宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

図体と精神のアンバランスの掟。

2005-06-04 20:47:41 | Weblog
憲法を自民、民主の合議の上で決定するととんでもないものが出来上がる。
憲法の精神に統一性がなくなるのだ。多分自民党単独でも支離滅裂になってしまうであろう。
それは、対症療法で作るからだ。
作り直すなら、全部を改正すべきである。そうすれば統一感がでるであろう。
現憲法でさえ、天皇をシンボルに据えながらの主権在民に無理があり、そこからあらゆる矛盾が発生しているのだ。日本には「気兼ね」と言う「和を尊ぶ精神」があり、最高裁長官の任命権者を総理大臣にしたのは、その日本の風習を理解していなかった失敗作である。
憲法をズタズタにしてしまった者たちが、どんな憲法を作ってくるのやら見物である。
まあ、多分とんでもないものが表現されることでしょう。戦前回帰作品ではないか。戦前の質実剛健を美風と捉えて止まない層があるらしいから・・・・
日本の幼稚化は経済の発展に比例しているらしい。高度な学識や情報が必ずしも高度な国づくりには役立ってはいない。
これらはどうしたことか?
大量生産、大量消費が人間から知恵を奪い取っていったのか?
心の発展がなおざりである。お金にも、票にもならないからか?
高度な学識を経験してきても、それを十分に生かす人生を歩まないからか。上の言いなりで動くしかないからか。そうだとすると考えねばならないだろう。
心の成長がある時点で止まってしまうような気がしてならない。
働いて豊かさを享受するようになると、それに享楽して耽ってしまい、人間磨きが億劫や面倒になるからか?
この政治をしている人たちからしての幼さは、何とかしなければ日本の滅亡に繋がる。
図体ばかりデカくても、精神の幼児性はバランスが悪く、病気に至ること必定である。