あるBOX(改)

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最近の収穫:ハッケンサックのCD「GIVE IT SOME」

2016年03月10日 | CD紹介(洋盤)
後にSAMSONなどで活躍する巨漢ニッキー・ムーアがフロントを
務めた70年代の英ロック・バンド「HACKENSACK」。

他のメンバーには後にRay Majorと改名しMOTTへ加入するRay Smith(g)も
いた・・・と言われております。
※しかし、Ariel Benderと云い、よく改名させたバンドだなぁMOTTって…

今回購入した「GIVE IT SOME」は、同バンドの活動初期に
録音された幻の未発表デモ音源を収録したモノ。



'96年リマスター発掘音源だが、生々しい音は逆に新鮮で良い。
FREEフォロワーという触れ込みで、'74年に発表された唯一の正規盤を
聴いたら事前情報が邪魔して楽しめなかった経験もあって、あまり聴き
馴染んでいないハッケンサックだが・・・



CD屋さんのポップ「FREEのトラベリン・マンをカヴァー」という一文を
読んで思わず購入してしまいました。
あと、続く「GLORIA」の文字にも惹かれましてな。

曲は正規作以前の69年~72年に録られたモノ。
それらを集めた編集盤だが、全体に統一感がある。
※やっぱりムーアさんの存在感ゆえですかねぇ

一曲目なんて前ノリで「FREE云々」言わなかったら別の魅力を素直に
感じられて逆に良いかも知れません。
ブギー・バンド的な要素もあるし。
バラードもサザーランド・ブラザーズが作るような大らかで、ほろ苦い
好曲ありです。

初期だけにブルージーな歌唱も目立つムーア、
パワフルにしてアグレッシヴな演奏陣。予想以上にイイ!

フリーのカヴァー「トラベリン・マン」はオープニングを違う
アプローチで始めるが、やがて馴染みのフレーズが聴こえてくる。
グルーヴ感こそ感じられないが、歌もムーア流でキメる潔さ。
カッコイイじゃないか。

続く「グローリア」は、やっぱりゼムのカヴァー。
ヴァン・モリソンばりに声を潰して歌うムーア、演奏も本家より
ハードだ。これも掘り出しモノ!
発掘音源としては充分なクオリティだ。



ハッケンサックは後に出た(これまた発掘版)LIVEも持っているが
※ジャケットがエグい!
私は「GIVE IT SOME」が一番しっくりくるな。

こういう事がありますからね、
CD屋さんへのお出掛けも良いモノですよねぇ。

HACKENSACK「GIVE IT SOME」
01. Good Old Days
02. Winter-Hearted Woman
03. Prayer
04. River Boat
05. Generation(Falling Down)
06. Downtown Traffic
07. The Hustler
08. Calendar
09. Rock And Roll Woman
10. Travelling Man
11. Gloria
12. No Last Verse
13. Black-Witch Woman
14. Heartbreak Hotel
15. Tomorrow


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