徳野英治会長が更迭された。信者が行っている霊感商法が警察の捜査を受けたことに動揺した責任を問われたようだ。「統一教会は霊感商法と関係なし」とする見解を、皮肉な形で否定したことになる。後任は梶栗玄太郎氏。国際勝共連合理事長などを歴任、「世界日報」占拠事件（83年）の中心人物である。韓国幹部の求めで霊感商法の立て直しが課題となる。
７月６日（月）
都議会議員選挙立候補者の掲示板の前で立ちどまった。11人の顔を見ると、すべて歯を出して笑っているポスターだ。すぐに浮かんだのは「明るいナショナル」という懐しいCMソングだった。「ラジオ、テレビ、何でもナショナル」。「何でも」という候補者イメージに「そうかい」と思う。さらに観察する。本当に笑っているところを撮影したものもある。しかし笑いもせずにニーッと歯だけさらした顔がいくつか。不自然きわまりない。きっとカメラマンから「笑ってください」と言われたのだろう。カメラマン矢口に電話した。カメラマンが「歯を出して」などということはないという。「うちの選挙区でもそういう女性候補者がいて、それだけで投票しません」。ご本人の素顔とはまったく異なる偽装ポスターも横行。おかしな世界だ。平河町のヘッドオフィス近くで最後の街宣用録音。昼食は「源三味」。そこで「選挙に行くといいコトがある」というチラシをもらった。都議選で投票して「投票済み証」をもらって「源三味」に行けば、生ビールかソフトドリンクが一杯サービスされる。都内どこの選挙区で投票しても「半蔵門通り商店会」の加盟店でこうした特典がある。「選挙に関心を」という目的ではじめられたという。全国で企画してもらいたいものである。大山の事務所に戻り、「７・18」集会の依頼に歩く。