DAYDREAMIN\'



レスリー・チャンのやってきた仕事は膨大なもので、
日本人である私にとってはわからないこと
調べようのないことの方が多いかもしれないけれど、
これからなるべく時系列を追ってレスリーの映画と
音楽作品を紹介してみようと考えています。
彼の残した業績はたくさんの人たちによって紹介され、解説されていますが
私個人の私的なレスリー・チャン年表(Amey's Leslie Cheung Chronology) 
とでも名付けてみましょうか。

最初はレスリー・チャンのデビューアルバム DAYDREAMIN' (77or78)
このアルバムは長い間レコードのみでCD化されていませんでした。
たまに海賊版や大陸版と称するレコードからのコピーCDが
出回ることもありましたが(日本だけ?)、
2004年正式なCD化が実現しセカンドアルバム情人箭 と
2枚組みで再発売されました。
発売年が77or78年となっていますがシングル盤(EPレコード)デビューが77年で、
アルバムは78年発売としてある資料もありました。
多分これが正解ではないかと私は思います。
というのも収録曲の中に1978年春頃の全米ヒット曲があるからです。
全曲英語曲でジャケットには足を組んでお茶するレスリーが・・・
でも管理人的には裏ジャケットの英国風三つ揃いスーツで微笑むレスリーの方が
ステキに思えるのですが、どうでしょう?

※曲目リスト(LPレコードより)
【SIDE ONE】
1.Daydreamer 2:30 DAYDREAMER(73)   
 (T.Dempsey)    David Cassidy 
アルバム「Dreams Are Nuthin' More Than Wishes」収録

アメリカにおける正統派アイドル(音楽とドラマ両方で人気のあった)
David Cassidy ということで
香港での同じ位置を目指したレスリーにぴったりの選曲か。
私もこの曲、好きでした。ていうか David Cassidy が好きでした。
とても可愛かったのですよ。
でも声はレスリーの方が甘いですね。 

2.We're All Alone 3:45 We're All Alone(76)
 (B.Scaggs)         Boz Scaggs
Boz Scaggs の76年ビッグヒット曲。
レスリーは82年10月8日大専會堂でのLIVEでこの曲を歌っています。
まだ歌手としては不遇時代ということで
アルバムも2枚出しただけだった時期です。
この曲と檸檬可楽の主題歌「凝望」 を歌っていますが
その歌声はとても哀愁を帯びた声で、聞く人の胸を打つLIVEとなっています。
ここで聴くことができます。←現在はきくことができません。残念です
どうしてもお聞きになりたい方は管理人までメールください。

3.Even Now  3:20  Even Now(78)
 (Manilow/Panzer)    Barry Manilow(「忘れえぬ面影」)
「別れて出て行った彼女が階段を上ってくる足音が
今も聞こえる気がするんだ」
別の人との生活がありながら別れた人のことを忘れられない、
という気持ちを歌った、バリー32歳の時の名曲です。
レスリーは当時21,2歳なのでちょっと大人の
雰囲気に欠ける歌い方ではありますが・・・

4.Before My Heart Finds Out 2:25 Before My Heart Finds Out(78)  
 (Randy Goodrum)          Gene Cotton(「心の扉を開く前に」)
今ではなかなか手に入りにくい元曲のようですが 
Gene Cotton のこの曲のファンは結構多いようです。
メロディーラインのきれいな曲で、
レスリーの声によくあっていると思います。    

5.Goodmorning Sorrow 3:15 夏にありがとう(76)
 (H.Moss/Inaba Akira)    因幡晃 アルバム「何か言い忘れたようで」    
このアルバム唯一の日本の曲なんですが、最初聞いた時からなぜか
元から英語曲のように聞こえてしょうがありませんでした。
因幡晃の元曲を聴いてもレスリーの歌を聴くと英語の歌なんです(笑)
きっと英語の歌詞が曲にすごく合っているんでしょうね。
でもこの曲がどうして選ばれたのかその経緯がとても知りたいです。
また同じ曲を83年に譚詠麟が「遲來的春天」というタイトルで
広東語でカバーしています。

6.Undercover Angel 3:25 Undercover Angel(77)  
(Alan O'Day)       Alan O'Day アルバム「 Appetizers」収録
「ほら、後ろを振り返ってみて!
あなたのために金髪のエンジェルが微笑んでいるかも・・・」
というような歌詞のようです。
レスリーファンとしては Undercover という言葉 反応しますよね。


SIDE TWO  に続く・・・
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )