先日、倒れている女性の救護を手伝いました。
その方の頭蓋骨周辺は熱くて、首から下が冷え冷えで、衣類は汗だくでした。
小さなバッグだったから、飲み物もお持ちではなかったようでしたし。
ちょっと深刻な状態だったので、その後が気になります
今ね、気をつけているはずのインストラクターでさえも熱中症にやれています
周りからも、例年以上によく聞きます。
今年は、雨が少なかったけれど高湿度で、本当に疲れますね。
人間にはホメオスタシス『恒常性機能維持』という機能があります。
体温だけに限って、ざっくり言うと・・・・
周りの暑さや寒さに対応して汗を出したり、震えさせたり、諸々のことをして一定の体温を保ってくれます。
よくトマトやキュウリ、夏の旬な物を食べると体が冷やされていい。
って言いますよね。
確かに、それは正しいんです。
でもね、今は、普段そう汗をかくこともなく、冷房の効いた室内にいたり、冷たくなる制汗剤とかシートとかあるし。
食べ物にいたっても、昔はそんなに沢山飲めなかった冷たい飲み物がふんだんに飲める。
そうすると、自分で思っているより内臓と、表皮は冷えていて。
結果、なんだか熱がこもる。
むにむに浮腫んで表皮が冷たい。
みたいなことが起こりやすいようです。
(もちろん、そんなことないよーって人もいるでしょう。それはね、素晴らしいこと。その調子です!)
だから、レッスンでは、しっかりと汗を出して欲しいんです。
体の表面だけにかくベタッとした汗ではなく、絞り出したような汗を。
そのために、汗が出やすいように心拍数を大変、工夫しております。
室温が高くなってきた、と思ったらエアコンかけます、もちろん。
でも28℃を目安にしています。
この28℃というのは、私の体感覚ですけれども、温度計とズレたことはありません。
だから、もしレッスンで暑くて熱くて、もーっ
という時は、もちろん声をかけても欲しいけど、以下のことを、ちょっと考えてみて欲しいなと。
①通気性の良いウェアを着ていますか?
②呼吸はきちんと行っていますか?←これ、多いです!(息を止めて動いてないか?)
③水分は冷たすぎないものを摂っていますか?
④睡眠不足ではないですか?
⑤汗をかいたら、まめにシャワーを浴びていますか?(冷房で涼しくなってそのままが一番ダメ!)
今日、治療で神とも話したのですけど、この恒常性が低下している、または鈍い方が多いと。
元気とか汗をかくとか、かかないとか、そういうレベルでなくて。
体内から汗が、ぐおぉぉぉっと出てくる感覚、これが大事なんですね。
ですので、室温も心拍数も留意しますけれど、皆さんも上記の点に気をつけて頂いた上で、
体にこもった熱を汗に変えるんだ!
という意識を持って参加して頂けるといいと思います。
その際に摂取する水分は、今の時期はハイポトニック、浸透圧の低い吸収の良い物がお勧めです。
私は、今は、箱のヴァームウォーターです。
通常よりも2倍ぐらい薄めて飲みます。
その他のVAAMは、『なんか、熱がこもる、怠い・・・』って時にやはり飲みます。
アミノ酸が沢山入っているので、バテにくいし胃腸への負担が軽いと感じています。
レッスンしていない普段の時にも、この季節は、糖分に気をつけながらも、このようなドリンクの力を借りてもいいのではないかな。
室内熱中症の予防にもなります。
特に高齢になると暑さを感じにくいんですね。
なので、早め早めに、策を講じるべきだけど、またそれが、いつどうしたらいいか?わからないものでね
だから、こういったドリンクをごく薄目に作って1日500mlぐらいは飲むといいですよ、。
皆さんもだけれど、周りに気になる方がいたら、そのようにアドバイスしてあげてください。
ということで、今日は猫でもなく食べ物でもなく、真面目に書いてみました
今日も顎関節と側頭に鍼&電気で涙目の2時間コースを耐えました
お風呂であったまってきまっす