7月2日(木)
定例の役員会で総選挙対策などを話し合う。午後は板橋住民などとあれこれ懇談。永田町の利権・権力志向議員が陥った混乱。宮崎の東「ヨクバル」などと居酒屋で揶揄される知事についても悪口雑言ばかり。「欲」はあるべきでも世間に開かれた「欲」もあれば、自己中心のものもある。それが見透かされる悲しき政治家は賞味期限さえ語られるようになった。「おまえと世の中との闘争では、世の中の側に立て」(カフカ)という言葉は、知っていても仕方がない。言葉に込められた思想をこの生のなかでどう活かすのか。内面の闘争さえ消失しつつある凡百の政治家の顔が浮かぶ。そういえば話題の政治家がかつて大臣になる前に2人だけのエレベーターのなかでニヤリと笑いながらこう語っていた。「有田さん、権力って面白いですよ」。多数派への言葉巧みな誘惑もまた「世の中との闘争」でもある。麻生よう子の懐しい「逃避行」を聴く。いよいよ都議会議員選挙がはじまる。「幸福」を唱える集団が、北朝鮮を激烈な言葉で批判していた。芯ある言葉とは何か。