
1980年代初め、某銀行の定例会義に出席した。
最近はコンピュ-タトラブルが新聞を賑わしている。
と言うより正しくは、新聞がコンピュ-タトラブルを賑わしており、一つのブ-ムを作っていると言える。
定例会義も当然の事ながら、このブ-ムの余波を受けて、事故発生時のより適切なハ-ド/ソフト一体となった障害報告を行うよう話しがあった。
ようは、ハ-ド障害に対するOSの障害分析の分解能を上げよと言うことである。
コンピュ-タシステムの規模拡大に伴いハード障害が目立つようになり一部のハード障害によるシステムへのダメージが問題になってきている。
我々としても一部のハード障害がシステム全体に影響しないよういろいろな対策を講じてきている。
考える事はユーザーもメ―カも同じである。
何が異なるかと言えば、メ-カはお金と体力とによって改善可能か否かが決定されてしまう事が多いにしてある。
本来システィマティックに見て改善可能か否かを決定すべきである。
長い目で見れば、システィマティックなモノの見方をし、真に顧客の身になって考え、改善を積み上げていけばより理想に近いシステムになるであろうと思う。