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アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

夢みるクラシック交響曲入門

2019年11月22日 | ピアノ
ふだんほとんどピアノのことしか考えてなくて管弦楽曲とか手薄なんだけども

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ピアノ弾くにしたってオケのことを知らなかったらいかんよね。
一台でオーケストラ! なんて言われる楽器だし
ピアノの先生もよく「この音はなんの楽器をイメージしますか」なんていうし。

それで、図書館でこんな本を借りてみた
夢みるクラシック交響曲入門(吉松隆)

女子高校生とセンセイの会話仕立てになっててつるつる読めちゃう本で、
お手軽に「交響曲入門」ができちゃうらしいよ、どれどれ

そもそも、交響曲って何? というと
「オーケストラのために書かれた(ほぼ)四楽章からなる純音楽作品」
基本の四楽章構成は
・アップテンポの曲
・バラードっぽいゆっくりの曲
・軽やかなひと休みの曲
・華やかに終わる曲
って感じで、このパターンを作り上げたのがハイドン。

ハイドンから刺激を受けて、本気で書きたくなったらしいモーツァルト、第39番~第41番という傑作を残す。

これらは貴族とかからの「ご注文の品」ではなくて、自らの芸術的な意思で書いたという意味でも画期的。そして表現される世界も情緒や感情が豊かになって特に41番は「壮大で宇宙的な響き」。

さらにベートーベンが引き継いで完成させた。
まぁ完成というか、最後のは合唱までつけちゃってちょっと「はみ出た」感じはあるが…
この九つの交響曲が素晴らしすぎて、あとの人はどうやっても意識せざるを得ないということになった。

この本では、交響曲についてのいろんな説明をしながら、鑑賞コーナーみたいのがあるんだけど、そこに載っている曲は
ベートーベン運命
シューベルト未完成
ベルリオーズ幻想交響曲
マーラー巨人
チャイコフスキー悲愴
ブラームス一番
ブルックナー七番
ドボルザーク新世界より
シベリウス二番
ショスタコーヴィチ五番
というラインナップになっている。これらを聞きながらこの本を読んでおけば手っ取り早く「交響曲入門」が済むというわけ(^^)

本ではそれぞれ録音が指定(提案)されているけど、とりあえずはそれを無視してYouTubeで聞けるものを聞くことにする。(今日はカラヤン指揮の運命)

吉松隆が作曲家を目指すことになったいきさつってのが、なんでも中学のときの先生が雑談的に「こうきょうきょく」の話をしたのが気になって、親に「聞いてみたい」といったら、クリスマスプレゼントにLPレコード買ってもらって、衝撃を受けたんだって。

というか、正確にいうと、ただ数回聞いただけではそんなにピンとこなかったのが、
スコアを見ながら聞いたら…

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記号の集まりでしかない楽譜というものを演奏すると、人間の感情とか不安とか戦う心とか勝利の快感とか、そういったものが音楽として激しい水流のように心の中に流れ込んでくるんだ。
で、その時ズシンと分かった。これは、「人間が知性と感性のすべてを駆使して作り上げる最高のもの」であり「人間がなし得るもっとも素晴らしいもの」のひとつだということがね。それで、その日の夜に「ぼくも交響曲を書いてみたい!」そして「作曲家になりたい」と思ってしまった。一生を賭けるにふさわしい仕事が見つかったと思ったんだ。
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かなり、変わったコかもしれない。ともかくこうやって、クラシック音楽の作曲家という困難な道をゆくことになったんですね…


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