日々の泡

こころに浮かんでは消え、消えては浮かぶ
日常のありふれた風景をスケッチ

山形に

2012-11-27 11:56:06 | 日々
初雪が降りました。いよいよ冬の到来です
厳しい残暑の影響で、今年の秋は短かったー。でも、、、とても不思議な秋を過ごしました。
大震災のあと、自分のなかで、ものすごーく、それ以前との考え方や感じ方との変化を感じ、必死でそれに向き合ってきました。
日常というものが、実はなんと脆く儚いものであるのか、と知ったこと。自分にとって本当に大切にしたいものって、何だろう、とか。。。。
これから、どうやって生きていこうか、とか。。。ここには到底書ききれない、それこそ、生きてきた中で、こんなに考えたことなかったな、というくらい。
その結果、ずいぶん、世間で言われてる言葉に惑わされてきたような気がする、と思ったのが、「個性」とか「自分らしさ」という言葉。
自分のことだもの、自分のことは、一番自分がわかってる、って?ーそんな風に決めつけてしまうことは、とてもつまらないこと、とはっきり思えるようになりました。実は、大抵のことは、「そんなこと、どっちだっていいじゃない、たいしたことじゃないでしょ。」なのではないか、と(笑)
人との出会いで生かされてきたような自分でありながら、そのことの素晴らしさを身をもって知るはずの自分でありながら、一方で、震災以降、人間不信に陥ったことも事実です。これが一番つらかった。
でも、たぶんこれからはー(・・・ワタシが変わった、というのではなく、時代があきらかに変わった、ような気がするんです。)
人と人とのつながりの中からしか、これから価値がある、というものは生まれてこないのだな、と。
学生の頃から、団体競技をさけ、個人競技ばかり選んで関わってきたような自分ですから、それは大変です。とても苦手。
だけど、そんな自分も、自分の中のごく一部の、自分だと思うんです。きっと違う自分だって、いるに決まってるんです。
ーそんな風に思えるような出来事があった、この秋、でした。