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日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

指示嫌いと指示待ち。

2014-12-18 14:57:09 | 発達応援
 先日、養生の勉強会でおせちを作りました。
その中で、飾り巻き寿司を作りをしたのですが、
レシピの指示通りパーツを作るものの出来上がるまで、
全体がイメージできず?がいっぱいでした。

 今日も仕事で、4つの山からなるナンバーが混じった荷物を
4つの山はそのままで2つに分けるのに、途中で間違えてわたわた。
こちらも、部分に分けるのに?がいっぱい。

 部分と全体、全体と部分、フォイヤーシュタインでもありますが 
苦手を再認識の今日この頃です。

 時々、指示を受けるのが大嫌いな子どもがいます。
そうかと思えば、指示なしでは一歩も動けない子もいます。

 なんだか、正反対の子どものように感じますが、
実は、どちらも色々とできないことが多くて、
失敗をするのが怖い、嫌だ、と思っていて、
両者の根っこは同じ気がします。

 指示を受けることが嫌いな子どもは、
できないので、先生や友だちのいうことを聞いてやろうとしても、
そもそも言っている意味が分からなかったり、
自分では言われた通りにやっているつもりなのに、
「できていない!」と指摘され、
「言われた通りやってるのに!」との悔しさが募って、
「もう、言われたってやるもんか!」と思っている場合があるように思います。

 この場合、本人の理解できる教え方か?という教える側の反省と
本人の言われた通りやっているつもりの部分を
そのやり方では正解に辿り着かない、ということもちゃんと教える必要があると思います。

 指示なしでは動けない子どもには、
易しいことからでいいので自分で考えた方法で、正解に辿り着く体験をすること。
そういう体験の積み重ねが、自分で考える習慣を身につける一歩かなぁ~と思います。

 わからないこと、できないことは悪いことでも隠すことでもない、ということが
小学1年生くらいの子どもの中では、当たり前の雰囲気ですが、
身近な大人の話を理解し、察知する力がつきはじめると、
できないという事象をとらえて、揶揄しだすように感じます。

 できないことがある人を小馬鹿にするような子どもにしない。
ちょっと小馬鹿にされても受け流すくらいの強い子どもにする。
どちらも必要な力だと思います。