あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

YES3枚組LIVEアンソロジー「Word Is Live」(3)

2015年02月22日 | CD紹介(洋盤)
ディスク2
収録曲は以下の通り

1. Apocalyspse (Detroit 1976)
2. Siberian Khatru (Detroit 1976)
3. Sound Chaser (Detroit 1976)
4. Sweet Dreams (London 1975)
5. Future Times/Rejoice (Oakland 1978)
6. Circus of Heaven (Oakland 1978)
7. Big Medley (Inglewood 1978)
8. Hello Chicago (Chicago 1979)
9. Roundabout (Chicago 1979)



1~4はモラーツ在籍期の演奏。
4のような初期曲を演奏しているのが興味深い。

1974~75年はリレイヤー・レコ発ツアーだったから
アルバム収録曲すべて演奏してたが、76年は
キャリア全体からの選曲になったから、実質的なOP曲は
「シベリアン・カートゥル」となり、そこから
「サウンド・チェイサー」に雪崩れ込んでる印象。

演奏が素晴らしくアグレッシヴ。
「シベリアン・カートゥル」でのキーボードソロは、
オリジナル版だとウェイクマンがハープシコード風の音色で
弾いてるのだが、モラーツはエレピを使用。
彼独特のプレイに感激だ。
※これは「キング・ビスケット・フラワー・アワー」にゃ
 収録されてなかったもんね・・・



そういや、「リレイヤー」発売直後には欧米の一部評論家に
「プログレバンドが無謀にもハードロックに挑戦」とか
「ツェッペリンの出来損ない」なんて酷評されたそうだが

このアグレッシブさはZEPとは別な意味での凄さがあるのに
なんでそれが汲み取れないかな~、と残念に思いますわ。



奇しくも映像版は
モラーツ期の公式モノがフルで発売されてたのよね。
これも演奏テンション最高で。R・ディーンがデザインした、
ステージセットで演奏するメンバーの姿が見れる有り難い
商品でした。
物凄く残念だったのは、「火の鳥」に続いて始まった1曲目
「サウンドチェンサー」でのミキシング不良。
モラーツのエレピが聴こえなかったり、またはシンセ音が
大音響になったり・・・(涙)。

「CDでバランスのイイ音のモノが発売されないかな~」と
思った昔の記憶がフラッシュバックしましたわ。

そういう意味では、やっぱり「ライヴ・イヤーズ」という3枚組CDも
「コンサート・フル収録版が聴きたい!」という欲求が増す編集盤なんだなぁ。


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