株式会社オフィス総合研究所

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組織のモチベーションアップ

2010年02月27日 09時21分03秒 | 組織のモチベーションアップ
 まだ書き込みしていない研究テーマのとして、組織のモチベーションアップがあります。

これには自分自身本当に悩んでいます。

最終的には個々人が「何のために仕事をしているのか?」ということだと思います。

マズローの言う「自己実現の欲求」に基づいて仕事をしていれば、

個々人が高いモチベーションを維持でき、結果として組織のモチベーションがアップ

するはずです。

しかし、ほとんどの社会人が「安全の欲求」や「社会的欲求」のレベルで仕事を

しているのが現状でしょう。

では、「自己実現の欲求」とはどういうものでしょうか?

マズローの欲求段階説


教科書には、

①自分の能力、可能性を発揮し、創造的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求

 
②自己の成長や発展の機会を希求したり、自己独自の能力の利用および自己の潜在能力
 の実現を希求したりする欲求

③自分の独自能力をフルに発揮し、世の中のため、人のために役立とうとする欲求

と書いてあります。

マクレガーは、組織のマネジメント手法としてX、Y理論を提唱しました。

マクレガーXY理論


X理論:マズローの欲求段階説における低次欲求(生理的欲求や安全の欲求)を多く

   持つ人間の行動モデルで、命令や強制で管理し、目標が達成出来なければ処罰

   といった「アメとムチ」によるマネジメント手法

Y理論:マズローの欲求段階説における高次欲求(尊厳・自己実現欲求)を多く持つ
    
    人間の行動モデルで、魅力ある目標と責任を与え続けることによって、

    従業員を動かしていく、「機会を与える」マネジメント手法。

社会の生活水準が上昇し、生理的欲求や安全欲求などの低次欲求が満たされている時には、

Y理論に基づいた管理方法の必要性が高いとのことです。

その通りだと思います。社員の置かれている状況により、管理手法がことなるのです。

今は「野麦峠」の時代ではありません。当然Y理論による管理がベストのはずです。

したがって、「自己実現の欲求」に基づいてマネジメントをしなければいけないのです。

ではなぜ「自己実現の欲求」に基づくマネジメントができないのか?

最大の問題点としては、ほとんどの人が日々の仕事に忙殺され、

「何のために仕事をしているのか?」ということを考える機会がないことだと思います。

「天命」=「自己実現の欲求」に自分で気づくことが必要なんです。

すべての人は生まれる前に「この人生で何を学んでくるのか」を神様と約束して

生まれてくる。

人は「何のために生まれてきたのか」に気づき、その方向に向かうことで人生をより

豊かで、充実したものにすることができる。

「何のために生まれてきたのか」とは、「天命」のことであり、

その人が過去の人生においてやり続けたことを整理することで

見えてくる。

みんなが「天命」「自己実現の欲求」に基づいて働くことができる

職場を作ることが目標です。

このテーマは継続して研究していきます。

安西事務機ホームページ


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