都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

桜門ビル

2019-10-30 | 千代田区 
桜門ビル
所在地:千代田区三崎町 2-2
建設年:昭和初期
構造・階数:RC・4F
解体年:2002(平成14)
Photo 2002.4.13

 日本大学の同窓会館だった建物。道の向かい側の日本大学本部(図書館)と共にタイル張りの近代建築の街並みを創っていた。東側に玄関と階段室があり、高くはないが塔屋状になっていた。

 片側に塔屋を寄せた姿も格好がよかったが、もしかすると東側へシンメトリーに増築されることも想定していたのではないかと思わせるところもある姿をしていた。

 訪問時は人影もなくひっそりしていた。既に解体されることは決まっていたのだろう。同年中に解体され、翌年末には新しい建物ができたそうだ。

 コーナーは丸く、窓台と庇の水平のラインが強調されている。日大本部と同時期の建物だが、こちらの方がやや新しい時代の雰囲気を感じさせるデザインだった。

 2〜4Fはスクラッチタイル張り。

 西側の通用出入口はアーチ型で、ここだけはやや大振りなデザインになっている。

廃景録桜門ビル
桜門ビル/三崎町2丁目 - ぼくの近代建築コレクション

Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 千代田区  #大学  #近代建築 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする