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ぶらり紀行

宝塚市近郊の神社仏閣・祭り山車を中心に訪れた様子をレポート

川面東先代幕1

2009年01月28日 13時07分50秒 | 川面東
川面東先代幕について文献、証拠等がいまのところ存在してませんので、皆さん意見や推測をお持ちだと思います。
ここで紹介する内容は、「川面の町に生まれて」地車誌内容と異なります。本誌文内容が本筋でありますが、あえて私が推測するところを紹介したいと思いますので、あくまで私個人の第2案として理解してください。

本誌文でも幕絡みの文章には必ず高価であったと考えられるとあるように決して安価な物ではない。この認識は一致するはずである。

川面東先代幕ですが、多くの方が地車購入と共に小濱東ノ町より川面東に嫁いできたと何の疑いもなく思っています。当然私も以前はそんなこと深くも考えませんでしたが、先代幕には地車共々深い愛着を感じております。

実際新調時には、かなり高価な物であることが容易に推測できますし又、曳行時には体をはって幕を守る行為等引き継がれてきた伝統から大事に扱われていたことを考えると当時の方々の思い入れも感じれます。

私が川面東地車調査するようになって最初に疑問に思ったのが先代幕の経路です。
ご存知のように小濱より地車を購入した記録が大道町に残ってます。一番ひっかかる部分が下記画像文献の欅造り楽車(地車)1基・並びに小道具1式也。
幕の文字が見当たりません。幕地車に携わっている方々ならおわかりになると思いますが、この先代幕が小道具ですか?ありえないと思いませんか?
大道具ならいざ知れず、又は、楽車(地車)1基に含まれていて切っては切り離せない物であり、当然に当時はそう理解されていた。と考えれば納得しますが・・・



考察してみて、地車を売却するにあたって不要となる物。

地車売却で地車祭りをしないが、神社秋祭礼を行うとして。
間違いなく不要な物=こま(予備含む)、梃子棒(当時は使用)、四綱、曳き綱、地車専用修理・整備用道具1式。

もしかしたら祭礼に利用できる物=地車提灯、小太鼓、鐘、、御幣、見送幕、土呂幕。

利用できる物=大太鼓、内(前)幕・現実に元小濱北ノ町地車の物であろう内幕が小濱内お堂で現在も利用。

神社祭礼を一切しない、又は、他町と共同でする場合は上記すべて不要と思います。逆に新しく地車を購入する場合は上記全部利用可能です。

以上のように小道具は、多数存在します。

どうしても太鼓(大)見送幕は項目別にしてもおかしくないと思うのですが。単独でも十分成り立つ物ですし。
そんな疑問から私なりに調査しましたので次回から紹介していきます。

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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ひっそり)
2009-01-29 12:47:28
アニキ、歴史ミステリーみたいで、おもしろいな、どないな展開になっていくのか期待してます。
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歴史ミステリー (あにき)
2009-01-29 16:40:20
幕は基本昔から私言うてましたから、気合入って第7話予定してます。長い?(笑)
川面東ネタは、後、製造年代うんちくして終了かな。と今は思ってます。
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本音 (まっしゃ)
2009-02-07 14:24:41
地車史(P.337)にも書いていますが、「東地車の見送り幕が小濱東之町から地車とともに譲り受けたものであることなど、どこを探してもそんな記録を見つけることはできない。なるほど状況的にはそれでうまく説明がつくし、既にいくつもの文献の中でもっともらしく紹介されてきた内容である。しかしながら…」。こちらが私の本音です。幕を小道具一式に含むかといった点も合わせて、通説にはかなり疑問を持っています。
但し、この問題はもう少し掘り深めていけば、何か解決の糸口が見つかるのでは?という期待を持っています。
そのひとつは川面東の内幕(前幕)。内幕と大幕(見送り幕)が同時に製造されているか、まったく別々に作られたものかがわからないものでしょうか。内幕は明らかに川面オリジナルですから。
もうひとつは、小濱の西(現小濱)、北(現鴻池)の見送り幕。伝承によれば同じように西、北の文字があったと言われています。それがそもそも間違いであるなら、東之町にだけ文字があったというのも不自然な話ですよね。
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あとがき (あにき)
2009-02-07 22:46:15
まっしゃさんにあとがき=裏話。
第2案公認いただいたようで(笑)

専門家に鑑定してもらったらおおよその年代解るんでしょうね。

証拠・自白が不可能に近いので、状況証拠を積み重ね推理してます。幕話6・7ぐらいでまっしゃさんには、話したと思いますが、あまり皆が気づいていない内幕との関係も交えてますので、編集長あせらず楽しみにしてください。
まだまだ引っ張りますよ。(笑)
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