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コンピュータとの思いで(その36:品質保証に関して)


コンピュータとの思いで(その5:コンピュータソフトウェア)、当時は検査部門であったがその後、品質保証部門となった。

コンピュータとの思いで(その24:ソフトウェアに対する感想)の中で述べたように次のソフトウェア時代が「飛躍の時代」となった。

特に、コンピュータとの思いで(その26:インターネット元年)及びコンピュータとの思いで(その29:IT(新世界)/パソコン産業は第3段階に突入)が大飛躍の時代といえる。

品質の重要性は増大。

その第1の理由に、
Webや顧客に対する直接的なアクセスが可能になった結果、ユーザとシステムの距離が近づき、影響はすぐにユーザと企業収益に及ぶようになった。
システムが仕様どおりに確実に動作するのが当たりまえ、外部公開システムだけではなく、内部システムについても高いサービスレベルが求められるようになった。

第2の理由は、
ソフトウェア開発の劇的な変化。
開発スケジュールは、マーケティング部門、あるいは顧客の需要そのものに左右される傾向が強まり、IT活用への需要や機会は増加し、これに伴って開発工程の内側は複雑化の度合いが増した。
更に、インターネットの普及に伴うシステムインフラの複雑化は、それに対応するためのノウハウや経験不足の問題を抱えることになった。

こうような時代の変化に伴い、品質は期待されるパフォーマンスと、そのパフォーマンスの実現にかかるコストとのバランスで評価?。
これには、アプリケーションの設計、開発、テスト、検証、そして最後の保守までの、各工程における継続的な改善(アプリケーションのライフサイクル全体にわたって、実施すべき品質管理手順を定め)を実施。
目標は、可能な限り最良の製品を顧客に提供し、問題が生じるリスクを最小限に抑えること。

このような世の中で最後のご奉公ということもあってか品質保証に関するビジネスを考えてみようとワーキンググループを発足し検討を始めた。
これからは何でもありの世の中で何がチャンスになるか分からないのでいろいろと部門の枠にとらわれず検討。

それと並行して、品質ソリューションの一つとして大阪及び埼玉のお客様でソフトウェアに関する品質保証の体制作りの支援をコンサルした。
月に2~3日のコンサルと言うことで定年まで約3年間楽しんでやってきました。
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