宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

6カ国協議復帰

2006-10-31 23:05:43 | 政治
今、テレビの中で北朝鮮が6カ国協議に復帰すると言うニュースが流れました。
良かったですね、そうならざるをえない状況であることは確かでしょう。
全てアメリカ次第だったからです。
共和党の苦戦の状況でブッシュさんへの突き上げもあったことでしょう。
ここら辺で何か手を打たないと、共和党の議員さんが減ってしまいます。
民主主義の政治屋さんは数が命です。選挙が全てです、日本もアメリカもそれは同じです。
ついにアメリカさんも潰すことを諦めて折れましたですね。まあ、この時期だと選挙が大きいでしょうが、それだけでもなく、ロシアの非協力も影響したのかも知れませんね。
中、露、韓の非協力体制に思ったほどの役割を期待できなかったのでしょう。日本州はアメリカにおんぶにだっこだし、全部アメリカの責任でやらなければならない、日本の財政事情とやらも危険水域に達しているし、全て八方塞りである。
ブッシュさんも苦渋の決断だったのではないでしょうか?
日本の解説人も北朝鮮が困っているから折れてきたと、発表するでしょう、立場上ね。
私自身はこの一冬が山かと思っていたのだが、やっぱり選挙での緊急の得点をあげるのに一番簡便な方を選んだ、と言うことですかな?(アメリカの胸突き八丁でしたから・・・)
イラクはまだまだイラク政府自身に力なく、多国籍軍に泣き言を言ってるようですから、石油利権のためにも撤退することも出来ず、進むも地獄、退くも地獄、のようです。何人のイラク人を殺せば静かになってくれるんだ!と言う思いなのではないですか?
北朝鮮の条件をどの程度まで飲んだのかは定か、ではありませんが、もしかして「攻めることはしない」と確約したのかも知れません?と言うのは、核実験まで秘密裏に行えて、尚且つ、それでも中国も、ロシアも、韓国も強い制裁に反対するくらいだから、中国もロシアも表向きと裏側の気持ちとは裏腹と読んだ方が良いでしょう。もともとそんな東アジア情勢の三国間の固い絆の上では、北朝鮮と一戦を交えることなど不可能と言う判断ではないだろうか?(臨検を実際に軍事力をもって行えば、戦争に発展する可能性がいつでもあります、核を持った北朝鮮の態度は「いつでもやって来い!」とする臨戦態勢が出来上がっているでしょう)
その内に理由がはっきりします。言わなくとも態度で分かるものです。