あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

桂文治師の告別式、しめやかに・・・

2004年02月07日 | 生活
ワイドショーの映像を見ていて「あぁ、自分は演芸場と縁遠い人間になったんだなぁ」と実感。

故・桂文治師匠の晩年の高座を流す「おくやみ映像」に「おじいちゃんに、なられてたんだなぁ~」とシンミリ。

威勢のイイ噺口に「ごま塩アタマの60代後半」みたいな印象が、ずっと続いていたのだ。

80才にもなられてたんだなぁ・・・。

あと、年長の咄家さんで好きなのは。三笑亭笑三さんと、立川談志家元か・・・。

そういや談志師の特集番組みたいの、やってたなぁ・・・。
「談志さんに心酔する歌舞伎俳優、市川染五郎さんが別宅を訪ねる」みたいな企画で。
月例の落語会を辞め、気の向いた時に高座にあがる悠悠自適な噺家生活を送る師匠。久々のTVフィーチャーだけに楽しみに見たのだが。

だめだこりゃ。いや、訪ねてくヤツが薄ボンヤリし過ぎだよ!

―――まず。
「心酔してる」って人なら「師匠」とか言いません。「家元」と言います(立川流は「家元制」だから)。

家元のベッドに置いてある「少女趣味のヌイグルミ」みても驚きません。そんなの有名だから。
オレだったら、訪ねて行く時点で「動物の被り物」して行きますよ!「なんだそりゃ!」と突っ込まれても「いや、家元がヌイグルミ好きだってんで、可愛がって貰おうかと思いまして。テヘッ」などと言いながら。

ちなみに、この「テヘッ」はキョンキョンがマンハッタン・ラブストーリーで使った「テヘッ」じゃなくて、「故・三遊亭円生」師匠の「テヘッ」じゃなくちゃいけません。

それにしても、寺島しのぶを平気で捨てただけあって、この歌舞伎役者あらゆる意味で「鈍い」!

家元は歌舞伎ファンだから(つ~か、染五郎の親父さんとかが好きなんだろうなぁ)嬉しそうに、これまた大好きなミュージカル映画のビデオを見せたりするのだが。
「雨に唄えば」とかリピートして見せるのだが。

この薄ボンヤリ男、口半開きで「へぇ~」。

・・・このボケ!!家元が、F・アステアの大ファンなんてのも知れ渡ってるんだよ!ファンの間では常識なんだよ!

あと書棚の「手塚治虫全集」見て驚くんじゃない!!「ブラックジャックとか読まれるんですか?」間の抜けたコト聞いてんじゃないっ!
家元が手塚先生のファンなのも有名でしょ!立川流の筆頭顧問でしょ!名誉会員でしょ!

終いにゃ家元に料理作ってもらって「ちょっとすっぱいですね」と来たか!!

薄ボンヤリもイイ加減にしろ!!
つ~か、ここまで鈍いと面白いぞ(笑)。普通は家元の料理なんてウソでも「美味しいです」とか言うもんだが(笑)。

しかし何なんでしょう?歌舞伎界は純粋培養だから、こんなボ~っとしたヤツが出来てしまうのでしょうか?
隠し子騒動も多いしな(笑)。つ~か、コイツもそうだったか!!
「甲斐性」というより「あれっ、出来ちゃうもんなんだぁ~」みたいな薄ボンヤリ振りか?

こんなヤツ行かすなら、爆笑の太田行かせた方が100万倍面白いわ!あと、高田文夫とか。

・・・いや。この辺はファンすぎて、つまらないか。かしこまっちゃうだろうしなぁ。

実際、歌舞伎界なら「中村獅童」の方が面白いよ。
この佐藤修似の若手ホープは、オシャレだし。父親が歌舞伎界を出てサラリーマンになってるクチだから、世間を結構知ってるし。

獅童君が「ロンドンへ行く」みたいな番組、たいへん好感が持てました。

シェークスピアの生誕地へ行ったり。カムデンの古着街に行ったり。憧れの男性バレリーナに逢いに行ったり(最近来日公演やってなかったっけ?)。
すごい感性が豊かな人だって感じました。

この人や、ハイロウズの人たち(このメンツも家元ファン!)が、家元訪ねた方が全然面白い。

しかし、こんなコト言いつつ。
オレも「立川流25周年(?)公演」が行われてた事を全然知らなかった(涙)。

「東京かわら版」(演芸界の「ぴあ」)の定期購入やめて随分たつもんなぁ・・・。

好きな師匠達。お元気なウチに高座を拝んどかないとな・・・・。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿