「バビロンに情報を吸われる」窪塚洋介のトンデモ「ポケモンGO」批判が失笑の嵐(アサジョの記事より)
いわゆる「陰謀論」という政治思想のジャンルがあります。
世界はフリーメーソンが動かしているとかそういうやつです。
中でも、一部の特権階級が世界を支配しようとしている、というものが特に有名です。
彼らが世界統一政府を作って、国家を解体し、人々にマイクロチップを埋めて、人口から何からコントロールしようとしているというものです。
真偽のほどはおいておいて、自分がこの「特権階級」の人だったら、こういう風に計画します。
まずは、人々に自由の大切さとその良さを徹底的に教え込みます。
どんどん生活を便利にして、衣・食・住なんでも各人が自由に選べるようにしていきます。
例えば、スマホも一人一台、音楽・映画・ゲームなど、いつでもどこでも一人で楽しめるようにします。
すると、どういうことが起きるでしょうか。
電車の中を見ればわかる通り、みな一人ひとり自分の世界に没頭して、周りを気にしなくなります。
それに、学者先生たちなどインテリ層にも一役買ってもらいます。
「今は個人の自由が一番の新しい時代だ。家族や仲間、国籍に依存する奴は自分で考えられないバカだ」
このメッセージは知的だと思われたい彼らの自尊心をくすぐります。
率先して大衆をあの手この手で信じ込ませるでしょう。
ここまでくれば、世界征服はすぐそこです。
個人はバラバラになり集団で歯向かうようなことはなくなります。
自由の味を知った大衆は、もう自分を犠牲にしてまで、巨大な権力に対抗しようとは思いません。
他のみんなの不利益が、自分の不利益につながっていると分かっていても、です。
(これを論理的に説明した例が「囚人のジレンマ」です)
もしかしたらその頃には「マイクロチップを埋めて人類を管理する」と言われても人々はこう思うかもしれません。
「その人がどういう人かとか、行きたい場所が混んでるかとか一瞬でわかるし便利かもなー、へへへ」
なので、上記事の方の心配も、5パーセントくらいはわかります。
ただ、その意見をツィッターに書いているのは、ちょっと矛盾している気もしますけど。
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