ここまできたからこそ沁みる歌

2010-11-08 15:18:45 | 折りに触れ思うこと
惜春会

兎にも角にも 健やかで
また逢えたこと 悦ぼう
年に一度の 惜春会
特に話題は 無かろうと

友の訃報が また一つ
風に飛ぶ花 散る桜
残る桜も 散る桜
ふと良寛を 浮かべたり

かつてそれぞれ ライバルと
やや意識して 競い合い
今や和みの 惜春会
その場に「ちゃん」づけの 名が似合う

老い衰えに もうと言い
残る命に まだと言い
互いの過去を 種にして
或いは茶化し また讃え

幸い明日も ありそうな
また一年(ひととせ)よ 無事であれ
花を見送る 惜春会
友にさらなる 実りあれ

蝸牛 登らば登れ 富士の山
悠々と 祭り創りの 日々であれ 日々であれ

蝸牛 登らば登れ 富士の山
悠々と 祭り創りの 日々であれ 日々であれ

蝸牛 登らば登れ 富士の山
悠々と 祭り創りの 日々であれ 日々であれ    
 
                       作詞 小椋佳




無我夢中で突っ走って来た人もいるだろう
何も考えずひたすら歩き続けた人もいるだろう
立ち止まって振り返ってみると
その長い道のりが分かる
思えば遠くへ来たものだと
つくづくと感じるものだ
自分は突っ走ってきたか歩き続けてきたか
分からない
考えても分からない
何となく生きてきた
それだけ
もう充分に生きてきた
それだけ 




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4 コメント

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こんな良い歌ってあったんですね~ (ぷるん)
2010-11-08 21:11:46
実感としてとっても感動!させられました。

10年前頃からだったかな?毎年1回、恒例として兄姉が集まって顔合わせ会をしている。今年は10月30日温泉で実施した。夫婦揃って居る者、連れ添いがすでに亡くなって居ない者、居るものの外出の出来ない者、又、具合い悪くなって今回来れなく成った者等がある中、9人が集合した。
何も話す事って、ないけれど、、、
飛び出す話は?と、言えばめいめいの若い頃(独身の頃)の想い出話が多い。そんな苦労が?等と聞かされて下の方でぬくぬくと育った子供時代の私には、今更悪い気にさえ思えた。でも、後々は一番苦労したのはお前だ!良く頑張ってきたな!偉い!と酔いも手伝って、おだてられ?た私はそうかな~と思っただけ、、。
突っ走ってきた訳でもない、頑張ろう!なんて思った事がない?只、なるようになってきた今迄の長い道のりに過ぎなかっただけだと思う。
兄姉も皆んな超高齢者、高齢者、自分も含めてそれぞれ口には出さなかったが?来年はどうなるんだろう?心では思っていた。何事なく、又、元気で再会出来るんだろうか?来年は来年の事、なるようになるさ~~

あまりも素晴しい歌に、ほんの少しだけ振り返りセンチになった私でした~。有り難う御座居ました{kaeru_alone/}
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生きなおしたいですね ( asagao007)
2010-11-09 02:43:23
ぷるん様

目覚めて、思うところがあって眠れません。
薬飲みました、じきに「ま、いいか」と心安定して再入眠します。

良い歌詞でしょう?小椋佳は詩人ですよね。
人世、人の数だけ生き様が有りますから、他と比べることは出来ないし、比べてもしようがないけれど、ここまで来るとやり直したいですね。 今度は上手く生きるぞ!と自信があります、二度目ですからね(^^)
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Unknown (源氏蛍)
2010-11-09 09:52:39

そうです
長く生きてきました 

長生きすりゃいいってもんじゃない

自分の老いをどうしていくのか
ちゃんとしておきたいです
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良いことありますか? ( asagao007)
2010-11-11 10:22:27
源氏蛍様

不具合がいっぱい出てくる体も心も、鬱陶しくなります。 そんな自分ですが自分で大事にしないと誰が大事にしてくれるでしょう? そう思うと愛おしくなります・・・と言うより、可哀想と言った方が正解でしょうか。

歳をとって良い事って私の場合、何にもありません。 ほんと来世はちゃんと生きたいと思います。
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