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アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

調律師漫画。

2014年03月15日 | ピアノ
そもそも、「調律師」を主人公にした漫画が存在するということに感動したので、つい買ってしまいましたよ。

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「ピアノのムシ」(荒川三喜夫)

漫画の出来としてはどうなんだろ…びみょう…。一読するにはおもしろいと思いますが、別に永久保存版にしたいということもないので、近々お会いする予定のある方で読みたいとおっしゃる方がいれば先着一名様に差し上げます。要するに、「ブラック・ジャック」の調律師版というか、腕はめちゃめちゃ確かだけどまともな接客をする気はないって主人公が出てくる漫画です。

ともかく、生ピアノを持っている人にとって、調律師さんというのは、なくてはならない存在です。自分ではメンテできないので、調律師さんの言うことを信頼する以外にないんですけど、その専門家たる調律師さんがトンデモの人だと困ります。

この漫画の中に出てくる悪徳(主人公とは別の)調律師が、よく狂うようになったピアノを「寿命だ」といって、新しいピアノに買い換えさせようとするシーンがあります。このピアノは買って20年、寿命ってほどの年数経ってませんが、置いてあった場所の温度変化が激しくなり狂うようになったという話でした。

まぁやっぱり、お医者さんにかかる場合と同じく、どうしても話がおかしいと思えばセカンド・オピニオンを求めるってことになるでしょうか。ひとりの調律師さんに長く見てもらいたい気持ちはやまやまですが、ひとりに依存しすぎる危険もあるかもしれません。

うちのピアノは、嫁入り道具としてたんすはいらないからといって代わりに買ってもらったもので、つまりは25年になります。
(整理ダンスは古道具屋で4000円でした)

ヤマハのアップライトで中ぐらいの値段のものですが、私が「茶色」「猫足」を選んだので、値段の一部は見た目につぎこまれています(^^;; ピアノの格としては中の下くらい?

買うときには何台か試弾させてもらっているので、その中では「よい個体」を買っています。

最初のころは、買ったところで紹介された調律師さん(若い女性だった)に何度か来てもらったのですが、あるとき、よしぞう実家のピアノを長年お願いしているという調律師さんに来てもらったら、もうぜんぜん違うので、それからずっとその方にお願いするようになりました。

それで10年くらい? 経ったところで、あるとき、いつものように調律をお願いしたら、当日、玄関のぴんぽーんで出てみると、「あなた誰?」…知らない人が立っています。調律に来ましたっていうからともかく調律をしてもらったんですが、もうぜんぜん、話になりません。一年経って狂った音程が合ったという意味では調律をしたんでしょうけど、音色がばらばらのテキトーで弾きにくく、これで同じお値段といっても何それという…

それで電話をしましたら今までの調律師さんが出て、その日うちに来たのは息子さんだということを教えてくれました。

そりゃ、代替わりということもあるでしょうけど(人間なんだから)、人が代わるなら代わると事前に伝えてほしいし、元の調律と息子の調律がぜんぜん別物だということがわかってないならただのアホだし、わかっていて了解もなく押し付けてきたんだったらただの詐欺です。どっちなんだ。

とにかくこの調律では論外だということを伝えたのですが、そこまでいうなら次回は私が行きますと言ってくれたのみで、いやもう今すぐ困るんだけど、どうしようかと思いました。考えてみると、そこまでビジネスルール的に信頼できなくなっちゃった人を、また我が家に上げて調律してもらうのも嫌だなと。

(ちなみに、調律した直後は、音程だけは合ってたんですが、すぐ狂いました。何が違うんでしょうね??)

それで、子どもたちのピアノの先生のうちに来ていた調律師さんを紹介してもらったところ、たいへん素晴らしかったので、現在に至るわけです。でも、ほんとに素晴らしい方なんですよ…コンサート、コンクールの調律もする看板調律師さんで、うちのピアノやってもらうのはもったいないくらい。もうちょっと、身の丈に合った、それでいてまともな調律師さんが来てくれてもいいかなと思うんですけど、この状態を手放す勇気はなくてそのまま。

ピアノもとっても元気で、買った直後よりむしろよい状態と思います。前に某○○楽器ヤ○ハ教室の受付でアンケート書かされたときに、「ピアノをお買いになってから十五年経っている(注: その当時)とのことですから、お買い替えを検討されては」なんてことを言った職員がいましたが。エレクトーンじゃあるまいし、十数年で買い換えませんよ。もしそのくらいで寿命と思ってるんなら、おたくのメンテ(調律師派遣しますとの張り紙もあった)が下手なのでは??

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コメント (6)
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