宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

モルジブとブータンだけ

2006-03-07 07:50:11 | 政治

モルジブとブータンだけ ?・・・・・笑うしかないね。
日本外交の「ストップ安」これっ? 昨年の常任理事国入りにアジアでの賛成票を入れてくれた国の名前だそうです。
ハッハーン? それで!・・・NHKに「日本をもっと宣伝させろ!」ですか。
右傾化だけのせいとは、私もね流石に言いませんがね、外務大臣に問題の極右の麻生さん、官房に同じく極右の安倍さんをバッテキして、中国に喧嘩挑戦状を叩きつけた小泉さん!北朝鮮対応、そして靖国からの一連の動き、お見通しですよ。
バックボーンに右翼とヤクザが背後霊でいるんですかね。
あらゆるところから大使を呼び集めてお金を使い、アジアでたったこれだけ? 私の言った「声なき声」ってこう言うことなのですよ。
知っていましたか「右翼礼賛の方々」と「もどきの方々」と「かぶれの方々」その思想や考え方は、周囲に嫌悪感を与えるのです。ちょうどヤクザ、右翼、暴力団、犯罪者がお隣りさんにいるようなものなのです。立ち直ってくれるならまだしも、真から「申し訳なかった」との思いがあるならまだしも、
軍隊持つのに都合悪いから変える、とか、平民の分際で義務を怠り権利ばかり主張する今の日本は、命令が行き届かなく、腑抜けの集まりだ、とか、の考え方に大人の分別があるだろうか? もう二度とあんな目に遭いたくないと切実に思っているのは日本人ではなく、近隣の国々なのです。それだけ日本人にそのような意識が薄いのは、日本のトップリーダーたちが本心から追求してこなかった結果です。
全ては経験者の語り継ぐことだけに委ねてきてしまったツケでもあるでしょう。先人の悪行は問わないという、日本に流れる思いやりと言う名のなし崩しの悪癖でもあるのです。
戦後、最低、最悪の外交事情です。文句を言うのは嫌中、嫌韓、特定アジアだけ、なんて勝手に作った造語の右翼の言い分も「化けの皮」がはがれて、うすっぺらにしか見えませんかね。
このようになってきた始まりは、「拉致」の対応だったのです。マスコミの、影響を考えないうすっぺらなキャンペーンに端を発しています。そして、訳分からずも日本では賞賛されていましたが、実際はそれに乗せられた総理の軽薄な行動がスタートです。経済大国の影響力は何処に行ってしまったのでしょうか? アジア発展の原動力の感謝はどこに行ってしまったのでしょう? 実際それらが霧消してしまった。全てそれらが「靖国」への「勝手な思い込みと姿勢」「憲法」への「勝手な思い込みと姿勢」で消えてしまっているのです。これらは右翼、大和民族思想の一部にある?特有の優秀性の思い込みから来る、排他性、自国を持ち上げんとする気持ちからの、他国蔑視の貧しい精神に由来しているのでないのか? どちらにせよ、笑ってもいられないうら寂しい「日本外交冬の到来」大人になりきれない、何処を目指しているのか分からない矛盾と不安定で未熟な心が、日本人の中には垣間見ることができる。
確かに日本の右寄りだけが不支持の理由とは言えますまい。
しかし、歴史ある日本国が、小泉さんが、麻生さんが、安倍さんが、右翼が大見得切ったところで、所詮、その右寄り国粋の「国心」を支持してくれる国はそんな程度なのです。
それぞれ賢人たる者ならば、良く自戒した方が良い。君子でない者は、自戒など上の空であろうが・・・自分の考えが、世界に通用しないことをしっかりと理解することから始めるのだ。何処かから狂っているのだ。自分を、日本を「善」とする考えを捨てることから始めるのだ。もっと対極からの視点に磨きをかけるべし、それが大人だ。
日本の経済が発展したのはアメリカからの猿真似があったのだ。これからは中国も日本の猿真似から始めるだろう。日本もリードオフマンの器になれなければ、負けずに中国の猿真似するが良かろう。昔はそうだったのだ。

 私たちも、現総理も、モルジブとブータンだけと言う現実を、それぞれにしっかりと謙虚に直視しなければなるまい。これは中国の宣伝によるものだけでもないのである。

小泉さんや取り巻きの極端な右傾化誘導が、国民総意の変化に影響しており、それと共に比例して諸外国との軋轢が生じているのである。

周囲を気にせず、自分の殻に閉じこもればその中は「安寧」であろうが、アメリカ以外他を寄せ付けない、受け付けない態度は、やがて孤立動乱を招くであろう。