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レコード・コレクターズ2016年11月号を購入

2016年10月17日 | 邦楽
2016年11月1日発行 定価823円(税込)
A5判248ページの1冊で御座います。



特集は「デッカ時代のローリング・ストーンズ」
正直、年代別のストーンズ特集はこれまでも組まれてるし、
その度に買っているからなぁ…と思ったが

何と言っても今月号には、
難波弘之さんのインタヴュー(プロになる前後の貴重な
エピソードから、鍵盤生活40周年を記念したライヴと新作
『一生鍵命』までを語ったもの)や、金属恵比須の鍵盤
担当の宮嶋健一さんが登場する「コレクター紳士録」が
載っているから。買わないわけにはいきませんでしたよ。



小特集も注目項が目白押しで

「ジミ・ヘンドリクス~バンド・オブ・ジプシーズ」
デビュー公演の“完全盤”初登場に際し、メンバーのビリー・
コックスに行われた電話インタビュー。
※両者とも幼少時クラシックを聴いてたってのが意外だった。

「マーク・ボラン~ティラノサウルス・レックス」
これまた新たな音源発掘に際して赤岩和美さんが、重層的な
音楽性を明らかにしていく。
まぁ、普通にアルバムを順次聴いていっても「フォーキー」
だったりブルース臭が漂ってたりで一筋縄でいかない事は
理解できたもんです。

「イアン・ハンター」インタヴュー
盟友ボウイに捧げた曲も含む新作を発表した元モット・ザ・
フープルのフロントマンに保科好宏さんが色々と尋ねて
いらっしゃる。
ソロになっての方が長いハンターだが、やはり組んできた
ギタリストやボウイーとの思い出が印象深い。

ジミー・サクライ(レッド・ツェッパゲイン)インタヴュー
ジミー・ペイジからお墨付き貰ったギタリスト。
海外の老舗ZEPトリビュート・バンドに向かい入れられた
サクライさんのZEP愛、ペイジ愛。
中身から成り切ること。それは松尾貴史さんのモノマネに近い。



「コレクター紳士録」は盤の収集家を特集していた印象が
あるが、ついに楽器にまで範囲が広がってたのか。

そして「レコード・コレクターズ」に金属恵比須のキャッチ
・フレーズ「プログレというジャンルにとらわれた幅狭い
音楽を奏でるバンド」を標榜する…との表現が掲載される
なんて…。感激です。
※そして先日高円寺Highで行われた公演の写真と紹介文も…



インタビューは楽器収集に至った経緯から愛着、そして現在
必ずしも「鳴らしまくるのではなく、どう押さえるか」を
追求する境地まで達した事が伺える。

そもそも「難波弘之インタビュー」が濃い。
音楽家であった御両親の話から音楽界に出入りする経緯、
金子マリさんのバンドに加入する話…。

なんといっても最新コンサートでスターレス高嶋がクリムゾン
曲を連発し「キャットフード」を「ネコメシ」として日本語
歌詞を付けて歌ったなんて凄いエピソードもあった。
※声優・小林ゆう嬢の「豚のご飯」を思い出しますわ…



「ブリティッシュ・ロックの肖像」はクリムゾンでバイオリンを
弾いたデヴィッド・クロスへのインタビュー。

「洋楽マン列伝」は、洋楽しか掛けないと言われたラジオの
DJ藤田要氏。

やっぱり盛りだくさんの内容で御座います。
まだまだ読み込まないと理解が追いつかない。

そんなレコード・コレクターズ2016年11月号。
出勤帰宅の友として暫くバッグに入れとく事になりそうです。


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