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平良牧師、逮捕

2006-09-26 10:04:35 | Weblog
 25日午前、米軍普天間飛行場移設反対の指導者の一人である平良夏芽(たいら・なつめ)牧師(44)が、沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ第1ゲート前で、警官隊に逮捕された。

 平良牧師は「行動派牧師」として知られ、対イラク戦争では現地に飛んだことでも有名だが、辺野古沖合いに飛行場を移設する計画が持ち上がってからは、反対運動の先頭に立ち、身を挺して闘ってきた。

 この日も、飛行場移設に先立つ文化財調査のため、市教委職員が基地に入ろうとした際、それを阻止しようとする市民団体と警官隊とがもみ合いになったが、平良牧師は市教委の車の進行を妨害しようと車の下に身体を潜り込ませ、「公務執行妨害」容疑で逮捕されたとのことだ。

 辺野古に米軍飛行場を作れば「ジュゴンの海」を破壊するだけではない。沖縄がいつまでも「基地の島」であり続け、非常時には矢面に立たされることを意味する。また、独立した経済基盤をいつまでも作ることができないことを意味する。基地移転の話は、沖縄の問題に限らないことをわれわれ「ヤマトンチュウ」も認識して関心を持ち続ける必要がある。さらに、米海兵隊の移転先にも関心を払わねばならない。移転先のグアムも沖縄と似た環境に置かれ、島の意見が受け入れ賛成と反対とに真っ二つに割れている。