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田中恒成(こうせい)12R判定勝ち

2015年05月30日 | ボクシング
30日 愛知パークアリーナ小牧
【プロボクシングWBO世界ミニマム級王座決定戦】
田中恒成(畑中)判定 フリアン・イエドラス

初回からフットワークとキレのあるパンチで優位に
立った同級2位・田中恒成(19才)。
早々にスピード差を見せ付けた。

第2Rには右ストレートで早くも同級1位のフリアン・
イエドラス(メキシコ)をグラつかせ、連打を仕掛けた。

イエドラスも反撃するが大振り。田中を捕らえ切れず、
逆に打ち込まれてしまう。

左レバーと右アッパーも有効で、ダメージもあったと
思われたが、イエドラス(27才)も なかなかタフで
しぶとかった。

第5Rあたりから動きが落ち始めた田中、足を止めて
相手の土俵で打ち勝とうとするシーンも見られた。
イエドラスは接近戦で手数を増やし始める。

第6R、接近して動かなくなった田中に、イエドラスが
細かいパンチの連打をヒット。

立て続けに打たれた田中、序盤の優位さが怪しくなって
以降の展開に不安も感じられた。
※まぁ、世界戦の冠が付いてるんだから相手にも
 これくらい敢闘してもらわにゃ困るってもんだ。

中盤以降は手数で押すイエドラスに対し、田中は時折り
キレのある攻勢で反撃。

イエドラスが仰け反ったり、ロープを背にするシーンも
あったが、トドメを狙ったパンチの的中度がイマイチ。
※特に左フック。
 相手のローダックすれすれの防御も有効だったが・・・

終盤はお互い疲れ、総力戦の様相も呈したが、田中は
気持ちも強く持って戦ってるようだった。

試合は最終回まで持ち越され、
少しボックスで誤魔化した感もあった田中だが、最後も
要所は手を出して終了ゴングを聞いた。

結果は「3―0」の採点で田中の判定勝利。
井上尚弥(大橋)の6戦目を抜いて、国内最速
プロ5戦目での世界王座獲得に成功した。

同級1位のイエドラスに勝っての戴冠。
次も上位ランカーと戦って王者の証明といって
欲しいものだ。


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