作者: James Marshall/絵:Maurice Sendak
ジャンル:動物
種類:ハードカバー、絵本
YL:3.5
ページ数:34ページ
語数:2300語
ISBN:9780062051714
おすすめ度:3
ストーリー
見知らぬ街をふらついていると、何かおいしそうなにおいに気付くオオカミ。匂いのするほうへ行ってみると、そこにはブタのバレエ団が!おいしそうなブタたち!これから公演が始まるところらしい。気がつくと、いつの間にか大勢のブタたちに囲まれていた。みな観客のようだ。運よくチケットを手に入れることができたオオカミは劇場の中へ。一番いい席をとり、ブタを食べる機会をうかがっていたのだが・・・。
感想
図書館本です。ブタくんたちを食べてやろうと思っていた腹ぺこオオカミですが、バレエのスリリングな展開に、あれれ?・・・トホホです。気持ちわかります。憎めないオオカミくんでした。
絵本ですが、語彙が結構難しく感じました。レベル高め。
結構前にlong long time ago stories for children(http://www.longlongtimeago.com/)で読んだストーリー&語数をまだ紹介していなかったことを思い出しました。『Fables』からとても短いストーリー10話の語数です。どれも比較的読みやすいです。だいたい失敗から学ぶタイプのお話です。
From the Panchatantram
「The Three Fishes」270語
池に釣り人がやってくる!3匹の魚がそれぞれとった行動は?
「The Indigo Jackal」680語
腹ぺこジャッカル、ひょんなことから体がインディゴ色に染まってしまいます。
「The Monkey & the Crocodile」830語
サルに助けてもらったワニが、しでかしたこととは・・・
「The Talkative Turtle」440語
おしゃべりカメの運命は・・・
From the Aesop
「The Ant & the Grasshopper」430語
おなじみアリとキリギリス。
「The Lion & the Lion」370語
こちらもおなじみネズミとライオンの助けあいの話。
「The Ass & the Lapdog」330語
主人にかわいがってもらっている犬に嫉妬したロバの行動。
「The Cat & Fox」210語
敵である犬から逃げおおせる方法を1つだけ知っているネコと、100通り知っているキツネの話。
「The Lion with Bad Breath」330語
ヒツジとオオカミとキツネ、それぞれにライオンがたずねました。「おれの口は臭いか?」・・・
From the Uncle Remus Stories of JC Harris
「How Brer Rabbit Met brer Tar Baby」910語
ずる賢いウサギの知恵。意外な結末。
私は「The Monkey & the Crocodile」と「The Lion with Bad Breath」が興味深かくて、おもしろかったです。最後の「How Brer Rabbit Met brer Tar Baby」は展開からしてウサギに天罰が下るかと思いきや・・・
情報
作者: Lillian Hoban
ジャンル:ほのぼの
種類:ペーパーバック、児童書
YL:1.2
ページ数:64ページ
語数:1525語
ISBN:9780064441490
おすすめ度:3
ストーリー
バレンタインデーの日、バレンタインカードをつくる妹のVioletに対し、一枚も作らないという兄のArthur。友達のNormanとはケンカをし、しかも彼はArthurをsecret clubにまぜてくれないのだ。ひとり外で遊ぶArthur。バレンタインパーティーに招待しようとしてやってきたWilmaがNormanも来るよ、と言えば、かたくなに行かないと言う始末。このまま一人ぼっちのバレンタイン?Normanとは仲直りできないの?
感想
それにしてもNormanが作ったというsecret clubとは何なんでしょう?それは分からずじまいでしたが、バレンタインデーにカードを作ったり、パーティーを開いたりと、日本のバレンタインデーとは少し違った雰囲気みたいですね。
作者: Louis Sachar
ジャンル:ヒューマン
種類:ペーパーバック、児童書
YL:6.2
ページ数:233ページ
語数:46938語
ISBN:9780440414803
おすすめ度:5
ストーリー
無実の罪で捕まり、Camp Green Lakeという少年の更生施設へ送られることになったStanley Yelnats。この不運も彼の家に代々伝わる呪いのせいなのか?干上がった大きな湖で、炎天下のもと、なぜか穴掘りをさせられる過酷な毎日。なぜ穴を掘るのか?それはCampの所長が何かを探しているかららしいのだが・・・。そんな中、同じグループのZeroという少年と仲良くなり、文字を教えることになったStanley。一癖もふた癖もあるCampの職員と入所者の少年達。学校ではいじめられっ子だったStanleyの運命は・・・。
感想
Camp Green Lakeに来た時には、事なかれ主義だったStanley。逮捕された時もあまり積極的に無実を主張していない様子でした。でも後半、ある出来事をきっかけに、自分から行動し、みるみるたくましくなっていくのに注目。数ヶ月前の色白で太ったイメージから、日焼けしシャープになった姿が目に浮かぶよう。Zeroとの友情も印象的。
英語的にはそうでもないのですが、ストーリー的に手ごわいです。過去と現在が交互に語られるところや、細かい複線、徐々に謎が明らかになっていくところなどには要注意、整理が必要。
児童書ですが、大人でも十分満足できるストーリー。男性にもお勧めです。
気になる表現
The last thing he wanted to do after killing himself all day on the lake was to get in a fight with a boy called the Caveman.(45ページ)
But the last thing he wanted to do after digging all day was to dig at night, too.(74ページ)
内容からして、最も~しそうにない、という否定的な意味合いのthe last thingかなと思いながら読んでました。何度か出てきたような。
『Longman Dictionary of Contemporary English』によれば、
the last person /thing =used to make a strong negative statement about someone or something
→the last thing somebody needs /wantsと上の二つの文のように後ろのwant もセットにして使うこともあるようです。やはり否定の表現です。
自分でランキングを作れるサービスがあったので、読んだ洋書のランキングを作ってみました。 順位を付けるのはなかなか難しい。とりあえず、自分が読んだ本の傾向からテーマを決めてタイトルを集めたという感じです。9テーマぐらい作りました。テーマタイトルをクリックすると全部の順位が見れます。本のタイトルをクリックするとAmazonへ。※アフィリエイトには登録してないです。
ブログパーツも制限があって自分の好きなのが貼れないので、じゃ、自分が作ったやつで・・・右下です。
こんなことをしていたら、本を読む時間が削られてしまいました・・・
情報
作者: Holly Keller
ジャンル:ほのぼの
種類:ペーパーバック、絵本
YL:1.5
ページ数:28ページ
語数:800語
ISBN:9780744517118
おすすめ度:4
ストーリー
Rosieは母親と一緒におばあちゃんのお見舞いに行きたかった。でも病院では10歳以下はお見舞いには行けない決まりなのだ。Rosieはまだ8歳、仕方なく留守番をすることに。
でも、どうしてもおばあちゃんを喜ばせたいと思ったRosieは、友達のKatieの力を借りて、ちょっと変装をして行くことにした。花屋でカーネーションを3本買ったRosie。病院へ到着するとエレベーターへ。ところが男の人に呼び止められてしまった。“children under ten are not allowed upstairs”Rosieはとっさにelevator manに花を手渡した。
感想
名前も書いてないのにカーネーションはおばあちゃんに届いたのか心配なRosie。変装までしたのに・・・。
ちょっと大人っぽく変装しようというところがかわいらしいです。ほんわかするお話です