都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

東京タワーから 2 日比谷方面

2010-02-05 | 港区   

東京新旧写真比較(1991/2009) No.42 東京タワー大展望台から

東京タワー大展望台から新橋・日比谷方面
所在地:港区芝公園
Photo 1991.6.15(マウスオフ)
Photo 2009.4.12(マウスオン)

・1991年の写真について
 手前は新橋、西新橋のビル群。内幸町界隈や大手町には既に高層ビルが建っているが、その他はまだあまり高層化していない。高層ビルといっても100〜140m程度で、東京タワーの大展望台(高さ150m)から見ると、まだ水平より下方向の俯瞰景がほとんどになる。
 中央の赤みが掛かった建物は日比谷セントラルビル、その左は日比谷国際ビル。更にその左下の半円型屋根が日本プレスセンタービル。
 手前中央から左上方向は愛宕通り〜祝田通り。左下端の丘は愛宕山、山上の建物はNHK放送博物館。
 上部左端は法務合同庁舎(東京高裁などが入居)、その右側も合同庁舎5号館(厚生省や国土庁(当時)などが入居)、その間に見える緑地は皇居内苑。
 中央上部の緑地は日比谷公園と皇居外苑、その奥にパレスホテルや大手町のビル群を望むことが出来る。
 右方の最も高い超高層ビルは第一勧業銀行(当時)、その右側が帝国ホテルのタワー棟、更にその右の鉄塔のあるビルは東京電力。

・2009年の写真について
 愛宕グリーンヒルズの二棟の超高層ビルが近くに建ったため、新橋・西新橋界隈はほとんど見えなくなってしまった。高さ150m以上の超高層ビルがいくつか建ったため、大展望台からだと見上げるような景色が広がる。この方角の眺望(見通し)はもうあまり楽しめなくなってしまったような気がする。
 右端は慈恵医大付属病院、その上方は第一ホテル東京。東京電力の鉄塔は台座部分は見えなくなったが、鉄塔部分はまだ見えている。その後方に霞んで見えるのは、パシフィックセンチュリープレイスと、グラントウキョウ サウスタワー。
 愛宕グリーンヒルズの二棟のビルの間になった日比谷シティの奥に見えるのは、丸ビルと新丸ビル。
 大手町にはJAビルや経団連ビルが最近姿を現した。中央合同庁舎5号館を隠したのは大同生命霞が関ビル。
 左端に少しだけ見えているのはパークコート虎ノ門愛宕タワー。東西に超高層ビルが建ったので、愛宕山は完全にビルの谷間になってしまった。

日比谷セントラルビル(106m、26F、1983完成)
日比谷国際ビル(127m、31F、1981完成)
法務合同庁舎(19F、1983完成)
中央合同庁舎5号館(111m、26F、1983完成)
みずほ銀行(旧第一勧業銀行:142m、32F、1980完成)
帝国ホテル・インペリアルタワー(129m、31F、1983完成)
東京電力本店(ビル102m・鉄塔込み200m、15F、1972完成)

愛宕グリーンヒルズ・MORIタワー(中央手前:186m、42F、2001完成)
愛宕グリーンヒルズ・フォレストタワー(中央左:157m、42F、2001完成)
東京慈恵会医科大学附属病院 中央棟(98m、21F、2000完成)
第一ホテル東京(107m、21F、1993完成)
パシフィックセンチュリープレイス(150m、32F、2001完成)
グラントウキョウ サウスタワー(205m、42F、2007完成)
丸の内ビルディング(丸ビル:179m、37F、2002完成)
新丸の内ビルディング(197m、38F、2007完成)
JAビル(180m、37F、2009完成)
日本経済新聞社 東京本社ビル(日経ビル:155m、31F、2009完成)
大同生命霞が関ビル(104m、20F、2003完成)
パークコート虎ノ門愛宕タワー(98m、30F、2008完成)

 この20年弱の間に、主なものだけでも10棟以上の超高層ビルがこの方向には建った。景色の変貌には全く驚かされる。

Cityscape of Tokyo
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コメント
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