宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

憲法改正65%だそうな

2006-03-05 20:02:57 | Weblog
毎日新聞に憲法改正65%と載っているらしい?
読売、産経新聞でないところがどうにも辛い。さて、これで思うところは、政治が民主のていたらくで、大政翼賛会風に相成り、3ぶんの2の可能性がでてきた。
国民は過半数以上の可能性ならば、いよいよ実現の可能性が高い。これで60年以上続いた現憲法による、恒久平和への祈りにも似た宣言の喜びや、当時のアメリカの考えに基ずいた、それまで大日本国憲法下において厳しく制約されていた「国民の権利」のありがた味、その意識も育たぬうちに残念だが、返却することになる。
はっきりと日本の民は 「変質」 を選択することになり、世界が、アジアが、日本のその「変質」をはっきりと認識して、まだ批判の声の上がらぬ国々さえも身構えることになるであろう。そりゃそうだ、資源強盗殺人犯が反省せずに (真面目に生きるしかなかった「きまり」を都合悪いから直そうって言うんだから、反省していないことと同じと取られても仕方がありませんな) またぞろ「悪い虫がうずきだしたな」 と他国は認知するのです。
つまり今回の憲法改正動議が、右翼的性質(「十五年ごとの戦争」は背景に極右翼的台頭があったのです)の人々の背景から発せられて、一般人がそれを追認することになる。今にしてやっとその思想が日の目を見るときがきたようだ。赤尾敏さんが無視されていた頃とは雲泥の差だ。これからは、国同士、或いはテロなどとのいがみ合い、角の突き合い、衝突の危険な中に、自らが率先して飛び込んでも行くように相成る可能性がある。
遠い国かも知れないし、お隣りさんかも知れない?それなりの覚悟が必要だ。
国内にあっては権力自慢が大手を振って闊歩するようになるだろう。大国との小競り合い、そしてミサイルの撃ち合いも体験することになるかも知れない。日露戦争、日清戦争を日本の大手柄、誇りとして認識するような幼稚な勢力は、愚かにも自らの断末魔の将来が予見できぬ。それらの怨念はいつまでも語りつがれていっていることを勝者は知らない。

アメリカとインドの握手

2006-03-05 13:46:23 | ニュース
アメリカがインドに核開発への技術援助を申し出たみたいですね。
これはロシアと中国の共同軍事演習の影響です。マスコミの方々はわかっているのかどうかは知りませんが?
今年はもしかしてインドも加えた3カ国合同軍事演習があるかも知れない旨の情報が昨年にでましたが、アメリカを刺激したくないとの思惑から実現性はハテナマーク?でした。どうもアメリカがいち早く間に割って入ってきたようですね。
道理を無視して、インドに接近したのはそう言う事情なのです。いつまでもまだまだアジアや石油資源の覇権を維持しておきたいのでしょう。
露、中、印、に結託されてしまうと、巨大な影響力が出来上がってしまうので、アメリカにとっては背に腹は変えられぬ決断であったことでしょう。
これで難しくなってくるのはパキスタンの処遇です。
そしてイラン、イラク、北朝鮮、タリバンなどが息を吹き返してくるのではないか?
欧州も核拡散に対して一枚岩とは行かなくなり、不信感が増幅していくのはやむをえないし、この無理な理屈が世界に通用するかどうかは、これからの動向の推移を見守るしかないでしょう。実際、例え最強のアメリカとて、傲慢右翼アメリカの言うことを聞かぬ国々がある以上、通用するとも思えない。テロが雨後のたけのこの如く発生していく現状を見るにつけ思いを深くします。
道理を捨て、地に落ちたアメリカが、行き詰ってきていると見るか?まだまだ世界は仕方なく迎合への道を歩むかは予断を許さないと思います。
どちらにせよ、核拡散への道筋は確実に開いていくものと見られます。
原子力発電所に核を撃ち込まれたときに、果たして2倍の破壊力ですむのでしょうか?核爆発が原子と原子の衝突であるならば、核ミサイルと原子力発電所の衝突の数値はいったい・・・・?実際は想像だにできない破壊になるのではないか?危惧しています。どなたか分かるかたはおりませんか?
これで面白くないパキスタンがどのような動きにでるのでしょうか?誰にもわかりません。
ロシア、中国、イラン、北朝鮮に近づくのは自明の理ではないですか?
そして、ロシアも中国もインドもそれぞれの境界を巡ってのいざこざは最近ついぞ聞こえてもきませんし、経済充実をスタンスに置いていて、けっして軍事を主体的重要課題に上げているわけでもないのですが、アメリカのネオコン右翼一国だけが、一人芝居をしている現状にあり、そんな国の言うことが、反発されこそすれ、世界に通用するとはとても思えない。
このように、多かれ少なかれどの国も右翼思想には辛酸を舐めさせられた経緯を持つ、なのに嫌がる右傾化に加工貿易立国の日本が再び向かっている・・・・