有田芳生の『酔醒漫録』

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検察審査会の奇々怪々

2010-11-02 18:12:57 | 参議院

 11月2日(火)夜9時からの「ニコニコ動画」出演の準備をしていて驚いた。10月26日の法務委員会で「検察審査会」について質問したときの速記録(未定稿)を読み返していたときのこと。私は「議事録はあるわけですよね」と問うた。それに対して最高裁判所長官代理者は「検察審査会議の会議録は、検察審査会議についてつくると承知をしておりますが、検察審査会議は非公開と法律で定められておりまして」と答えた。検察審査会法「第二十八条」にはこうある。「検察審査会の議事については、会議録を作らなければならない」。私は「議事について」の「会議録」だから、てっきり議事内容が記録されていると判断した。ところが、どうやらそうではないようだ。「週刊プレイボーイ」(11月15日号)の〈「検察審査会」メンバーはホントに存在するのか?〉という記事に東京第1検察審査会総務課課長へのインタビューがある。「議事録を見せてください」との質問への回答である。「議事録といったものはつけておりません。会議の実施日時や参加者を記録する会議録ならありますが……」。「議事録がない!てことは、審査員の誰が何をしゃべったか、一切記録に残っていないってこと?」とさらに問うと「そうなります」と課長は答えている。こんなバカなことはない。「議事について」の記録を作っていないならば、それは検察審査会法「第二十八条」に反している。ところが「第十章 罰則」には、審査員が「秘密を漏らした」ときなどの規定があるだけである。透明性も公平性もないどころか暗黒の検察審査会である。


ジャイアンツを引退した大道典良さん来訪

2010-11-02 15:41:55 | 参議院

 11月2日(火)本会議で「平成22年度補正財政演説」が行われた。そののち会館事務所に読売巨人軍を引退した大道典良さんが来訪。18歳でプロ野球に入団し、23年間現役を続けてきた。石井浩郎議員(自民党)と渡辺周議員(民主党の野球議連)も部屋に来て、しばし雑談。プロ野球とアマチュアの交流が禁止されているので、たとえば母校の高校生に「がんばって」とさえ言えないという。プロ野球選手としての平均「寿命」は4、5年。その後の就職が保証されていないことが理由でプロ行きを諦める人もいるそうだ。母校のコーチなどになる選択肢もできれば、野球の技量向上だけでなく、生活不安の解消にもなる。そうした改革が必要だ。坂崎重盛さんから電話。『東京煮込み横丁評判記』が文庫になるので、私も登場するところについて「再録してもいいか。公人だから」とご配慮いただいた。浅草の「正ちゃん」で吉田類さんと3人で飲んだときのエッセイである。もちろん問題などない。警察庁から調査資料が届き、説明をいただく。さらに農林水産省大臣官房からは「TPP」(Trans-Pacific Partnership Agreement=環太平洋連携協定)の説明があった。交渉参加の入り口で高いハードルが課されそうだ。2国間のFTAなどを広げることが農業などを守りつつ「開国」する道ではないか。今夜は「ニコニコ動画」に出演。いまから準備をはじめる。