レスリーのデビューアルバム その2

前回に続いて

SIDE TWO
1.I Like Dreamin' 3:20 Kenny Nolan(アルバム「夢のバラード」77)
  (Kenny Nolan)
ソングライターとしてLabellの「Lady Marmalade」
(レスリーの「熱辣辣」の元曲)のヒットなどで知られる、
Kenny Nolanの77年の大ヒット曲。
ゆったりとした優しいメロディのAOR系バラードで
レスリーの声にもよくあっています。
アレンジは元曲よりも素朴な感じ(日本的にいえばより歌謡曲的?)
でもレスリーはよりいっそう甘い歌い方をしています
77年全米HIT100の第6位。
2.I Need You 3:05 America(「僕には君が必要」72)
 (Gerry Beckley)
アレンジは元曲よりもさらっと流してありますが、
アコースティックギターの伴奏はなかなかステキ。
私はアナログで元曲を聴いたので、レスリーの方がよりクリアーな歌い方に
聞こえたのはしかたないのかな。
「花に雨が欠かせないように、冬が春を誘うように、僕には君が必要さ
 僕には君の愛が必要なんだ」 ← というような歌詞がいいですね。
「I need you」というフレーズのリフレインが心に染みます。
3.You Made Me Believe Magic 2:40 B.C.R(「夢の中の恋」77)
 (Len Boone)
ベイシティローラーズといえば70年代アイドルの象徴みたいな
タータンチェックなグループでしたね。
メンバーにはレスリーもいましたね!(レスリー違いですが・・・)
この曲はどう聞いてもレスリーの方がはつらつとして、
アイドルっぽく歌っています。
この曲も77年全米HIT100の76位に入ってます。
4.Just the Way You Are 4:42 Billy Joel(「素顔のままで」77)
 (B.Joel)
Billy Joel 初のグラミー賞を受賞した曲で、私の大好きな曲でもあります。
アルバム「THE STRANGER」収録。
デビューアルバムでこの曲をレスリーが歌っていると知った時は
大喜びしましたっけ。
家にあった元曲とすぐに聴き比べた記憶があります。
声はレスリーの方が線が細いように思いますが
40歳以降の少しハスキーな声になったレスリーに
この歌を歌って欲しかった。
ニューヨークをイメージした都会的でジャジーなこの曲を
熱★情演唱会でLIVEで聴いてみたかったと切なく想い続けています。
5.(A) Little Bit More 3:17 Dr.Hook(「もうチョットだけ」76)
 (B.Gosh)
C&Wの雰囲気が少し感じられる元曲のアレンジですが
Dr.Hook の76年のヒット曲。
それにしてもAORナンバー多いですね。
この元曲、数年前にあるヘアケア用品のCM曲としてTVで流れていました。
元曲はここでチョットだけ聴けます。
6.Pistol Packin' Melody 3:10 Randy Edelman(74)
 (R.Edelman)
70年代にソングライターとして、カーペンターズやオリビア・ニュートンジョンに
曲を提供していた Randy Edelman自身のアルバム「Prime Cuts」収録。
軽快なメロディーのこの曲はレスリーの若さにぴったりだったのでしょう。

77年から78年というと香港では広東語のポップスが英語曲をしのいで
流行り始めた時期のようです。この頃にあえて全曲英語曲
(日本語曲まで英語詩にして)でのデビュー、というのは
やっぱりイギリス留学から帰ってきたレスリーのイメージだったのでしょう。
選曲の素晴らしさと、レスリーのボーカルが際立つアルバムです。
私は家で仕事をしていてちょっと一休みする時に
よくこのアルバムを流します。
心穏やかにホッとする時間を作ってくれます。
レスリーを知らない人でも、この時代のポップス、特にAOR好きな人には
お勧めなアルバムでもあります。

このアルバムとは関係ないけどたぶんデビューからそんなに
経っていないと思われるレスリーのステージ画像です。
あの赤いブーツじゃないですか~?
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