ありのまま。あむのまま。

次男のあむあむは、知的障害・水頭症・てんかんなどを持つ男の子。わいわいどたばた、賑やかな我が家の日常♪

バランス感覚

2008年09月19日 | あむあむ(次男・障害児):小1~2
夏休み明けから、あむあむの特別支援学校で
なぞり書きや、言葉の発音の授業が始まった。

私も先生方も、あむあむの勉強に関する方針は同じで、
今は「できる・できない」にこだわらずに、
ひらがなや数字に興味を持ってもらいたいなぁ、と思っている。

「これ、なんて書いてあるんだろうね。」

「「あ」から始まる言葉って、たくさんあるね♪」

こんな感じで楽しくやっていけたらなぁ、と思っている。



あむあむは、私と家で宿題をやっている時だったら、
絵や字を見ながら、ちょっと恥ずかしそうにしながらも
大きな声で「あ・ひ・る」などの発音をしてくれる。

だけど学校では、あむあむが知っているはずの言葉なのに、
先生が聞いても答えないということが時々あるそうだ。


・・・う~ん。
やっぱり、発音や言葉に自信がないと、
答えるのが恥ずかしいんだろう。きっと。

それに、ずっと机にばっかり向かってると、
だんだんと疲れるし、飽きてくるんだろう。


あむあむは案外と照れ屋だもんなぁ。

それから、頑張りやさんだけれど、
私と同じで、基本的にはめんどくさがりやだしなぁ。


あむあむが笑ってごまかそうとしたり、
横を向いてやりすごそうとしてるとこ、想像つくわ(苦笑)




今日は、あむあむの特別支援学校の授業参観。

口を動かす訓練と、体を動かす訓練と、
それから図工の時間を見学させてもらった。


どの授業でも、7割ぐらいの時間は、
キリっとした表情で頑張っていたあむあむ君。

でも、一番「あむあむらしいなぁ。」と笑ってしまったのが、
体を動かす訓練の時だった。


高さ10センチぐらいのバーを越えたり、
直径30センチぐらいの輪に合わせて歩いたり、という
いくつかの運動をぐるぐる回っていく、サーキット運動。

その中で、細い棒をつちふまずで踏みながら
横歩きをするという箇所があった。

そこに差し掛かった時、
先生方はクラスの他の子たちの指導に当たっていた。

自分をちゃんと見ている先生はいないと見てとった瞬間、
つま先を棒にちょこっとあてただけで、
あむあむは、ささっと横歩きを始めた。

↑最後の方で先生が気づいて、
スタート地点から、しっかりやり直しになりました(笑)


こんな風に、
力を抜けそうな場面では、すかさず抜くあむあむ。

体のバランスを取るのは少々苦手だが、
気持ちのバランスを取るのは、とても上手だ(笑)



ところで、本日の冒頭の画像は、
階段の上で「マ~マ~、あっこぉ(抱っこ)」と
ごねているあむあむ君。

いや、でも、あなた。
手すりを持てば自分で降りられますから。

ほんとに疲れてるようならおんぶするけど、
ただ甘えてる時は、自分で降りようね。



あむあむのバランス感覚。

それから、あむあむに関わる人間のバランス感覚。



どっちも大事だよなぁ、と思う。





ランキングに参加しています。
よろしかったらクリックお願いします。
にほんブログ村 子育てブログ 障害児育児へ