あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

ボビー・キーズ、死去

2014年12月14日 | 洋楽
12月2日、ボビー・キーズが亡くなった。
ザ・ローリング・ストーンズのサックス奏者として知られたボビー。

ストーンズからすると、ニッキー・ホプキンス(p)、イアン・
スチュアート(p)に続くサイドマンの死去にあたる。

死因は肝硬変だったとのこと。
最期は米テネシー州の自宅で迎えたと伝えられている。70歳。

10代半ばで演奏家のキャリアを積み出したボビー。
ストーンズとは1964年に出会い、レコーディングやツアーで一緒に
プレイするようになる。

中でもヒット曲「Brown Sugar」のエンディング近くのサックスソロや
アルバム『Exile On Main Street』の演奏は有名。
メンバーとはプライベートでも仲が良く、実質的な準メンバーとも
言える存在だった。

ザ・ローリング・ストーンズは声明で
「とても大切な友人でサクソフォーン奏者のレジェンド、ボビー・キーズを
 失い、打ちのめされている」とコメント。

さらに「ボビーは60年代からバンドにユニークな音楽的貢献を
してくれた。とても寂しくなる」と追悼の言葉を寄せた。



キーズは、2013年ストーンズのツアーでプレイしたが、同年10月の
ニュージーランド~オーストラリア・ツアーは体調不良のため
参加していなかったそうな。

知らなかったよ。ショックだよ。

でも、ストーンズのドーム公演でキーズの勇姿は拝めたから
それが私にとっては救いになってるよ。
※そりゃもっとサックスソロを弾くボビーを見たかったが・・・

東京ドーム公演。
メンバー紹介で拍手しながら「ボビー!」と声を張り上げたよ。
ドームのスタンドや3階席にもそんなファンが大勢いて、
メンバー並みの声援を受けたボビーは嬉しそうだったよ。
キースたちも「お、人気あるじゃんボビー」とばかりに笑顔だったよ。

我々日本人ファンは、ボビーがどれだけストーンズ全盛期の
アルバムに貢献しているか知っていたのだ。
誇らしい思い出だ。

最も記憶に残るのは「Can't You Hear Me Knocking」だなぁ。
スティッキー・フィンガーズに収録された同曲は、後半まるで
ジャズ・セッションのような展開になるのだが、
そこでボビーが奏でるサックスソロは最高で、エンディングを
盛り上げる強烈な導火線となっている。

この曲を生で、しかもボビーの演奏で聴けたのは嬉しかったし
とてもハッピーだった。

ありがとう、ボビー。
ボビー・キーズよ、安らかに。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿