有田芳生の『酔醒漫録』

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

中島みゆきの「棚から本マグロ」

2009-11-03 10:24:35 | 随感

 11月2日(月)091102_13510001 紫綬褒章をもらう中島みゆきさんの受賞の言葉が新鮮だ。「思いがけずうれしいことの表現に『棚からボタ餅』と申しますが、今の私の気持ちは、ボタ餅どころではございません。『棚から本マグロ』。これくらいの驚きでございます」。既成の観念に囚われていれば、こうした表現は出てこない。作家精神で政治の暗渠をえぐる田中康夫代表の言語表現の新鮮さでもある。書評原稿の締め切りを延ばしてもらったのは、言葉が「生もの」でなく「干物」と感じるから。そもそも書評とは何だろうと迷っている。中島さんの新しいシングル「愛だけを残せ」を聴く。「思いがけない幻に誘われて/思いがけない風向きに運ばれて/偶然の朝 偶然の夜/我々は何も知らされず 踏み出す」という歌詞は、もうひとつの曲「闘りゃんせ」とつながっている。日本橋の日本銀行に行ってきた。厳しい警備と広い空間に驚かされる。それでもみなさんとても親切だった。「横田滋さんはどの部署だったんですか」と窓口で応対してくれた職員に聞いたが、キョトンとするばかり。致し方ないのだろう。これも風化か。丸善で新刊書を見て文房具売り場。RHODIAのNO10という小さなメモ帳を発見。75周年の記念発売だという。これぐらい小さければポケットに入れても邪魔にならないからいい。新橋のクリニックで体調管理。銀座まで歩いていたら8丁目の「たくみ」ギャラリーで人間国宝・金城次郎さんのやきものが展示されていた。沖縄を歩いたころが懐しく思い出された。展示は11月7日まで。「壹眞珈琲店」で読書。「はら田」ご夫妻から選挙の慰労だとお誘いを受けたので、マリオン前で家人と待ち合わせて天麩羅の「いわ井」へ。さらにマジックバー「ハーフムーン」、そして「岩手屋」。池袋行き最終で帰宅する。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿