、下段まで全部展開すると飲み物を置く場所が無いかも知れません。幸い下段は2つに分かれているので、片方ずつ展開すれば大丈夫そうですが。
包みを開くとこんな感じ。下段は引き出し式で2つにセパレート。
ちなみに箱の材質は木じゃないです。工作用のウレタン樹脂に木目を印刷した紙が貼ってありました。でも全然安っぽくはないです。しっかりできています。中身の量や弁当自体の重さを考えると、木製の折箱よりは良いかも知れません。
上段おーぷん!なんか凄い密度。
上段、みっしり感が凄いです。良く全部入ったなという感じです。お前が詰めろとか言われたら同じように全部詰められる自信ありません。
上段の品数は20種類までは数えましたが、重なっていたりするので数えづらくて。数えるたびに数が変わるので(笑)、正確な数は分からないままでした。
この上段、日によって全然中身が違うようで、そもそもお品書きがありません。予算内でその日に入れられる食材が入る、という感じなんでしょうか。有名な駅弁なのでネットにも購入例がちらほら上がっていますが、全く同じ内容のものはありませんでした。
そうそう、この日は、なんとアワビが入っていました!大当たり!7~8cmくらいの小さなアワビ(恐らく蒸し物)ではありましたが、アワビ1つが肝も殻も添えて丸ごと入った駅弁とか初めて見ました。
……あ、ちょっと補足。
ネット上では、このお弁当にあわびが入っていたという例を他に見ないので、普段はアワビは入らないんだと思います。コロナ禍で色々と食材が安くなっていた、今だけの特典だったんじゃないでしょうか。
#わーい、らっきー!(笑)
下段。引き出し式です。全部引き出して手で持って食べることも可能。
下段のお寿司。味は割と薄め。おススメはしば漬け巻き。何故か地味にうまい。
下段もう1つは治部煮と水菓子。この治部煮がうまいんだ!
下段の寿司飯は、それだけで小ぶりの駅弁くらいの量があります。女性の昼食なら、これでも多いと感じるかも知れません。
もう片方は汁気の多いもの専用部屋みたいで、金沢名物の治部煮と、なんと果物が入ってました。この日はぶどう、梨、キウイと、秋らしいメニューでした。
しかし水菓子まで入っていて、もう駅弁って感じじゃないですね。
料亭の会席料理を折に詰めて持ち帰ってきた、まさにそんな感じがします。
しかも予約制ですから、自分のために作ってくれた料理なんだな、という実感がわいてきて嬉しくなります。
で、いよいよ、肝心のお味の話ですが。
単純に言うと、うまいです。
中身の半分は魚介類なので、そっち系が苦手な人には向かないと思いますが、一般的な和食が好きな人なら楽しめるでしょう。
おススメは、なんといっても下段の治部煮!駅弁に入れても大丈夫なように煮汁の餡をかためにしてあるので、食べやすいし、具材に味がしっかり絡んで大変おいしかったです。
あと飲み物は用意すべき。生臭さは余りないのですが、やはり魚介類なので口の中を適時リセットするためにも日本酒か日本茶が欲しいところです。冷でもいいですが、もしかすると、割と温かい方が合うかも知れません。(理由は後述)
量の方ですが、見た目のとおり、かなりの量です。
自分の感覚的としては、すき家の特盛とメガ牛丼の間くらいのボリュームかと。小食の人だと食べきれないかも知れません。残して持ち帰る場合は、この駅弁の大きさがネックになるので、その辺りにも注意が必要かもしれません。
で。まぁここまではいい話。
うまいうまいとガツガツ食い進めていくうちに、「ん?」と思うことが出てきました。
「どれを食っても、同じ味がする。」
全体的に薄味なんです。素材の味を消さない味付けなんだと思いますが、そのせいか、味にメリハリが無いんです。あわびも、エビも、ホタテも、甘鯛も、なんだか同じ味に感じてしまう。
あともう1つ、「んん?」と思うことが。
「ご飯、少しポロポロじゃね?」
寿司飯も薄味なので、どうやら乾きやすいようです。前に食べた「元気甲斐」の栗おこわがかなり甘く味付けしてあったのは、乾燥対策でもあったのかも知れません。
うーん、こんなはずでは……と思いつつ、1つを食べ終わって、後は家に持ち帰りました。
で、その日の夜、改めて残りを自宅で食べたのですが、この際に温めても大丈夫そうなものは、電子レンジで少し温めてみました。数十秒くらい、ぬる燗くらいに温めてみました。
……もう一口で分かりましたよ。
「なんだこりゃ!全然違う!」
うまいです。めちゃくちゃうまいんです。はっきり味がする。それぞれ味が違う。しかも凄くうまい。これが加賀野立弁当の本気の片鱗かと、感動モノでした。
まぁ、早い話が、冷めていると素材の味を感じづらいんですよ。温めることで香りが立つので、ようやく素材のポテンシャルが引き出せるようになってきた、そういうことです。素材の味を消さないための薄味が、駅弁としては裏目に出てしまった感じがあります。
あと、やっぱり飲み物があった方がいいです。1つ1つの味がより引き立ちます。
ということで、
もし、今まで「加賀野立弁当」を食べて「んーイマイチだなー」とか思っていた方がいたら、是非、温めて食べてみてください。
駅弁としては致命的な問題だと思わなくもないですが(苦笑)、それを上回って余りあるおいしさなので、温めてみてください。
新幹線の車内でどうやって温めればよいのか、という問題は今のところどうにもなりませんが、せめて飲み物が温かければ、少しは素材の香りが立つかも知れません。ということで、お茶ならホットで、日本酒ならぬる燗あたりをおススメしておきます。
個人的には、機会があったら是非とももう1回食べてみたいです。
温めて食べる用に1つ、そして駅弁としてどうやって食べるのが一番おいしいのかの実験用に2つ。またいつか、3つ買って、色々食べ比べたいです。
ごちそうさまでした。
大友楼さんの、予約を受けて頂いた方、作って頂いた方、店頭で対応して頂いた方、ありがとうございました。
他にも注文された方がいたので二人分で済みましたが、、、何と11:50大阪駅発のはずが
地震の関係で出発が17:50なんと4時間遅れですが、しっかり金沢駅に持ってきてくださいました。また、日本酒は一緒にお願いしておきましたので助かりました。
でもトワイも無くなり、あの弁当に見合う列車が無くなっていますので、もう頼むことも無いかと思います。今日、電話で大友楼の方と話しましたがもう、容器が少なくなっているとのこと。終売も近いかもしれません。
函館打ち切りが残念でしたが面白かったです。