宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

外務大臣が挨拶にも行けない

2006-03-12 19:58:55 | 政治

私の間違いをここで素直に謝っておこう。
私は7000円台の株価で長い間、低迷を続けていて、日本沈没か?ってときに、何の理由も見当たらず、あれよあれよと言う間に10000円台に回復してきたのを勝手に分析して、日本銀行が政治後押しでアメリカ外資に日本株式会社株を買ってもらうように依頼したものと勘違いしていました。
実は量的緩和だったんですね。
でも徳政の一種であることには違いありませんな。インフレ誘導でもあるのでしょう。こんな最後の最後の窮余の一策もあるんですな。勉強しました。これが全部下に染み出てくるようならば良いんですが・・・まずそれはないでしょう。
インフレ懸念と二極化が叫ばれ出して、日銀総裁も流石に批判を恐れて早めに手を打ったか? それもこれも、つまるところ行財政改革が遅々としてすすまない政府与党のていたらくによるものなのですよ。日銀総裁も「ご苦労さん!」ですね・・・・きっと苦笑いでしょう。


 さて、今日はそれよりも麻生外務大臣の中国、韓国への訪問が今になっても実現できない哀れさを訴えたいと思います。
安倍さんでも右に同じです
普通はアメリカへ行き、お隣りの大国(経済重要国)中国へも外相として就任挨拶をするのが普通でしょう。それができないのは選任した小泉さんの責任ではないのですか?
マスメディアはどうしてそこのところを表現しないのですか?できないのですか?「わが国首相」と言う配慮ですか?日本としてこれはハズカシイ限りではないですか? 経済の密接な国に挨拶も行けない人たちが、次期首相候補ですか?何かの間違いではないでしょうかねえ。もっとも総理自身も中、韓にさんざん袖にされても、覚悟ゆえの靖国問題の確信犯であるからして、てらいもなく首相をやっていられるんだから、トンジャクなく首相なんてできるんでしょうかねえ。日本国民に支持さえしてもらえばいいのだから・・・・ということはいささか、あの戦争時と同様に国民自身にこそ問題があるのでしょう。
どうして、自殺者数3万人とその家族を生んだ土壌を徹底追及しないのか?できないのか?
これらの状況は、世界のいい物笑いの種ではないでしょうか?客観的に第三者の国から眺めて考察してみてください。
マスメディアも寄らば大樹(大衆人気に裏打ちされた)の陰?ですか。小泉さん、石原さん、麻生さん、安倍さん、など彼らは、強い国であるべき筈のかっての日本を引きずり、その自己実現への強行路線が、日本を必要としない自立能力に至っている国、中国、韓国との軋轢を生んでしまう。
軋轢の後にくるものは 何だ?・・・・・・・・国交断絶、外交官引き上げか? 何でそんなに喧嘩をしたがるんだ!何でそんなに優越感を持ちたがるんだ!舐められて、アジアから阻害され、自信喪失するのがそんなに怖いのか? 否定されるのが怖いのか。
もうすでにその右傾化のためにアジアではオフリミット(軽視)されているではないか。
こう言う方々の、若さにかまけた弾力性、柔軟性のなさが、ちょっとしたつまらないことで、いざこざや喧嘩、戦争に至ってしまうのだ。もう少しトップリーダーからして人間を勉強した方が良いと思うなあ・・・・
マスメディアももっと挑戦的であって欲しい。例えそれが大衆の支持を得られずとも、「危険に至るかも知れない方向性」本能で感じとって、ブレーキ役としての最後の貢献をして欲しいものだ。
この右傾化にかぶれるのも一種の宗教のようなもので、言うだけ口が減るから、中、韓のお偉いさん方も無駄な声は出さない。まして、他の国々も正直、世話になってる点もあるので、自制に期待して、表向きはダンマリを決め込む。
しかし、小泉さんには被害国の気持ちが伝わらずとも日本国民にはアピールし続けねばならないとは思っているであろう。
豪などが「中国を選択する可能性を示唆する」ことは、日本はただ単に、消費国としての存在のありがたさのみであったと言うことだ。その点では「これからの中国」の方が余程よいのである。
中国、韓国からの文句は「ありがたく」感謝せねばならない、日本の右翼的な傲慢をわざわざ指摘してくれてもいるのだ。言ってくれている内が花なのである。それに対してわが国は、自らの挑戦的な傲慢を感知し謙虚な外交を行っていかねばならないのだ。
本当は中国も韓国も北朝鮮も傲慢右翼ではないなら、日本が好きなのである。お隣りであるから、だからこそ言うのだ。気持ちを分かって欲しいのだ!それなのに泰然自若になれない国民性はいかんともし難い。