立川シネマシティ監督コメンタリー付きリテイク版初上映。
オープニングのタンポポ二輪と、周辺にある小さな花の意味…。
淡々と語る監督。
「ほぉ~(そうだったのか)」と納得する観客。
ばけもん登場、橋の付近をウロウロしてるんです…と。
囚われの周作さん+すずさん。
ここらの絵=すずさんが幼少期に描いた絵は、こうのさんに
頼んで描いてもらった。
劇中のすみちゃん:「どうエライことになるんじゃろぅ?」。
そして、すずちゃんの手元を覗き込む。
片渕監督:「こうのさんはですねぇ…」
すずさん:「まあ、見とりんさい」
片渕監督:「あ、はい…」
すずさん {サラサラ…と鉛筆を走らせる)
片渕監督:「…見ます」
観客:(そこは劇中のすずさんに従っちゃうんだ…)と笑ってしまう。
~とは言え。
キャラメルの話では「周作さんの方が高価なもの」。
「すずさんのは個数が少ない。しかも開封して、たぶん
一個口に含んでいる」
※だからキャラメルの匂いを感じたのか…
河口や祖母宅の天井や照明の模様が登場すると、ますます
監督の口数が増す。
「座敷わらし」は喋らないから厳密には誰だか分からない。
コクバを集めるすずさん。燃料用だから枯れた松葉を拾う
筈だが、緑の松葉も拾ってしまってる。
きっと、すずさんだがら色を求めたのだろう…と。
のちに椿の着物をかぶって佇む時には工場が出来ている。
この場所も今はマンションが建って海は見えない。
こうのさんも地図など調べて苦労して描いたとか。
すずさんが描いた絵の中で佇むすずさん。絵画的。
原作で最も印象的な絵。
なお、北條親子が道を間違えたのは哲の腹いせ?…とも。
干している海苔の色は赤っぽく変えた。
いつもくれる人から、「焼き海苔じゃないんだから」と
指摘があったため。
※この辺は、流石のんちゃんに「(私と一緒で)生活する
能力がない」と言われるだけの事ありです。
決戦服=女性はモンペ。
北條姉妹は当時の流行だと捉えている。
水原が被る帽子の「海軍」という文字、これが面倒だった。
袖口の階級章も。海軍は下士官が上官の階級を直ぐ判断する
ために正面に付いていた…などなど、だんだんと凄みが増す
監督コメント。
汽車、その鎧戸、石炭バスなどが登場すると、さらに饒舌に。
特に呉の港は重要で、以降も何度となく話が出てきた。
そこに戦艦が止まっている事にどういう意味があるか。
※海戦で敗れて…
他国との戦争が始まり、気象台が山の上に出来てる。
同時代にすずさんの知らないところで何が起きていたか?
そういった事を非常に熱心に語ってくれました。
そして初夜の話。
「柿の木」「新なの傘」の由来は…こうのさんも調査したが
厳密には不明。
※そこから発展し、結局柿の木は「植えた」。
すずさんが初夜で着てた(桜色の)着物、「やらしい」。
着物の柄では苦労した。
こんなに着物を描いたアニメは無いのではないか。
当時、主婦の朝は早かった。
男性達の出勤が7時とか。8時は遅い方。
北条家は標高200米にあるから水は低い所の井戸まで汲みに
行かなければならない。
雨が降れば雲というか霧の中。そういう場所。
※確かに高層ビルでも200mから上は雨天時、雲に隠れる…
なお、住所の808番というのは実在しない。
こうのさんによると「ウソ八百」(笑)。
径子さんと北条家に(戻って)来た晴美ちゃん。
母親は大人の話、自分はあやとりしつつも飽いちゃう…。
こたつに顔を乗せるシーンで、監督は
「…晴美ちゃん、退屈そうですね」
私:(いや、そう描いたのはアナタですから!)笑
(続く)
オープニングのタンポポ二輪と、周辺にある小さな花の意味…。
淡々と語る監督。
「ほぉ~(そうだったのか)」と納得する観客。
ばけもん登場、橋の付近をウロウロしてるんです…と。
囚われの周作さん+すずさん。
ここらの絵=すずさんが幼少期に描いた絵は、こうのさんに
頼んで描いてもらった。
劇中のすみちゃん:「どうエライことになるんじゃろぅ?」。
そして、すずちゃんの手元を覗き込む。
片渕監督:「こうのさんはですねぇ…」
すずさん:「まあ、見とりんさい」
片渕監督:「あ、はい…」
すずさん {サラサラ…と鉛筆を走らせる)
片渕監督:「…見ます」
観客:(そこは劇中のすずさんに従っちゃうんだ…)と笑ってしまう。
~とは言え。
キャラメルの話では「周作さんの方が高価なもの」。
「すずさんのは個数が少ない。しかも開封して、たぶん
一個口に含んでいる」
※だからキャラメルの匂いを感じたのか…
河口や祖母宅の天井や照明の模様が登場すると、ますます
監督の口数が増す。
「座敷わらし」は喋らないから厳密には誰だか分からない。
コクバを集めるすずさん。燃料用だから枯れた松葉を拾う
筈だが、緑の松葉も拾ってしまってる。
きっと、すずさんだがら色を求めたのだろう…と。
のちに椿の着物をかぶって佇む時には工場が出来ている。
この場所も今はマンションが建って海は見えない。
こうのさんも地図など調べて苦労して描いたとか。
すずさんが描いた絵の中で佇むすずさん。絵画的。
原作で最も印象的な絵。
なお、北條親子が道を間違えたのは哲の腹いせ?…とも。
干している海苔の色は赤っぽく変えた。
いつもくれる人から、「焼き海苔じゃないんだから」と
指摘があったため。
※この辺は、流石のんちゃんに「(私と一緒で)生活する
能力がない」と言われるだけの事ありです。
決戦服=女性はモンペ。
北條姉妹は当時の流行だと捉えている。
水原が被る帽子の「海軍」という文字、これが面倒だった。
袖口の階級章も。海軍は下士官が上官の階級を直ぐ判断する
ために正面に付いていた…などなど、だんだんと凄みが増す
監督コメント。
汽車、その鎧戸、石炭バスなどが登場すると、さらに饒舌に。
特に呉の港は重要で、以降も何度となく話が出てきた。
そこに戦艦が止まっている事にどういう意味があるか。
※海戦で敗れて…
他国との戦争が始まり、気象台が山の上に出来てる。
同時代にすずさんの知らないところで何が起きていたか?
そういった事を非常に熱心に語ってくれました。
そして初夜の話。
「柿の木」「新なの傘」の由来は…こうのさんも調査したが
厳密には不明。
※そこから発展し、結局柿の木は「植えた」。
すずさんが初夜で着てた(桜色の)着物、「やらしい」。
着物の柄では苦労した。
こんなに着物を描いたアニメは無いのではないか。
当時、主婦の朝は早かった。
男性達の出勤が7時とか。8時は遅い方。
北条家は標高200米にあるから水は低い所の井戸まで汲みに
行かなければならない。
雨が降れば雲というか霧の中。そういう場所。
※確かに高層ビルでも200mから上は雨天時、雲に隠れる…
なお、住所の808番というのは実在しない。
こうのさんによると「ウソ八百」(笑)。
径子さんと北条家に(戻って)来た晴美ちゃん。
母親は大人の話、自分はあやとりしつつも飽いちゃう…。
こたつに顔を乗せるシーンで、監督は
「…晴美ちゃん、退屈そうですね」
私:(いや、そう描いたのはアナタですから!)笑
(続く)