都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

慶応大学南校舎

2013-03-30 | 港区   
慶応大学南校舎
所在地:港区三田2-15   Google Map
竣工年:2011(平成23)
構造 :RC・SRC・S
階数 :7F・B1F・R1F
備考 :慶應義塾大学 南校舎|日建設計
Photo 2013.1.18

 新校舎ができてからもう一年になるそうだ。中央部を階段でくぐり抜けてキャンパス中庭に至る構造は、昔と同様で変わっていない。

 階段上部の空きが大きくなったので、中庭と正門の間のつながり感は前よりある。ただ、トンネル状になって違う空間にたどりつく感じや中庭側の囲まれ感は、前よりわずかに薄くなったかもしれない。

Photo 2013.1.18

 あたりまえだが、今の校舎は真新しくてきれいだ。

Photo 2013.1.18

 大きな階段はキャンパスへの入口を意識させるものになっている。

 下写真は昔の校舎の様子。

建て替え前の旧南校舎
建設年:1959(昭和34)
構造・階数:RC、5F・B1F
解体年:2009(平成21)
備考 :都市徘徊blog | 慶応大学 三田キャンパス 南校舎
Photo 2005.10.02

 新校舎と旧校舎を改めて較べてみると、新校舎の上部は昔同様に左右が繋がっている。ただ、ここを昔のように横に繋がったデザインにすると、高さが高いぶん上部が重い感じになると考えたのか、二つのビルがガラスと金属質のもので繋がっているように見える外観にしている。また、両側は旧校舎のグリッド状のデザインを多少踏襲していて、新しい、いまどきなテイストを持ち込みながら、昔の雰囲気の継承にも配慮したように見える。

 建物の体積(容積)を増やしたかったのだろうから、階数が増えて大きな建物になるのは致し方ないのだが、プロポーション的には、平べったく横長な昔の校舎の方が、今のやや壁のように聳える校舎に比べると格好よく思われる。

#失われた建物 港区  #新しい建物 港区  #大学 
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