11月のカレンダー

錦秋という言葉が「さらばわが愛 覇王別姫」の
イメージに合うと思うのですが・・・
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レスリー・チャン アルバムレビュー#28


DREAMING
1990 新藝寶 CP10046
Dreaming
引退後に新藝寶CINEPOLYから発売されました。
CINEPOLY時代のアルバムからのBEST+未発表曲で構成されています。

01) Dreaming   曲:L.MONTGOMERY,G.PASCHAL 詞:林夕 編曲:唐奕聰
これまで未収録だった「Dreaming」が1曲目です。
アレンジは熱★情演唱會でもおなじみの唐奕聰(ゲーリー・トン)。
Vanessa Williams  
Dreamin' Composer: Lisa Montgomery and Geneva Paschal ー1986
が元曲ではないかとただ今確認中です。
20年近く前の曲なのですぐには確認できません。

02) Miss you much
曲目レビューはこちら 

03) 想妳
曲目レビューはこちら
 
04) 側面
曲目レビューはこちら 

05) 共同渡過
曲目レビューはこちら
 
06) 無心睡眠
曲目レビューはこちら 

07) 風再起時 
曲目レビューはこちら 

08) 暴風一族 
曲目レビューはこちら 

09) 無需要太多
曲目レビューはこちら 

10) 拒絶再玩
曲目レビューはこちら

左はレコードに入っていた歌詞カード。CINEPOLY時代のアルバムジャケットからの写真が表紙と裏表紙に。
地模様があるおしゃれな紙を使ってあり、お気に入りです。
でもジャケットデザインはレスリーがかかわっていなかったので
かなり手抜きのような感じがします。 
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細い目(マレーシア) 東京国際映画祭セレクション#3


細い目
SEPET   2004年/104分
監督:Yasmin AHMAD(ヤスミン・アフマド)
出演:NG Choo Seong(ン・チューセン),Shaifah AMANI(シャリファ・アマニ)

マレーシア映画といわれるものは初めてだったのですが
ある人のオススメと映画祭の紹介記事を読んでいたので楽しみにしていました。

【STORY】
屋台で(海賊版?)VCDを売っている中国系の青年ジェイソンが
香港映画(金城武)のファンであるマレー系の女学生オーキッドと
偶然出会い恋に落ちる。
オーキッドも次第にジェイソンに惹かれてゆく。
二人の周りの人々は複雑な思いで見守るが、ある事件がきっかけで
オーキッドはジェイソンを避けるようになる。
オーキッドがイギリスに留学する日、ジェイソンからの手紙を読んで
彼女自身の本当の気持ちを確認することになるのだが・・・



タイトルの「SEPET」とはマレー語で中華系の細い目を指す言葉らしい。
多民族国家であるマレーシアは、マレー系が約6割、中国系が約3割、
インド系が約1割、という民族構成になっているそうだ。
映画の中でもマレー語、英語、北京語、広東語、福建語が話され、
日本語字幕だけを追っていくと「あれ、今のは何語?」と
聞き直さなければならなくなる。
ヒロインのオーキッドはマレー系なのに香港映画それも王家衛作品や
金城武のファン、ジェイソンと熱くジョン・ウーの映画を語ります。
かたやジェイソンはインドの詩人タゴールの詩が好きなロマンチスト。
そしてオーキッドの母親たちも香港映画やドラマを愛し
「上海灘」の主題歌を歌い、タイ語の歌を聴く。
従来のマレーシア映画にはなかった異民族間の恋愛や交流を素直に描いて
マレーシアでも多様な観客を集めたという。
同じカルチャーへの情熱(ここでは香港映画への偏愛)という共通の想いがあれば
民族や宗教の違いばかりか、貧富や身分の差さえも乗り越えられる、
という気持ちになってくる。
これは監督が女性であるということも大きく関係している。
映画の中でもそうだが、私は女性の方がこういう意識が強いような気がしている。














映画の公式ホームページはこちら
この作品はマレーシア・アカデミー賞グランプリをはじめ、多くの映画賞を受賞、
そして東京国際映画祭では最優秀アジア映画賞を受賞した。

SEPET(邦題:細い目)はVCDがこちらから購入できます。
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お気に入り写真 #11


LVマーク見つけっ!
なにげに昔からLVのものを良く持ってらっしゃいます。
80年代の写真でも時々見かけました。


昨日と今日の写真(ポストカード仕様)は
下の画像リンク先から購入できます。
90年代、2000年代もあります。

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お気に入り写真 #10


これはお気に入りと言えるのかどうか・・・
見つけたとたんにコメントはこれで決定。

   「ゲッツ」(古いっ・汗)
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無米樂DVD


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東京国際映画祭で観てその素晴らしさにぞっこんの
今日この頃ですが、その「無米樂」DVD(台湾発売)が
YesAsiaで購入できます。

字幕は中国語(繁体字)ですが、映像の素晴らしさと
日本語の歌に心和むことと思います。
ぜひお勧めの1枚です。
画像クリックでYesAsiaへ
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レスリー・チャン 映画レビュー#22 欲望の翼


欲望の翼  DAYS OF BEING WILD
阿飛正傳  1990年12月15日香港公開
監督    王家衛
製作    光榮
出演    張國榮、張曼玉、劉徳華、劉嘉玲、梁朝偉、張學友

「欲望の翼」は日本での上映権が切れて、その最終上映が
今年7月に東京で行われました。
こちらに当時の記事がまとめてあります。

「阿飛正傳(欲望の翼)」が香港で公開されたのは
1990年12月15日で、その広告はオールスターキャストと巨額の予算をかけた
話題のクリスマス作品としてでした。
王家衛監督は、監督第2作目で、それまでの一般的な香港映画とは違う
作家性のある作品を作りあげ、メジャーな路線に乗せました。
技術的にも当時としては珍しかった同時録音の手法を取りました。
しかし興行的には振るわず、公開後2週間で打ち切りとなりました。
難解なストーリーと見えない結末に、
香港人は期待を裏切られたと感じたのでしょうか?
香港の観客には不評だった「阿飛正傳」も
映画関係者や評論家には極めて好評で、
第10回香港電影金像奨では
最優秀作品賞・・・・・・・・阿飛正傳
最優秀監督賞・・・・・・・・王家衛(阿飛正傳)
最優秀主演男優賞・・・・・・張國榮(阿飛正傳)
最優秀撮影賞・・・・・・・・杜可風(阿飛正傳)
最優秀美術監督賞・・・・・・張叔平(阿飛正傳)
以上、5部門を獲得しました。
また1990年中国語圏映画ベスト30(第10回香港電影金像奨 影評人評選十大華語片)で堂々の第1位を獲得しました。
プロには好評だったのですね(笑)

この作品は日本でも92年に公開され王家衛監督人気に火をつけました。
またそれまでアイドルスターから引退してカナダに移住していたレスリーを
映画の仕事に復帰させるという、記念すべき作品となりました。
(参考文献:香港電影広告大全1990-1993)

【STORY】
1960年、サッカー場に勤めるスーは若く奔放な青年ヨディに出会った。
ヨディはスーに「今夜、夢で会おう」と言って立ち去る。
ヨディは毎日スーのもとにやってきた。
「1960年4月16日午後3時1分前の1分間」は2人には特別な時間で
スーはヨディに恋をした。
しかし恋は長続きせず、根無し草のようなヨディはスーと結婚する気もなかった。
新しい恋人ルル(ミミ)と一緒にいるヨディをあきらめきれないスーは
彼の家の前で何時間も過ごしていた。
そのスーの近くには彼女を思う警官タイドの姿があった
ヨディは義母と自分を生んだ実母についての確執があり、争いが絶えなかった。
或る日ヨディは香港から姿を消した。
実母を探してフィリピンに旅立ったのだ。
フィリピンのジャングルを行く列車には脚のない鳥となったヨディの姿があった。
ラストは部屋で身支度を整えるギャンブラー、スマークの姿が映し出される。


「欲望の翼」東京最終上映時にブレノンアッシュの篠原さんが
会場で話されたエピソードの中に、台湾公開版についての
興味深いお話がありました。
それは台湾で公開されたバージョンでは映画の冒頭に
ナイフを持った劉徳華が映っているシーンがある というもの。
で、探してきました、そのシーンがたぶん下の画像だと思われます。













これは台湾の台北金馬國際影展執行委員會が発行した
電影[木當]案CINEDOSSIER シリーズの
王家衛版
に掲載された画像です。1991年初版発行
(左画像、クリックで拡大)


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台湾バージョンはこちらで購入できますが現在発売されているバージョンが
台湾公開時と同じものかどうかは未確認です。
ただ日本版よりは3分ほど短いようです。
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レスリー・チャン 映画レビュー#21 チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2


チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2 A CHINESE GHOST STORY 2
倩女幽魂Ⅱ人間道 1990年香港
監督 程小東
製作 徐克
衣装 張叔平
出演 張國榮・王祖賢・張學友・李嘉欣・李子雄・午馬

1987年のチャイニーズ・ゴースト・ストーリーの続編。
前作で幽霊のスーシン(王祖賢)と恋に落ちたツァイサン、「人間道」では
タイトルどおり、人間の娘と恋に落ちるわけであります。

【STORY】
イン道士と別れ故郷に戻るものの、店はつぶれツァイサン(張國榮)は人違いで
牢獄に入れられてしまう。
刑に処せられる直前に逃げ出すことに成功したツァイサンの前には
チャオ(張學友)という道士と知り合う。
スーシンそっくりの人間の女性チー・フォン(王祖賢)と
ユウチー(李嘉欣)の姉妹と出会い、
無実の罪で捕らえられた姉妹の父親を助けることになるのだが
この裏には国をのっとろうとする妖怪の策略があった。


前作の幽霊との儚い悲恋物とは趣がちょっと変わります。
ヒロインが人間というだけに、物語が明るくなっています。
レスリーは前半ひげをはやしているので少し大人っぽい感じなのですが、
相変わらず非力で母性本能をくすぐられるキャラです。
今回は張學友扮する道士チャオの存在が全体の雰囲気を
よりコメディタッチにしているわけです。

レスリーは引退宣言後、映画契約が数本残っていたので
映画出演を果たした後でカナダへ移住しました。
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非婚という名の家(台湾) 東京国際映画祭セレクション#2


非婚という名の家
無偶之家,往時之城 Scars on Memory/2005年/52分
監督/製作/脚本/撮影監督:陳俊志(ミッキー・チェン)
製作総指揮:シルヴィア・H・フォン
音楽:チェン・ジェンチー、コン・ユーチ
アートデザイン:リュー・チアホン

今年の東京国際映画祭「アジアの風」部門では[台湾:電影ルネッサンス]という
特集が組まれました。
台湾で2005年に入って公開された新作ばかり11本の作品群です。
その中のドキュメンタリー3本の内の1本が
「非婚という名の家」(原題:無偶之家,往時之城)でした。
作品案内では『中年を迎えた二人のゲイを題材に、
生命を考察する文学的な風合いも兼ね備えたドキュメンタリー映画』という言葉が。
映画は冒頭から軽快なメロディに乗せて、2004年の台湾総統選挙
(陳水扁、連戦両候補の激戦)の場面から始まる。
台湾は国を挙げて政治、選挙に燃える国、というイメージが私の中にあります。
その通りの光景が繰り広げられて、いつのまにか映像に引き込まれていきます。
台湾では老いも若きも、男も女も、ましてゲイやヘテロも関係なく
こぞって自分の支持する候補者、政党を応援します。
その選挙の喧騒のまま、カメラは西門町の老舗のサウナでの
テーブルを囲む家族(もちろん真の意味の家族ではないが)たちを
追っていきます。

台湾は近年までゲイに対する規制や偏見がかなり厳しかったようです。
そして監督も言っていたように、ゲイの人たちが生活できるエリアも
極めて狭いエリアに限られていたようです。

そういう中でめぐり合った2組のゲイカップルの悲しいラブストーリーや、
それに絡む社会的な事件や文化的なトピックスといったさまざまな事柄を、
時に悲しく、時にコミカルに、また文学的な情緒を漂わせて
カメラは見つめていきます。

その映像の中には、日本の私たちレスリーのファンにも
きっと心揺さぶられるであろうエピソードもあります。
「覇王別姫」や「藍宇」など具体的なこと以外にも・・・。

そして私たちはカメラを通して監督が見つめているものに気づく時がきます。
愛を探し、家族を求める姿は普遍(または不変、もしくは不変)だということが。
悲しいことも辛いことも、また嬉しいこともすべて内包された上で
少しでも前向きに進んでいこうという気持ちが表れています。
「無米樂」の時も感じましたが、悲しみや苦しみや喜びや、全ての感情を
おおらかな性格で乗り切っていく台湾の人々がとても
愛らしく、いとおしく見えてきました。
撮影する監督たちと撮影する側との信頼関係も垣間見えたし。

途中から涙無しには見られませんでした。
東京国際映画祭でも、もう一度観たいと早稲田大学まで行って観たのですが
2回とも、泣いている方がたくさんいらっしゃいました。

早稲田大学での上映会
11月2日に早稲田大学で「シンポジウムと台湾映画上映会」が開催されました。
当日は「台湾黒電影」(東京国際映画祭では見逃したのでラッキーでした)と
「非婚という名の家」の2本が上映され、
陳俊志監督も出席してティーチ・インが行われました。
自身も同性愛者である監督は1999年「美麗少年」で台湾ゲイ・シネマの旗手となり
2003年「幸福備忘録」そして2005年の「無偶之家,往時之城」と同性愛をテーマに3部作を撮っています。

【ティーチ・インの内容】
  (注:大雑把な覚え書きです。間違いがあればご指摘を。また順不同です)
:対象のインサイドに入ってドキュメンタリーを撮り続ける思い(モチベーション)とは?
:まだ若くて資本がないのでドキュメンタリーを撮っているし、これは台湾の映画産業の問題もある。
:どうして中年のゲイを選んだのか?
:若い世代を対象に「美麗少年」女性は「幸福備忘録」を撮影した。今度は5年前から構想していた、台湾の歴史の中で社会の本流からそれて存在を抹殺されていた世代のゲイを描きたかった。
:ゲイの人たちを通して台湾の政治や社会や人々の生と死を見つめているのでは? また食事のシーンが印象的だった。
:(台湾の)ゲイの人々の歴史をどう描いたらいいのか、気を使った。政治(2004年の選挙)、社会の流れの中でゲイの歴史とつなげて生と死を表現。気持ちが沈んでいる中にも前向きに、という作り方にした。
食事のシーンは「フラワーズ・オブ・シャンハイ」のシーンのように描いた。ゲイの擬似家族のようなイメージ、新しい家族のかたち。
選挙のシーンはゲイの中でも多元的な感情があることをわかってほしかった。
単なるゲイやエイズのドキュメンタリーではなく、それらを通して生と死や家族とのつながりを描きたかった。台湾は急速に民主化して、多元化してきた。最近は多用な考えを選ぶことができるし、向き合うこともできるようになった。

会場には100名くらいの参加者があり盛況だったのだがひとつとても残念だったのは、かなり偏った意見(いわれのない偏見)をティーチ・インの最後、終わろうかという時に2回も発言した方がいたことです。年配の男性でしたが、それまでの発言者の男性のほとんどが質問の頭に「私は(ゲイではなく)ノーマルですが」(笑)と断っていたのとは明らかに違うレベルの発言内容でした。会場はさーっと引いてましたけどご本人は何も感じていなかったのでしょうか?

また監督は10年間同じテーマで撮り続けてきて幸せだ、とも語りました。
きっとこの日のような偏見や扱いを受けてきたに違いないのですが、
とても小柄でキュートでチャーミングで、
思いを伝えようとする熱意を充分に感じさせる監督のトークでした。

監督さんが早稲田の上映会に持ってきてくださった
台湾でのパンフレットの裏面の写真。
(写真はクリックで拡大)


パンフにクレジットはありませんでしたが
「表のデザインはあのジェイ・チョウです」と紹介されてました。
会場では「おおっ!」と声が上がったのですが
あのイニDの周杰倫さんなんですかね?再確認すればよかった。

終了後はサインをいただこうと監督さんに声をかけると、
気軽に応じていただきました。
つたない英語で感想を話すと、一生懸命聞いていただきました。
たくさんの方がサインを貰って臨時のサイン会のようになっていました。
東京国際映画祭の最終日のスタンリー・クァン監督みたいでしたよ。

左:熱心に語る陳監督
右:パンフレットにサインする陳監督
(クリックで拡大)
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無米樂(台湾) 東京国際映画祭セレクション#1


無米樂 The Last Rice Farmers 無米樂
監督/脚本/撮影監督/編集:顔蘭権(イェン・ランチュアン)
監督/脚本/撮影監督/録音/照明:荘益増(ジュアン・イーツェン)

台湾の稲作農家について、事前知識はほとんどなかったのですが
東京国際映画祭の公式H・Pでみた予告編がすごく気に入って
チケット購入を決めました。
15ヶ月間、台湾南部の有数の米作り地区の3人の年老いた農夫とその妻を、
米作りの暦にあわせた美しい景色とともに撮影したドキュメンタリーです。

始まってすぐに日本の古い歌謡曲を歌うおじいさん、
歌詞もメロディも正確で私たちは驚いてしまいます。
春先、農暦というのでしょうか、暦にあわせ田んぼの準備が始まります。
機械で耕す人もいれば、昔ながらの水牛での耕作を続ける人もいます。
季節を追うごとに、
米作りの大変さ、何十年も続けてきた仕事を大切にしているさま、
毎年の作業や天候やその他全て記録している人、などなど
ぐいぐい映像に引き込まれていきます。
田んぼに水を入れる音、台風の風雨の音、やっと実った稲の風に揺れる音、
乾燥させたもみがあんなにきれいな音がするなんて、自然は素晴らしい。

しかし現実は厳しく、台湾の米作り農家は長い間
政府の施策や経済の荒波にもまれてきました。
いまや海外からの低価格の輸入米に押されて
瀬戸際に追い込まれている状態だそうです。

そんな中でも米が収穫できたなら、それでよしとする農家の人々。
年老いた人々に先はそれほど長くないかもしれないが
明るくけなげに米作りを愛する人々。
センチメンタルでなく素朴で明るい会話に
過去を振り向くことなく前を見据えて達観する姿が見えてきます。

台湾では公開時に大ヒットしたそうです。
日本でもぜひぜひ公開してほしい作品の筆頭です。
同じアジアの稲作国家として非常に共感を呼ぶ作品だと思います。












タイトルの「無米樂」とは、古い台湾語で、
「米がなくても楽しく暮らせる」と、
不作のときの慰め、諦め、開き直りにも似た
きわめて深い意味のある言葉だそうです。
詳しくはこちらのブログに解説があります。
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