あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

シャンソンとミステリ

2009-07-14 00:34:53 | 音楽

ところで、音楽でふと、思い出したこと。

私の『中二病』の話です。

私は、“中二病”という言葉は、十代半ばの少年少女が、身の丈に合わない背伸びをして、後々大人になって振り返ると赤面してしまうような事をすること、と捉えているのですが。

そういうことが、私は結構ある恥の多い人間なのです(^_^;)

その筆頭が、シャンソンでした。昔は振り返るのも恥ずかしかったのですが、今になると十代の自分って遠すぎて他人みたいなので、わりと平静に思い返せるようになりました。

私が十四歳の時初めて自分で買ったレコード(そう!まだレコードだった)は、シャンソンだったのですね。渋すぎる……(^^ゞ

きっかけは、『思い出のサントロぺ』という曲を聴いて、いいな、と思ったからだったんですけど。

手紙、というかたちをとった歌詞になっていて、サントロぺ(フランスの、たぶんリゾート地?)に住むお世話になっている人に、今年はそちらに伺えません、何故ならば……という内容で歌われますが、歌の大半は去年までの楽しかった思い出を語るのですね。

そして最後に、恋人を殺してしまったことを告白して結びます。

ちょうど推理小説を読み始めた時期だったから、超短編ミステリ的イメージだったのかな……(もはや他人事)

そういえば以前NHKで『虚無への供物』のドラマをやった時、深津絵里ちゃんがシャンソン歌手の役だったのですが。

可憐な容姿としたたかな性格のギャップに、「生娘みたいな顔をして」と言われて、「生娘にシャンソンがわかるもんですか」と言い返していましたが、まして中坊にはわからんわな^_^;

(あっ、そういえば、余談ですけど、劇中深津ちゃんが歌った曲も、殺人の歌だった!『コマン・プチ・コクリコ』、たしか不実な恋人を撃ち殺してしまう歌で、“彼女の胸に咲いた赤い色は、ちいさなヒナゲシの花のよう…とかいう歌詞だったような”)

ちなみに、買ったレコードに実は、『思い出のサントロぺ』は入っていませんでした(+_+)

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2 コメント

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新春新進シャンソンシンガー進出志望、新春新進シ... (毛玉のハニー)
2009-07-14 16:12:23
新春新進シャンソンシンガー進出志望、新春新進シャンソンシンガー進出志望、新春新進シャンソンシンガーしんしっ’(イテ’舌噛ンダ)
シャンソンも嗜んでいたとはナント守備範囲の広い…。
ちなみに某アニソン「♪ねぇ、ムーミン?」のムーミンを「あなた」に置き換えて歌ってみましょう。ピアフっぽくネ*
んなわけで、商売繁盛のお守り下げて行ってきます!
お土産お楽しみに!(シュワッチ!)
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新春シャンソンショーでも言いにくいのに、さらに... (雨ふり猫@管理人)
2009-07-14 23:12:26
新春シャンソンショーでも言いにくいのに、さらにハードルを上げるダジャレのプロ……(^_^;)
「ムーミン」の曲、確かにそうするだけでなんだか艶っぽい曲になるなぁ。
では、楽しい旅のお土産話待ってるよ!
ボン・ボヤージ!
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