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石田、高山とも計量パス いよいよ大勝負へ

2013年03月31日 | ボクシング
プロボクシングWBA世界ミドル級タイトルマッチの前日計量が29日にモナコ・モンテカルロで行われ、
王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)は72,3kg、挑戦者の同級15位・石田順裕(グリーンツダ)は71,9kgで両者一発パスした。

元WBA世界スーパーウエルター級暫定王者の石田は、年齢こそ37才歳7ヶ月だが、キャリアのなかで一方的にダメージ受けた試合は無かった記憶あり。
そのため、体は傷んでおらずポール・ウィリアムス(米)のような長身テクニシャンとも渡り合えた。(採点はワンサイドだったが)
初回、石田がウィリアムスと普通~にボクシングし合って、ジャブ・ワンツーの直撃を避けてたシーンには感動さえ覚えたもんです。
石田はアッパーも打てるから、中盤まで持ちこたえたら、少しディフェンスがルーズになるゴロフキンを脅かすことも可能かも。
前に出てくるゴロフキンは、石田からすると地力を発揮できるタイプ・・・と思う。

しかし、ゴロフキンは25戦全勝(22KO)でアマでも輝かしい実績を誇る難敵。

ファイターではあるが、しっかりジャブを突いて、派手では無いが堅実なフットワークで相手を追い詰める。
なんといっても、石田やキレイジー・キムと戦ったハビエル・ママニ(亜)を初回KOしてるし。
その試合ではママニのジャブに右を合わせてダメージを与えてたし。

相手をロープに詰めての左レバーも強烈だし、そこから顎を突き上げる左アッパーへの繋ぎも見事。
短い距離で肘を折りたたんで捩じ込む左フック・右フックも有効。

ちょっとフリオ・セサール・チャベス(シニアの方)を思い出す。
あと、コンスタンチン・チューにも似ているような。(あれほど独特じゃないが)

石田からするとハイリスクでもある。あの石田が序盤で倒される可能性だってある。
とにかく動いてジャブ突き、被弾を避け、ゴロフキンのKOが多い序盤を凌ぎ、中盤に望みを繋いで欲しい。

ウィリアムス戦、WBOミドル挑戦試合のドミトリー・ピログ戦と連敗中の石田であるが
ここは快挙に期待したい。


そして
IBFミニマム級王座に挑戦する高山勝成も前日計量にパス。

メキシコのシナロア州グアサベで行われた計量では、王者のマリオ・ロドリゲス(メキシコ)、挑戦者で同級6位の高山勝成(フリー)ともリミットの47,6kgで一発パス。

ロドリゲスは昨年9月にヌコシナチ・ジョイ(南アフリカ)を7回KOで破って王座を獲得し、今回が初防衛戦。
南アでジョイに挑んで勝てなかった高山からすると厳しい挑戦だが、これまた相性的には「力が出し切れそう」な気がする。

やはり、倒される可能性もあるが、悔いなく戦った結果でのアップセットも期待できる・・・というか。

こちらも海外に出向き、王者に挑む姿勢は天晴れ。
快挙に期待したいトコロです。


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