あるBOX(改)

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色々やってたウチに旬を過ぎた訃報【ショパン猪狩師匠、桂吉朝師】

2005年12月18日 | 芸能
【ショパン猪狩師匠】「東京コミックショウ」
「レッドスネーク、カモン」で笛をピロピロピロ・・・。
テーブル・ヘビ芸で人気だった東京コミックショウのショパン猪狩さんが、今月の12日深夜、心不全のため死去されていた。
享年76歳。

奥さんと二人で昭和32年、東京コミックショウを結成。
ターバンを巻き、ダルダルのズボンをたくし上げる猪狩さん。
その笛の音に合わせ夫人が手で操る3匹のヘビ・・・。
コミカルなショーは定番の芸だった。
腋毛を抜いた仕草のあと、口を開けたヘビにエサとして与える珍妙さ。
飼いヘビに手を噛まれて「イデデイデデ」と歌う面白さ・・・。
あと、早野凡平さんに「帽子ネタ」を500円で売った・・・っての、コノ人じゃなかったけ?(←また怪しい情報を・・・)

優しいオジイちゃんな側面もあり。
舞台脇で緊張に震える新人時代の「ピンクの電話」の二人に冗談言って、ほぐしてあげたりして・・・。
後に、「すっごく優しいんです~」と感謝されておった。た
だの若いコ好きかも知れませんが(笑)。

私も見習わなければなぁ・・・奥様は体力の関係で、先に舞台を降りられており。
今回の訃報にコメントされてたが、しっかりと看取っておいでだったんですね・・・。
寂しいなぁ・・・。

来年の新春番組でお姿を見る事も無いワケか・・・。
ショパン猪狩師匠の御冥福を、心より お祈り致します。


【桂吉朝師、死去】  
12月8日、上方落語家の桂吉朝さんも心不全のために死去していたそうな。
こちらは、まだ50歳の若さ・・・。

人間国宝・米朝さんの弟子で、上方落語界の将来を担うと期待されていた吉朝師。
米朝師匠は、大阪市内で会見し。
「これからを楽しみにしていたので大変残念です」と、沈痛な表情で語った。

60代で旬、70代でベテラン・・・と言われる落語家さん。
そのあまりにも早すぎる死に、上方ファンには衝撃が走っているそうな・・・。

ただ、病気には悩まされていたようで、99年には胃がんの手術を受け、04年に再発。病室で、噺の稽古を続けたという。

米朝落語の継承者と認められ、師匠も「しんどくて誰もやりたがらんようなネタや、廃れてしまいそうなネタをあえて取り上げ、それをお客さんに面白いと思わせる才覚があった。
頼りにしていた」と無念そう。

私自身、あまり噺を聴いた事は無いが。
初めてお名前を知ったのは、中島らも氏の著作で友人の松尾貴史氏のエピソード。

キッチュと名乗っていた当時「“きっちょう”と名前が似てるから間違えられるでぇ」と吉朝師に声を掛けられたとかで。

若手で既に多彩さを発揮していた吉朝師。

そうして活動は、らもさん人脈にも重なって行ったのでしょうなぁ・・・(らも氏主宰の「劇団リリパットアーミー」にも参加)。

落語家さんは、「60代が旬」なんて言って、急いで見ようとしないのが私の悪い癖。

ちゃんと噺を聞いとくべきだったなぁ・・・。
不思議なもんで、ついさっきTBSの「特選落語会」で吉朝さんの落語を放送してましたよ。
達者な噺でしたよ・・・。

――桂 吉朝師の御冥福を心より お祈り申し上げます。
コメント
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