レスリー・チャン2008年8月のカレンダー

 

2008年8月のカレンダーは
映画《錦繍前程》の「電影雙周刊別冊8」より。
レスリーにしては珍しいサラリーマンスタイル。
でもこのスタイルでサーフィンですからね…
携帯電話のCMに使われていたんでしたっけ?
今月は北京オリンピックも来週から始まるし、
それでなくても忙しいのに
またあっという間に時間がたってしまうかもしれません。

さて今年の9月は香港に行けないので
次回香港行で後悔なきよう(笑)準備万端怠りなく、と考えて
いろいろとロケ地なども検索しています。
《錦繍前程》も香港の街がたくさん出てきます。
今探索中ですが、なかなか難しいですね~
情報希望(他力本願)
他の作品では、ここではないのか?と思われるところが数か所あります。
これは現地に行かないと確認は無理(笑)
次はいつかな~?
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

8月の映画


 

8月もあっという間に過ぎてしまうかも、です。
来週末は夏休み後半戦も待機しているので、見る映画は少なくなるかもですが、
じわじわと映画祭関連情報も流れて来ていますので、
8月後半から映画祭前哨戦に突入しちゃうかも~

8月

ドラゴン・キングダム:新宿ピカデリー

:カンフー・パンダ:新宿ピカデリー

※どちらもハリウッドが作ったカンフーリスペクト映画。ぜひ字幕版で見たく
新宿まで遠征。新装なった新宿ピカデリーにも行きたかったし(笑)
ドラゴン・キングダムなんか大きいスクリーンで張嬉しかった。きれいでいいわ。
スペシャルルームなんて行かなくても十分満足でした。感想などは後ほど。
カンフー・パンダのプログラムには新宿ピカデリーのネーム入り。
このあとも観賞した映画があれば、追記あり。

ダークナイト

※ヒース・レジャーの最後の作品。
観た方の感想など読むと早く観たいと思ってました。
観終わって、ほーっと場内でため息とも何とも言えないものが流れましたよ。
私もちょっとぼう然というか魂抜けたような感覚を覚えました。
今日はまとまったこと書けないので、後日またエントリします。
場内は男性が多かったのですが、ちょっと泣いてるような方が多かったです。
お隣の男性も鼻をすすってました。もう一度見に行くかも。

カンフー・ダンク字幕版

※字幕版の上映が少なすぎ(怒)
と怒ってたら、シネカノン有楽町2では字幕上映が吹き替えと逆転していました(嬉)
朝1回目だけは吹き替え版、2回目からは字幕版です。

8月14日付で感想など下書きしていたエントリに
公開後の字幕版観賞後のレビューなど追記して8月14日にupしました。

言えない秘密:新宿武蔵野館

※字幕付きで見られて良かった。いい作品です。ぜひ見てほしいけど
まだ公開されていない地区も多いので、レビューが難しい。
どちらにしても秘密なのでネタバレ注意。
新宿武蔵野館では撮影に使った衣装の展示も行われていました。

ちまちま書いていた感想などやっとエントリしました。こちら

インビジブル・ターゲット:シネマスクエア東急

香港映画《インビジブル・タ-ゲット》初日舞台挨拶に行ってきました。
ゲストはジェイシー・チャン(房祖名)。
今時の舞台挨拶はお笑い系がやってきて、映画と関係のないことで
翌日のスポーツ紙とかTVに出ることが多くて嫌なんだけど
この舞台挨拶はシンプルでとっても良かった。
香港映画祭の時に聞けなかった撮影中の面白い話もしてくれました。
でもジェイシーは広東語は苦手だね。英語の方がいいみたい(笑)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

言えない秘密



言えない秘密

監督・脚本・音楽・主演:周杰倫(ジェイ・チョウ)
出演:周杰倫(ジェイ・チョウ)、桂綸鎂(グイ・ルンメイ)、黄秋生(アンソニー・ウォン)
制作:江思強(ビル・コン)
撮影:李屏賓(リー・ピンビン)
脚本:杜緻朗(トー・チーロン)
音楽:TERDSAK JANPAN

原題 不能説的・秘密/2007台湾
第44回金馬奨 最優秀映画奨/主題歌唱奨/視覚効果奨

【STORY】
天才的なピアノの才能を持つ転校生・葉湘倫(シャンルン)は、
ピアノ室の古いピアノで耳にしたことのない曲を演奏する路小雨(シャオユー)と出会い、
二人はお互いを好きになる。
青春時代の淡い初恋と学生生活、すべてが輝いている世界にいるはずの二人だが、
小雨には湘倫にはどうしても言えない秘密があった。


秘密は言えないから、代わりに思うこと


物語の時代は1999年、今現代の21世紀の生活とは違いが大きい。
1999年では携帯もネットも今ほど普及などしていない時代だったから。
そこがひとつの映画の成功要因かもしれない。

美しい淡水の風景とその移り変わり、古い音楽学校のたたずまい、
古い家具やインテリア、ピアノの音色までが
ストーリーの切なさ、懐かしさ、そしてミステリアスな一面をいっそう際立たせている。
美術指導の郭志達、管理人好みです。

ジェイは「ぴあ」のインタビューで、
大林宣彦作品にテイストが似ているが、と質問された時
大林作品は見ていないが岩井俊二作品「ラヴレター」「花とアリス」は好きだと言っていた。
なるほど、アジアでもヒットしているし若い人たちには岩井俊二なのだと(笑)
管理人世代だと、最初に思うのはやはり尾道三部作などの大林宣彦かな…
音楽の使い方も感覚が似ているような感じがする。
もちろん岩井俊二作品も見てはいるのだが。
ただし《言えない秘密》にはクラシックの名曲と共に
ジェイ作曲の名曲(とあえて言わせて)がふんだんにちりばめられて、
その音楽がこの作品の印象を大きく左右しているところが大きな特徴となっている。
改めてソングライターとしてのジェイの才能の豊かさを感じさせる、りっぱな音楽映画だ。
そこも映画と音楽の関係が好きな管理人にはぴったりはまった大きな要因。
日本語字幕で鑑賞してから、特にその傾向が強くなってきている。
《不能説的・秘密》1回目は昨年9月の香港だった。
その時に比べて秘密も少しは判明したし(少しかよ!・笑)

もちろん、ジェイの仲間たちもいつものように出演していて
映画のユーモアの部分をしっかり担ったりしているのだ。




制服の魅力など

映画で使われた制服が新宿武蔵野館では展示されている。
この制服がとってもいい感じのデザインで、展示してあると動かないから
やっぱりその魅力はスクリーンで実際に感じてほしい。

学生服の主人公たちの淡い初恋や学園生活のひとコマを見ると
心のどこかにしまっていた記憶がよみがえり、
忘れかけていた思いでと淡い後悔とで胸がつまったりするのは
日本人のある程度の年齢より上の人には、経験ある方も多いと思う。

日本映画でも学生服姿が印象的な作品は多い。
台湾映画でも、学生服姿が出てくる作品が多いので、実際の制服も多いのかな?
香港映画もアクションや黒社会ものばかりでなく、
学生服の子たちが出てくる作品もある。
レスリーの若いころの作品にも頻繁に制服姿が出てきたし、
実際、香港の街中でも制服姿の学生をよく見かける。

そういった共通項がいくつかあるのも《言えない秘密》の特徴であるし
すでに公開されているアジア全域でのヒットの要素の一つであるかもしれない。


セリフに注意 そして秘密はまだまだある

面白いのは主人公の二人のセリフが少ないことである。
二人とも寡黙で、他の出演者の方が多く話しているシーンが多い。
湘倫はやはりピアノ弾きである、ということから
音楽で表現しようとする気持ちの表れなのか、セリフが少ない。

小雨は秘密を持っているのと、その性格の上からも必要最小限のことしか話さない。
しかしその少ない小雨のセリフに重要な鍵が隠されている。
湘倫以外の登場人物との会話も要注意。
う、これ以上は書けない、ネタバレしてしまう。

そして会話と共に重要なのが「Secret」の楽譜に書かれた言葉。

Follow the notes upon the journey.
At first sight marks one's destiny.
Upon the voyage come to an end.
Return lies within hasty keys.

映画では英文で書かれているが、中文で訳すと↓のようになるらしい。

隨著音符踏上旅程
第一眼就決定了命運
當旅途走到終點
回去的路就藏在快速的旋律中


この中にも秘密が隠されている。
そして管理人はひとつは2通りの解釈ができる部分があるのではないか?と思っている。


明かされない秘密

映像にも細かい伏線が貼られているので注意深く見ることも大事。

映画は大きな秘密が明かされても、
明かされない秘密がまだまだ残っている。
これらは私たちの解釈に委ねられているのか、
それともまだ気づいていない答えが映画の中にあるのか?
もう一度スクリーンで見てごらん、と言われている気分。



最後に

これが初監督作品、
それは丁寧にいろいろな要素を持ち込んで良く練られた作品で驚く。
まわりの素晴らしいスタッフと共に生み出した作品であることは言うまでもないが、
予想を裏切る?良い出来に、次はどんな作品になるのか、期待と不安も確かにある。
2作目は難しい。
でもそんなの関係ない(ちょいと古い・笑)というように
ジェイは軽々とバーをクリアして、
これからも思いがけない創造の世界を私たちに見せてくれるのか?

ちょっと期待してもいいよね?




新宿武蔵野館は3階エレベーターも《言えない秘密》仕様。


《言えない秘密》公式サイトはこちら 音が出ます。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

浮生六劫 【19】



《浮生六劫 Gone With the Wind》 【19】

【Disk8】

第二十二話

三老板がインドネシアから急きょ帰宅した。
毛頭に金の行方を追及すると毛頭は、「友人に貸した」と言い捨てて飛び出してしまう。
三老板は阿彪を問い詰め、阿祥に貸したことを知りショックが大きい。

阿祥の会社には阿彪が現れ、三老板が帰宅したので至急家を訪ねるよう阿祥に言った。
阿祥は、住所のわかった思華の元を訪ねるように靖康に頼み、三老板宅に向かった。



↑阿祥が部屋に入ると、三老板はなぜか逆立ち中(笑)
このあと三老板は拳銃で阿祥を脅し、3日目の午後までに金を返せと約束させる。

靖康は思華宅を訪れ、思華の母親とも会い戻るように説得する。
そこに思華の父が帰ってくる。

阿祥と小鵬、年哥は対策を協議していたが怒った年哥は包丁を持ち出す。
あわてて止めに入る阿祥と小鵬。

阿祥宅を訪ねていた二妹も飛び出した毛頭も帰ってきたが家に入れず
庭で対策を練ろうとしたら、曼芳がやってきて、協力すると言う。
曼芳は三老板を寝かさせようとするが、二人が帰ってこないと言って寝ない。
何とか寝かしつけて、その間に二妹と毛頭は部屋に入ったが、
三老板に見つかってしまう。二人を叱ると、二妹は泣いて飛び出し、
毛頭は自分が借りたのだから自分を訴えろと言って家を出る。
曼芳は三老板をなだめるが、逆に三老板は曼芳にもあたる。
しかし、言いすぎたと内心後悔する三老板でもあった。

阿祥は会社から思華に電話。
思華の母親はオーストラリアに移住すると話す。

三老板宅を訪ねた阿祥は工場の権利書を持って来ていた。
「足りない分は分割してでも必ず返済する、二妹と毛頭は自分を助けてくれた。」
という阿祥に三老板は、
「工場は心血を注いだもの。手放してもいいのか?」
阿祥は
「香港に来たときはわずかな手持ちしかなかった。」
三老板は
「十数年前、会社の金を使い込んだ。阿年も加担していた。覚えているな?」
阿祥
「もちろん覚えている。最初は本当に生活が困難だった。」

などと思い出に浸るうち、三老板は権利書を返し、阿祥は三老板の気持に感激する。
そこへ、毛頭が帰宅。三老板とも仲直りした。↓



阿祥は思華宅へ。
そこに思華の父、伍培が帰ってくる。二人は昔の因縁から対立。
伍培は「オーストラリアに行くんだから波風立てないでくれ。」
阿祥「思華に合わせてくれ」と頼むも、伍培は思華は私の娘だと言って拒否した。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

夏休み後半終了



夏休み後半戦も終了しました。
本格的な復帰にはもうしばらくかかるかもしれませんが
漫漫で更新しますのでよろしく~
今日はちょっとなまじゃ整理などしていたら
こんなのが出てきて、こんな幼げな表情で…などと
つい見入ってしまいましたとさ。
お隣の方はどなた?
レスリーはサインしてるのですよ。ファン?
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

レスリー・チャン映画レビュー#32 大富之家



大富之家 IT'S A WONDERFUL LIFE(幸せはイブの夜に)
1994年2月06日~3月10日香港公開
香港興行収入 37,367,666HK$
(※張國榮的電影世界2より)
製作:黄百鳴
監製:黄百鳴
導演:高志林(家有囍事 花田囍事他)
出演:張國榮 毛舜筠 劉青雲 鄭裕玲 梁家輝 袁詠儀 黄百鳴
    馮寶寶 曹達華 李香琴 關興 黄霑 李詠漢

【STORY】
裕福な任大寛YamTai-foon一家は
3人の息子(黄百鳴・梁家輝・李詠漢)、両親(曹達華・李香琴)と
功夫と書の達人の祖父(關興)の6人暮らし。
長男(黄百鳴)は妻に愛想を尽かされ離婚、娘ともなかなか会えない。
次男(梁家輝)は漫画家。父親と折り合いが悪く情緒不安定になることも。
三男(李詠漢)はおませで反抗期。
父親は子供や母親を叱ってばかりで話を聞こうともしない。
家族はバラバラでうまくいっていなかった。
唯一の娘(毛舜筠)がフランスから帰国することになり、
幼馴染のいとこ(劉青雲)も期待に胸ふくらませ空港に迎えに行くが
娘はボーイフレンドのRoberto(張國榮)を伴って帰国した。
おまけに家に彼を泊めると言う。
風体も行動も胡散臭いRobertoを最初は敬遠していた一家だが
彼の言動が家族をひとつに結び付けていく。




いとしのロバちゃん(思いつくままつらつらと)

この作品で一番の見どころはRoberto(張國榮)の外見(笑)
長髪、センター分け、ひげ(しかも無精ひげっぽい)
これで仕事もしないプー状態で女朋友の実家に転がりこめば
誰だって最初は引いてしまうかも。
これは推測だけど、まだ《東邪西毒(楽園の瑕》の撮影が続いていたからなのかしら?
しかしさすがというか、やっぱりレスリー。小汚くしていてもなんだかスノッブ。
編み物しているところなんて可愛いですね~
ママ(あの李香琴→こちらこちら参照)が
Robertoロベルトと呼べなくて(発音できなくて)ロバちゃん、っていうのもいいです。
いとこ(劉青雲=若いんだけど・・・)が独りよがりのプロポーズをするところは
レスリーと林憶蓮のラジオドラマ(七年三日)にシチュエーションが似ています、
男性と女性が逆転してるけど。
ロバちゃんが毛毛とバーでする恋愛談議は本質を語っている、というか本音?

梁家輝と袁詠儀のシーンには
サイモンとガーファンクルの『四月になれば彼女は』が流れます。
この曲、管理人は大好きで、LPレコード持ってました。
この二人、イエテルさんの妄想シーンでコスプレしてますね。
袁詠儀はレスリーと伊豆の踊り子のコスプレする前に、これでもやってたのね。
この恐竜のいる展示場はマカオ?
どうやらマカオでロケをしたらしいのですが、まだどのシーンか未確認。

空港は昔の啓徳空港が出てくるのですが、レスリーが車中から
「わあ、まだあそこは変わらないんだね」(うろおぼえ)
みたいなことを言う公園?は確か《浮生六劫》にも出てきたと思う。
まさかその時のセルフパロディではないと思うけど気になるセリフでした。

おじいちゃんの關興は元祖「黄飛鴻」で有名。この作品が最後の出演だったそうです。実際に武道と書がうまく、映画の中でも「無影脚」と言う言葉が出てくるが
これは先観た「カンフー・パンダ」にも出てきます。
カンフー映画好きにはおなじみの言葉です。

長男の元妻役の馮寶寶、着物が似合ってるわ~

家は淺水灣か赤柱あたりにあるのかな?
釣りをしてる場所がどこか、探さなきゃ…



※香港では1994年旧正月映画として公開。
日本では劇場未公開のままDVDが発売されたが今は廃盤でしょうか?
Amazon自体には今は在庫がない模様。他のところは探してません。
(劇中に著作権に触れそうな映像とかあったし、公開は無理だったのかも…)

永遠的明星レスリー・チャン メモリアルDVD-BOX Vol.2

キングレコード

このアイテムの詳細を見る

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

カンフー・ダンク



導演:朱延平
動作導演:程小東
美術:奚仲文
音楽制作:石川光
演員:周杰倫、曾志偉、陳柏霖、蔡卓研、陳楚河
2008年台湾・香港・中国

オリンピック関連の話題作りがしやすいせいか、
今年はカンフー(功夫)関連映画が目白押し。
中国映画そのものの封切りも多い、ような気がする。

この作品は一連のカンフースポーツアクション映画系列と分類されているようだ。
スタッフ・キャストには台湾・香港・中国のみならず、
3D特撮にはハリポタやロードオブザリングのスタッフが担当、
また音楽には日本人スタッフが参加している。

8月16日公開、ということで、吹き替え版・字幕版とも試写会で鑑賞。
公開前なので、ストーリーには触れない。
公開は吹き替え版が主になるようで、字幕版を見るにはなかなかつらい状況。
吹き替え版は情報量が多いので、子供とかが見るにはらくちんかもしれない。
管理人は、周杰倫と曾志偉の声質がいま一つしっくりこなかった。

そんなアドバンテージもあるし、ストーリーも荒唐無稽とかありえねー、とか
言われるけれど、夏休みにどんな世代が一緒に見ても楽しめる作品ではないかと。
基本は主人公や仲間たちのバスケと心の成長物語。
カテゴリーは広くハリポタやスター・ウォーズと同じ範疇に入ると思う。

今回、音楽がオリジナルで良かった(笑)
周大侠』を聞きながら、アクション楽しめるのは嬉しい限りだ。
各地区一館位は字幕版のみの公開、なんてところを作ってくれれば
中華迷は頑張ってそこに通うと思う。

公式HPは こちら

映画を見て、この映画が中華圏で大ヒットした背景がもっと知りたくなったら
上海阿姐(アジエ)さんのブログ
全民娯楽時代の到来~上海からアジア娯楽日記』をどうぞ 
(日本人には判りにくい、笑いどころの解説などあり)
こちら とか こちら
 


ところで↑はジェイが学ぶ功夫学校。ここって去年の6月上海旅行での
↓ここじゃないか~!と気が付いた管理人。



ここ上海影視樂園で遊んだ武道の達人たちの像はカジノバーのシーン、
例の「周大侠」の曲に乗ってジェイ扮するシージエが大暴れする店内の
あちこちに置かれていた(笑)↓



ということで、あのバーのセットも上海影視樂園の中に作ったセットのようです。


追記 8月26日

公開されて10日間であまり入りがよろしくないようで(汗)
大阪でも夏休み後半に字幕版観たけど(梅田ブルク)あまり多くなかった。
今日はシネカノン有楽町2で字幕版観賞(前売り券がまだ残っていたので)
やっぱり字幕版。しかし観客数は辛いものがある。
まあ、リピーターは少ないとは思うけど、家族で見るにはいい映画だと思います。
小学生も来ていたし…。
「シネカノン有楽町2」初めてだったけど座席の座り心地が今ひとつ。

公開されたのでストーリーを簡単に。
バスケットコート近くでホームレスの男(呉宗憲)に拾われた
赤ん坊のシージエ。
男は功夫学校の元生徒で校長(高雄)に赤ん坊を託す時に
「乾坤大挪移」の奥儀書を渡す。

師父の校長が亡くなりシージエ(周杰倫)は
4人の師父(呉孟達・梁家仁・黄渤・閻妮)に可愛がられ功夫学校で成長するが、
ある日街のカジノバーで暴れて校長(王剛)から退学させられる。
行き場のないシージエは公園で知り合ったリー(曾志偉)に乗せられて、
大学のバスケットボール部に家族を探すバスケ王子という触れ込みで入部する。
学長を演じているのは黄一飛。
バスケットボール部のマネージャーのリリー(蔡卓妍)、
リリーの兄でキャプテンのディン・ウェイ(陳柏霖)、エースのシャオ・ラン(陳楚河)

功夫の技はすごくても、バスケの基本ができていないシージエは
失敗することも多かったが、やがてチームにもとけこみ、
バスケットボールの技術も高くなっていった。
チームは勝ち進み、決勝でリー・ティエン(劉畊宏=杉浦先輩・笑)率いる火急隊と
対決するのだが、はたして結果は?
シージエの恋心や親探し、リーの野心と人の好さ、
キャプテンのアルコール依存の原因、功夫学校の4人の師父たち、
街のマフィアもどきの勢力争いまで、
いろんな要素を全部つぎ込んで、ゲームのあっと驚く結末が待っていた。

なんだかんだと言っても監督が台湾の王晶と言われる人だけあって
結末への持って行き方は非常に強引ではあるけれど
ちゃんと物語の最初のあたりに伏線は貼ってあります。
が、映画公開まで封印していたメイキングを見ると、
カットされたシーンが多いようで、中身の要素エピソードが多すぎた模様。
だから、それぞれが中途半端なものになっていてちょっと残念。
でも見ていて楽しかったから、まあいいか(笑)
青年の成長の物語だし、
負け犬と自覚していた男がプライドと自信を取り戻す物語でもあります。
お約束のジェイの仲間たちもカメオ出演していました。
杉浦先輩も意味無く脱いでましたし(笑)

一つ疑問だったのは
ゲームの最後で「乾坤大挪移」の奥儀書をなぜリリーが持っていたか?
何かのシーンをカットしてあったのでは?と疑ってるのですが…
呉宗憲の役は射英雄傳の北丐(大英雄で張學友の役)を思わせるし、
4人の師父の一人(クレージー・ストーンに出てた)黄渤は蝦蟇功やってました。
黄渤が文通相手の閻妮と待ち合わせするシーンにクレージー・ストーンに出ていた
彭波がちらっと出ています。

ロケ場所でいえば、リーがシージエにごちそうする場所。
洋館のレストランに仕立ててありましたが、あの建物の横の通りの奥は
上海の錦江飯店の入口近くではないかと思ったのですが?
また調べなくては。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

祝400000越え!


 


昨晩無事カウンターが400000を超えた模様。
管理人は昨夜は早め就寝で、爆睡中でした

400000GETしたS様
恭囍恭囍! おめでとうございます!
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

浮生六劫 【18】

《浮生六劫 Gone With the Wind》 【18】

【Disk7】

第二十一話

三老板に仕える阿彪は、阿祥の会社に乗り込んできた。
阿祥は「1か月のうちに金は必ず返す。」と言うが、阿彪は聞かない。
「2日以内に返さないなら、こちらにも考えがある。」と斧で脅す。

阿祥の会社に思華が勤めることになり、靖康が面倒を見ている。
二妹や社員にも紹介。

毛頭(穂生)は思華に電話して仕事の様子を訪ねていたところに
曼芳がやってきて、阿彪も帰ってきた。
曼芳が毛頭に話があると言うが、毛頭は授業に遅れるのでといい、
急いで家を出て行ってしまう。
阿彪は曼芳に、金を借りたのは阿祥であることを話す。
その上で三老板に知らせるという阿彪に、曼芳は三老板の体調を気遣って
連絡はもう少し後でも、ととりなす。
阿彪は了解し、2日後に再び交渉することにした。

阿祥たちは伍培が滞在している旅館(ホテル)を探し出し訪れるも一足遅く、
伍培はホテルを出て親戚の元に身を寄せていた。

阿祥は会社で昼食の弁当を食べようとしていた思華に
一緒にご飯を食べましょうと言われる。おかずが阿祥の好きな故郷のものだった。

振鵬たちは日本人実業家の大蔵の接待に必死だ。
新製品のおもちゃの人形の契約を結べば資金繰りも上手く行くのだ。
やっとの思いで契約が成立した。

仕事場に穂生(毛頭)が訪ねて来る。思華の様子を見に来たのだ。
二人は海沿いの公園(プロムナードかな?)で家の話などする
TOP画像と↓の画像。



年哥は阿彪を訪ね「昔恩をかけてやったのに」と今回のことを叱責する。
やっと帰ってきた年哥。
その時二妹からの電話で阿祥は、年哥が阿彪を訪ねた一件を知った。
資金繰りも目途がついた。
阿祥は二妹に「思華を自分の秘書にしたい。」と言った。
二妹は面白くない。

阿祥と思華は一緒に思華の母親が作って思華が持参したお昼の弁当を食べていた。
二妹が入ってきた。カッとなった二妹は一人になった思華にきつくあたる。
思華は社長室を飛び出し、靖康に会社を辞めると言って飛び出す。
戻った阿祥はやきもちを焼く二妹に、
「思華は君の弟のガールフレンドじゃないか。」と言って叱った。


管理人・注
※斧で思い出すのは《カンフー・ハッスル》 こちらでも印象的な武器でしたが
1960年代の香港ではちょっと時代遅れの雰囲気もあり。
この公園、尖東のプロムナードかな?こんなに広かったかな?
ずいぶん行ってないので記憶も薄れてきました。
1980年くらいには完成していたかどうか、ちょっと調べてみます。

↓画像:今回のお気に入りショット、ちょっとぶれてますが
お口がとんがって可愛いですね~

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

イースタン・プロミス



監督:デヴィッド・クローネンバーグ
脚本:スティーブ・ナイト
出演 ニコライ:ヴィゴ・モーテンセン
   アンナ:ナオミ・ワッツ
   キリル:ヴァンサン・カッセル
   セミオン:アーミン・ミューラー・スタール
   ヘレン:シニード・キューザック
   ステバン:イエジー・スコリモフスキー

6月29日のエントリー でも紹介した《イースタン・プロミス》。
最近は西欧の映画も気になるものはなるべく見るようにしています。
これもキネマ旬報の記事を読むと、かなりおもしろそうだったので
公開終了間際に駆け込み観賞。平日なのに観客もかなり多かったです。

追記
シャンテ・シネはまだ公開中でした。訂正いたします。
だから、ネタバレしないように


【STORY】
ロンドンの病院で身元不明の少女が女の子を産み落として死んでしまう。
立ち会った助産師アンナは少女の日記から残った家族を探そうとする。
日記はロシア語で書かれており、
ロンドンのロシア料理レストランのカードが挟まっていた。
レストランを訪ねるアンナの前に怪しげな風体の運転手ニコライが現れる。

日記にはロシアン・マフィアと少女とのかかわりが書かれており、
アンナは知らず知らず、危険なマフィアの世界の中に入り込んでしまう。
そんなアンナの危機をニコライはいつも助けてくれていた。
その裏で、ニコライはマフィアのボスであり、レストランオーナーの
セミアンの息子で情緒不安定なキリルに巧みに取り入り
マフィアの中での地位を築いていく。
はたしてニコライの正体は?その目的は?
少女のマフィアとの関わりと、アンナとニコライの運命は?



監督がクローネンバーグなので、ちょっと苦手なシーンも冒頭から続きます。
血も出るし、切られるし、殴られたり、刺青がいっぱいだし、
サウナでの大立ち回りは息をのみます。
そして、ストーリーにどんどん引き込まれます。
マフィア物と言えば《ゴッドファーザー》シリーズも家族の絆を描いていましたが
この作品も、家族の強い絆が描かれています。
ロンドンという異国でマフィアという組織を築くとなると、
その血の結束が一番大切なものなのかもしれない。
そしてそれは香港映画で描かれる黒社會も同じく、家族のつながりが大きい。
これは香港映画も影響を与えているのではないか、
と思われるシチュエーションが大きなポイントになっているので
香港電影迷は楽しめるし、終わり方が続編も作られる、という終わり方なので
3部作とかになったりして(笑)

公式サイトはこちら



マフィアのボスの息子、キリル。
次を継ぐものとしては致命的に性癖が良くない。
いや良くないというより、ふさわしくないのだ。
ヴィゴもうまいが、ヴァンサン・カッセルも
狂気と弱さを併せ持つマフィアのボスの息子を好演。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

気がつけばまもなく40万hit

 

今日は昼間から雷が鳴って、やっとおさまったと思えば雨が強くなり
PC開くのがちょっと嫌だったりしました。
オリンピック中継もあんまり興味がわかないので、
CSムービー・プラスの「墨攻」を見ています。

さて気がつけばこのブログも40万hit目前。
えとえと、何かするって言ってました、たしか(笑)
一つ考えてるのは、ブログ自体の大幅リニューアル。
しかしこれは、管理人が一生懸命やっても、今からじゃすぐは無理。(断定してます・笑)
以前一度プレゼント企画やったんですよね。
今回も何かブツがあればプレゼントにしてもいいかな~、とか思ってましたが
いいものがないような(笑)
でも40万踏まれた方は画面保存してメールに添付してお送りください。
なにか考えますので。

anemone339※goo.jp

↑のアドレスの※を@に変えてください。

あ、自分で踏むかも…気をつけよう。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

北京オリンピック開幕



2008北京奥运会开幕了!

いやはや

ワイヤーとファイヤーづくしの開会式演出でしたね~
会場の外で人海戦術でワイヤーひっぱるスタッフが大量にいるんじゃないかと
思わず妄想する香港電影迷がここにひとり。

スクリーンを出して、ホームシアターで見ていて、
最初は面白がって写真撮ってたけど(あほ)
最後は目が痛くなったりして(笑)

↓こんな人海戦術、人力を使う今までの中国のイメージに忠実な
マスゲーム感覚の演出もありました。



張藝謀監督は、こういう映画を作るため・・・じゃなくて
オリンピックの開会式のリハーサルのために黄金甲作ったとか
(いや、そうじゃないと思うけど、
女官風衣装のお嬢さんたちが大量に出てきた時は、
これが今の監督のMyブームなんだな、と思いました。)

ワイヤーとファイヤーの他には、スクリーンをうまく使っていましたね~
あの絵巻物風のスクリーンはアイデアものです。きれいでした。



スタジアムの一番上の壁の部分もスクリーンになってたんですね。
最終聖火ランナーさんもワイヤーで走ってましたし、
↓の地球儀が現れた時も、表面をたくさんワイヤーでつられた人たちが
走り回っていました。



↓花火あげすぎ(笑)
湿度が高くて風がなかったから最後は煙がいっぱい漂ってました。




とにかく無事開会式が終わりましたが、
あれ、アンディやジョーイやニコラスが歌ったのは、中継終了後?
一番楽しみだったのに~(泣)
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

浮生六劫 【17】





《浮生六劫 Gone With the Wind》 【17】

【Disk7】

第二十話

前回の五百万の融資話にいい顔をしなかった毛頭だったが姉思いの優しい子。
ちゃんと五百万の小切手を二妹に渡す。
二妹が喜んでハグしようとしたら本気で嫌がっていたような(笑)

琵琶を弾く曼芳。拍手して褒める毛頭。琵琶を借りてつま弾いている時、
曼芳はインドネシアの三老板からの電報で、
「不動産の売却代金が五百万不足している」ということを知る。
曼芳に問いただされ、あわててごまかし家を出る毛頭。
街頭で爆弾処理騒ぎの人だかりの中、伍思華と出会う。

楽しい時間を過ごし家に戻った毛頭。曼芳が電話に出ると三老板からだった。
あわてて2階に行く毛頭。曼芳は電話で五百万不足の件を再び聞く。
毛頭は二妹の部屋で爆弾騒ぎの話や出会った伍思華の話で浮かれていたが、
再び曼芳の追及にまた、言い逃れをして二妹の部屋を出て行った。

年哥は老張の食堂で、伍陪に出会う。阿祥に話して老張の食堂を再び尋ね
越境してきた華僑なら付近の旅館を探すと見つかるかもしれない、と言われる。
二妹は阿祥の自宅で、工場を訪れると年哥に言う。

毛頭は伍思華を訪ね、小説と港九街道地図を渡す。喜ぶ思華。
毛頭が帰宅すると、曼芳と豹哥(豹叔)から五百万について追及される。
また思華と映画館から出てくると、豹叔が待っていた。

毛頭は思華を阿祥の工場で雇ってもらうように紹介する。
また五百万の資金については阿祥はあと十数日すると返却の目途がつくという。
伍陪のいる旅館が判明したということで阿祥と年哥は訪れるも
一足違いで伍陪たちは旅館を引き払っていた。

曼芳と阿豹は五百万の行方について相談する。
阿豹は毛頭はまだ子供で裏でだれかが利用している、という。
曼芳は誰か知っているの?というと、阿豹は笑って何か考えがあるようだった。

二妹は阿祥に結婚したいという。阿祥も独身になったから。
しかし阿祥は三老板も反対している、と言った。
それでも悪い気はしないようだった。

阿祥の会社に阿豹が押しかけ、五百万を早く返せと斧を持ち脅す。
三老板がいない間に、その子供をだまして金を巻き上げた!と言った。


※今回毛頭と思華の街歩きシーンで気になったのは
①乗り合いトラックと周囲の街並み

↑どこなのかな?上環より灣仔っぽいけど。
しかしドラマの60年代香港にはまだ小巴は誕生せず(ドラマの途中で誕生します)
こんな乗合トラックだったのでしょうか?

②LOWER ALBERT ROAD(下亞厘畢道)道路標示版と
藝穂會(フリンジクラブ)と聖公會の建物。

↑道路標示版は繁体字が右からの表示でかなり古いもの。


↑フリンジクラブはこの頃はまだ氷の倉庫だったのだろうか?
それとももう、今のような用途で使っていたのか?


↑フリンジクラブの向かいにある洋館。ここも現在は残っている。


↑サービスショット。管理人のお気に入り(笑)
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

浮生六劫 【16】

 

※当ブログのこのドラマレビューは、すべて正確なものではなく
管理人の意訳と想像の部分もありますのでご了承ください。
正確なストーリーは本編を実際に見ていただくのが一番かと思います。

《浮生六劫 Gone With the Wind》 【16】

【Disk7】

第十九話

三老板(三哥)はインドネシアに事業のために旅立った。
阿祥(程先生)の工場は経営がうまくいかず、
海鮮乾物の卸会社「富江」を手放そうとするが
昔からの社員や出資者たちはみな反対した。
そこで阿祥も、もう一度頑張ると決意した。
そして靖康も母親の説得に逆らって会社に残ることにした。

工場ではストライキが始まっていたが、
一部の工員は仕事を再開してほしいと要望した。
小鵬(振鵬)は二妹(滬生)に資金がないので、
三老板が留守の間車家の財産管理を代行している毛頭(穂生)に
金を貸してくれるよう頼んで欲しいと相談した。



↑手紙を読む真剣なまなざし。

朝食時、穂生は
「パパがいない間は自分が車家の主だ。」
今日は弁護士(会計士かも)に会って
先だって売った香港の不動産の代金三千五百万ドルを受け取り
銀行へ預けに行くことになっていた。



↑そこで二妹は穂生が欲しがっていたチェスのセットをプレゼントした。
勘の良い穂生は
「何かあるな?」と聞いた。
二妹は「お金を一部友人に貸してほしい。」と頼んだ。
穂生は「それは男友達(恋人)?」
二妹はうなずく。
穂生「いくら?」
二妹「五百万」
穂生「ワォ!」





↑啓徳空港も何回か出てきた。今後も空港の映像は出てくる。
今回は離陸する航空機も映っている
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )