えぇ、買ってしまいましたよ「ヴェルビエ音楽祭」のDVD。
まったくakiさんたら私のツボを押すのがうまいんだから(^^;;…いえいえ、感謝してるんですよ。このDVDはほんとにお値打ち品です。
一曲目に入ってるのがモーツァルトの「四手のためのソナタ K.521」は、1stがキーシン、2ndがアルゲリッチなんです。二台ピアノじゃなくて連弾。二人の手がほとんど重なり合ってゆずりあって、密着度のすごく高い一曲なんですわ、これが。
キーシンからみたら、アルゲリッチなんて大・大・大先輩だから心臓ばくばくもんじゃないかと思ってしまいますが、アルゲリッチさんは弾きながらけっこうちょくちょくキーシンの、「顔(手ではなく)」を見てにっこり微笑んだりして弾いてるんです。後半、キーシンからもアルゲリッチの顔を見てにっこりしたりして、ほんとリラックスして楽しそう(に見えます)。最後はハグしてキスまであり。
で、またこの撮影が凝っていて、演奏者の顔のアップ、手のアップを中心に、ファンが見たいようなところにぐぐっと寄ってくれるんです。音楽に没頭しつつも、やわらかく楽しげで、仲のよさそうな二人の様子にハートわしづかみにされちゃいます。
連弾の次は二台ピアノ(スメタナ「八手のためのソナタ ホ短調」)、二台の次は四台ピアノ(バッハ「四台のピアノのための協奏曲 イ短調」)。それで、1,2,4ときたら次は何ですか?? …そうです、「8」ですよね。
というわけで八台ピアノです。舞台に八台もピアノ並べますかね。しかもこの音楽祭、ちゃんとしたホールとかじゃなくてテントでやってるんですよ。まぁテントだから舞台の大きさも自在なのかも(ほんとか??)
それで、その八台のピアノにそれぞれついているのが、エマニュエル・アックス、エフゲニー・キーシン、ラン・ラン、ジェームズ・レヴァイン、ミハイル・プレトニョフなどというゴージャスメンバーなんです。
番外編として舞台裏話のインタビューがついてますが、「八人のすばらしいピアニストを集めるのはできないことではないが、八台のピアノを集めるのはたいへんだった」てなことを言っています。ところがちょうど、スタインウェイが150周年だったので、それにのって快く八台貸してもらえたんだとか(*)。
ピアノ連弾よりピアノ二台のほうが、距離もあって合わせにくいことから考えれば、八台で合わせるなんてめちゃくちゃ難しそうです。練習風景がちょっと出てましたが、「台数が増えると指数関数的に難しくなる」なんてことをいってましたよ。
それでいて、「これだけ音が密集してると間違って弾いても誰にもわからないところが気持ちいい(**)」(by エマニュエル・アックス)とかなんとかいったりして、おちゃめな人たちです。本番の演奏中も、ほんとにみんな楽しそう!! それぞれが単独でコンサートを開ける人たちですけど、アンサンブルはまた格別なんでしょうね。
八台ピアノの「熊ん蜂の飛行」では、キーシンとランランが並んで熊ん蜂の羽のうなりをぶんぶんいわせてるんですよ。ほら、そこのあなたも見てみたくなっちゃいません??(^^) ランランは、これだけのメンバーの中にあっても、オーバーアクションとギョロ目と超絶技巧ですごく目立っていました。
そういえば、ランランの手の形って、がんがん強く弾くときなんか特に、指がそっくり返ってたりして、決して模範的なものではないですよね。あれで弾けちゃうんだなぁ…もっとも、オレンジで黒鍵のエチュード弾ける人だからねぇ、何でもアリですね(笑)
はなひめ昨日の勉強:
なし(-_-;; この記録は企画倒れっぽい
(*) 「ファイブ・ブラウンズ」という五台ピアノ演奏をする兄弟も、スタインウェイがバックアップしてるんでしたね。自宅に、五台で合わせるための五台グランドが入った部屋と、各自の練習のためにそれぞれ別の部屋にあるグランドと、合わせて10台!! どんだけ広い家やねん。
(**)「You know some of it was a lot of fun, especially when you can't hear yourself and you don't know you're doing wrong, and thank god, nobody's really gonna know what you personally did wrong.
It's such a good feeling because you can all walk and say:
I was in great shape today, but he had a tough night.」
「いやーおもしろかったよー。間違ったって自分でも聞こえないくらいだし、ありがたいことに誰にもわかりゃしないんだからね。すました顔で出てきて、『僕は今日とても調子よかったけど、彼がちょっとね』とか言っていればいいんだもの。これは気持ちいいよ」
まったくakiさんたら私のツボを押すのがうまいんだから(^^;;…いえいえ、感謝してるんですよ。このDVDはほんとにお値打ち品です。
一曲目に入ってるのがモーツァルトの「四手のためのソナタ K.521」は、1stがキーシン、2ndがアルゲリッチなんです。二台ピアノじゃなくて連弾。二人の手がほとんど重なり合ってゆずりあって、密着度のすごく高い一曲なんですわ、これが。
キーシンからみたら、アルゲリッチなんて大・大・大先輩だから心臓ばくばくもんじゃないかと思ってしまいますが、アルゲリッチさんは弾きながらけっこうちょくちょくキーシンの、「顔(手ではなく)」を見てにっこり微笑んだりして弾いてるんです。後半、キーシンからもアルゲリッチの顔を見てにっこりしたりして、ほんとリラックスして楽しそう(に見えます)。最後はハグしてキスまであり。
で、またこの撮影が凝っていて、演奏者の顔のアップ、手のアップを中心に、ファンが見たいようなところにぐぐっと寄ってくれるんです。音楽に没頭しつつも、やわらかく楽しげで、仲のよさそうな二人の様子にハートわしづかみにされちゃいます。
連弾の次は二台ピアノ(スメタナ「八手のためのソナタ ホ短調」)、二台の次は四台ピアノ(バッハ「四台のピアノのための協奏曲 イ短調」)。それで、1,2,4ときたら次は何ですか?? …そうです、「8」ですよね。
というわけで八台ピアノです。舞台に八台もピアノ並べますかね。しかもこの音楽祭、ちゃんとしたホールとかじゃなくてテントでやってるんですよ。まぁテントだから舞台の大きさも自在なのかも(ほんとか??)
それで、その八台のピアノにそれぞれついているのが、エマニュエル・アックス、エフゲニー・キーシン、ラン・ラン、ジェームズ・レヴァイン、ミハイル・プレトニョフなどというゴージャスメンバーなんです。
番外編として舞台裏話のインタビューがついてますが、「八人のすばらしいピアニストを集めるのはできないことではないが、八台のピアノを集めるのはたいへんだった」てなことを言っています。ところがちょうど、スタインウェイが150周年だったので、それにのって快く八台貸してもらえたんだとか(*)。
ピアノ連弾よりピアノ二台のほうが、距離もあって合わせにくいことから考えれば、八台で合わせるなんてめちゃくちゃ難しそうです。練習風景がちょっと出てましたが、「台数が増えると指数関数的に難しくなる」なんてことをいってましたよ。
それでいて、「これだけ音が密集してると間違って弾いても誰にもわからないところが気持ちいい(**)」(by エマニュエル・アックス)とかなんとかいったりして、おちゃめな人たちです。本番の演奏中も、ほんとにみんな楽しそう!! それぞれが単独でコンサートを開ける人たちですけど、アンサンブルはまた格別なんでしょうね。
八台ピアノの「熊ん蜂の飛行」では、キーシンとランランが並んで熊ん蜂の羽のうなりをぶんぶんいわせてるんですよ。ほら、そこのあなたも見てみたくなっちゃいません??(^^) ランランは、これだけのメンバーの中にあっても、オーバーアクションとギョロ目と超絶技巧ですごく目立っていました。
そういえば、ランランの手の形って、がんがん強く弾くときなんか特に、指がそっくり返ってたりして、決して模範的なものではないですよね。あれで弾けちゃうんだなぁ…もっとも、オレンジで黒鍵のエチュード弾ける人だからねぇ、何でもアリですね(笑)
はなひめ昨日の勉強:
なし(-_-;; この記録は企画倒れっぽい
(*) 「ファイブ・ブラウンズ」という五台ピアノ演奏をする兄弟も、スタインウェイがバックアップしてるんでしたね。自宅に、五台で合わせるための五台グランドが入った部屋と、各自の練習のためにそれぞれ別の部屋にあるグランドと、合わせて10台!! どんだけ広い家やねん。
(**)「You know some of it was a lot of fun, especially when you can't hear yourself and you don't know you're doing wrong, and thank god, nobody's really gonna know what you personally did wrong.
It's such a good feeling because you can all walk and say:
I was in great shape today, but he had a tough night.」
「いやーおもしろかったよー。間違ったって自分でも聞こえないくらいだし、ありがたいことに誰にもわかりゃしないんだからね。すました顔で出てきて、『僕は今日とても調子よかったけど、彼がちょっとね』とか言っていればいいんだもの。これは気持ちいいよ」