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コンピュータとの思いで(その17:地方での障害報告・対策)

1980年代初め、ソフト不良(OSの不具合)の障害報告・対策のため現地出張

顧客側は課長さんとバリバリの担当2名に報告。
顧客をはじめ営業・SEは、一般に言うコンピュ-タ万能主義という印象であった。
地方のため営業、SEは、十分なサビ-スが出来ず障害がないことを前提として仕事をしている。
且つ、顧客が自らコンピュ-タを駆使し活用してくれることを前提としている感が強い。
従って、障害が発生するとおろおろしてしまう(顧客と一緒になってパニック状態)。

今回の障害では、最初担当検査と担当設計が調査に来た。
技術的な原因(詳細は省略)としては非常に稀な障害であった。
SEいわく、何故稀な障害が当顧客で発生しなければならないのか。
コンピュ-タに運というものがあるならば運が悪かったとしか言いようがない。
少なくとも営業やSEはメーカサイトなのだからコンピュ-タ万能主義から目を覚まして欲しいものである。

最近のコンピュ-タはシステム的な規模が拡大してきており、コンピュ-タシステム、つまり生きた人間集団の巨大化とも言える。
人間集団の巨大化、単純作業で機械化できる所は機械にやらせ、残りの複雑な部分を人とコンピュータが合体してやる。
つまり、この合体部分の主役がコンピュ-タであり、システムとして巨大化すればするほど人の介入するチャンスも増えてきてよりミスの入り込む確率が多くなる。

この当時の地方では、顧客をはじめとしてメーカ側の営業やSEもコンピュ-タ万能主義であった。
都会では、コンピュータはトラブルメーカのように言われ大手の顧客では定例の連絡会を開ききめ細かな対応を要求。
主に障害発生時の対応や訓練等を実施しマニュアル化している。
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