池川亜矢子の行住坐臥再び

独り言、のち猫、時々身体のこと

具体的かつ端的に~指導について①~

2017-02-17 23:34:43 | 仕事、身体

今日も胃の裏の於血を抜かれました・・・地味に痛い
神が診ると腫れているのがわかるらしい、凄いな!!

さて、久しぶりに仕事の話書こうかなと。

指導者は皆さん、口頭と動作と使い分けると思うんですが。

今日は口頭指導について。

口頭指導と言っても手法が色々とあるんですけども。

私が、常に意識していることは、たった一つです。

『具体的かつ端的に』

 

沢山喋ると具体的になるかと言うとそうでもないもので。

よく、色々喋られてわけわかんなくなった経験ないですか?
私は、あります、特に化粧品とか。
1コわからなくなると、後はもう頭に入って来ず、買う気ゼロになり手ぶらで店を出る。
話の途中でも「言ってることが全然わからないので他所行きます」って遮ります。
その辺、容赦ないです、だってプロでしょ?いいのよ、それぐらい。

だから、大人の方への指導では、この『わかりやすさ』というのは絶対です。

そして、動作を見せても伝わらないことがあります。正しいところがね。
その時に

『熊手みたいに先が別れてるからね』とか、
『あともうちょっとで届くスイッチに触るつもりで』とか。

そんなイメージしやすい言葉を常に常に探しています。
だから本を読むのかもしれません。

口頭指導には正しい知識と想像力が必要だと思うから。思いません?

もし、これを読んでいる指導者の方がいらしたら、

伝わらないのは自分の指導力が足りない場合が多々ある

と自覚しましょう。
そして、努力しましょう。つーか、するしかないじゃん?人相手だから。

ってもね、万人に伝わる言葉なんてものは少ないわけで。
そして、どれだけ工夫しても伝わらない人はいる、それは覚悟しておかないとだね。

長きに渡り指導と言う仕事をしていても、レッスン終わる毎に
『なんでだ~、なんで伝わらないんだぁぁぁぁ』とセルフ突っ込みしている・・・

それが、私です。

ゆっくり分解して教える?

何、寝言言ってんすか。

ゆっくり教えて出来る場合もあるけど、レッスンには制限時間というものがあって、その中で効果を出さねばならんのですぞ。

動きが覚えることが大事なのではないですよ、効果を出すことが私たちの仕事ですぞ。
これ、本当に忘れちゃあかんとこよー。

特に、これからは、言葉で表現するしかないシーンが、沢山出てくるよ。
リタイアして、しょうがなくジムに来ている方々も増えて来てるし。
聞く気、自宅に忘れてきたね?って人に響く言葉を探すんだよ。

動作はすぐには上手くならないけど、言葉は工夫で何とでもなる。

だから、コリオ考えたり覚えたり大変だとは思うけど、さっさと済ませて、本を読んで、探して、考えよ。
受動的な映像ばかり見ていてもダメだ、頭動かさないと。

これは、『DVDを見せてばかりの子供は想像力に欠ける』とデータも出てること。
大人だって、そうだよ、この後、脳は退化するだけだもん、尚更。

そうすれば、コリオを覚えるんじゃなくて編み出す立場になれるかもしれん。
受け身でなくて、夢が描けるじゃん?

まずは、明日から『もう少し』という言葉を『あと何cm』とか具体的に伝えてみて。
これなら簡単だよね?

でもね、いかに『もう少し』という言葉に頼っていたか?がわかって愕然とするかもよ。
具体的な距離が自分で計れないとかさ、あるから。
ま、気にしないで、とりあえず近そうな数字を口に出してみよ。

答はお客さんの反応でわかるから。

そうなんだよ、教えているつもりが、実は教わっていた、ってことが多々あるんだ。

まずは、そこを忘れずに。

はーい(わかってても、咄嗟の時には忘れるんだな、これが)

また、そのうち口頭指導の種類についても書きます。

Someday.