宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

最後のねばりー大政翼賛発言の中曽根さん

2007-12-02 06:28:14 | 政治
あの問題の元灰色高官で元首相の中曽根さんが、まだまだ政治に口出ししている。
この前の渡辺さんの大連立裏取引の引き金を手助けしたばかりだと言うのに、またぞろである。
この人は、最後の最後まで本当に妖怪である。
なんとか大政翼賛で憲法を変えたいようだ、その執念たるやこの後に及んでも他を抜きんでている。
この他の追随を許さない執念は、流石に認めざるを得ない、大したものである。

しかしながらの大いなる問題は、裏の多いこの人の意見を取り上げるマスコミや事あるごとに、行き詰るごとに、日参する首相たちにもどうかと思わざるを得まい。
一応この前の「大連立」の件は渡辺さんの作為による責任で決着し、中曽根さんが遡及されることにはならなかったが、糸引くは、私は中曽根さんだと思っていたので、ここでも灰色が出ていた。
この人は兎に角、日本国にとっての危険問題児なのだが、なかなか要領が良く、けっして糾弾の憂き目に合わないのだ。
二期首相の座に居たという実績と、日本の国粋思想の人々には絶大なる支持基盤があり、ロンヤスと言うアメリカ大統領を一見取り込んだようにも見えるやり手のような雰囲気を国民多数に与えたからであろう・・・?
私はそのような方々とは違って、あくまで是々非々で物事を捉えるので、彼の方向性は「戦争行為に近づく恐れあり」という観点からも評価できないのである。
しかしながら特定の人々には、尻尾を出さない、というところで一種異様なカリスマ性を持ち得ているのかも知れない・・・・?
生きながらえてきたのも、右翼の検察への圧力だったのか・・・?はたまた政治献金の逃げで断念してよかったのか?・・・・彼の言動に影響される人々もいることは確か、今、その効果を狙っての大政翼賛発言なのだ。もしかして表に出した公としての、彼の最後の発言であるかも知れない・・・?