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漫画家の小山田いく氏、亡くなる

2016年03月28日 | 漫画
「すくらっぷ・ブック」などの作品で知られる漫画家の小山田いく氏が
亡くなっていた。

実弟にあたる漫画家の田上喜久(たがみよしひさ)氏がTwitterで公表、
死を悼んでいる。

享年59。
ちば拓さんが亡くなったばかりだというのに、50才代の漫画家さんの
逝去が続き、気が滅入ってしまいますよ・・・。


出身地・長野県小諸市を舞台にした「すくらっぷ・ブック」が代表作の
小山田先生。



ほのぼのした絵で、ちょっと甘酸っぱいエピソードが語られる漫画は
当時の人気作だった。

読んでて少し気恥ずかしくなる漫画、でも露骨に貶す事も出来ない。
そんな漫画だった。

みんな感じた事があるが、思い起こすと照れくさい・・・そんな
エピソードの数々。描けそうで描けけない。

大抵、作家自身が気恥ずかしく身悶えてネームが進まない筈だ。
そういう漫画を堂々と描き続けた小山田先生は、ある意味で
大きな人だったんだろうと感じる。

晩年は「横溝作品のコミカライズ」もなさっていたという。
意外とも思えるが、絵柄も弟さんの「たがみよしひさ」先生に
近付いていた気もする。
※「軽井沢シンドローム」で知られる弟先生。きっと幼い頃から
 絵を見せ合って描いてただろうから、お互い無意識に似るんで
 しょうね。



「星のローカス」「ウッド・ノート」「ぶるう・ピーター」・・・。
甘酸っぱかったり、ときに暗かったり、思春期前後の漫画。

おおっぴらには言ってなかったけど実は好きでした。
単行本も持ってました。
実家に帰れば今も本棚にあると思います。
※次回帰郷したら読む事になるなぁ・・・。

小山田いく先生の御冥福を御祈り申し上げます。


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