デニスに、ふと、
スケボーを買ってあげたくなった。
エリカとアヤはアイススケートのクラスに行かせることにしたのだが、
デニスは、「スケート」より「水泳」のクラスがいいと言うので、水泳にした。
水泳だったら、海パンだけで、他はいらない。
安っ!
エリカとアヤなんて、スケート(中古だけど)靴30ドル程度に、ヘルメット15ドルに
スキーパンツ20ドル。ほぼ65ドル。
なので、
スケボーを買ってあげることに決めたのだ。
とはいえ、スケボーってブランドとかじゃなければ、板だから、
これまた
安っ!
10ドルちょっとで購入。
そして念のためにサポーター。
これがデニスは、大そう気に入ったようだ。
手のひらが傷つかないように、メタルの入ったサポーター。
スケボーがどうしてもやりたいと言うデニス。
あまりに寒かったので、近所のゲットー(貧民層)な公園へ
連れて行った。
なんだか訳のわからない黒い車が、ウロウロと往復しているし。
ドラッグディーラーなのかなぁ~???
公園の前に停まったり、丘の上にあがってったり。
プレイエリアの外のアスファルトの道で滑らせたら、
「マミーガタガタしていて、これじゃー無理」ってんで、
「だったらバスケットコートへ行こう!」と
スムーズな、バスケットコートへ移動。
エリカとアヤは三輪車でついて来た。
しばらく走っていると、
12歳くらいの男の子が二人、スケボーに乗ってやってきた。
同じように、バスケットコートへ入ってきた。
ら、
公園の角にある家の巨体がモゴモゴと動いていた。
青いジャージ姿に白髪。
男なのか女のかの性別も判断できない距離。
私たちに向かって、何か文句を言っているらしい。
まさかね・・・。と思って無視。
「キラーカーンだ」とスケボーに乗っていた男の子二人が言った。
キラーカーン?どこかで聞いた名前だぞ。
しかし、まさか彼らがキラーカーンを知ってるわけないし。
キラーカーンを遠くに見ながら、退散する二人。
私は、そのままプレイエリアにて子供たちを遊ばせ、
あまりに寒いので、車で暖をとっていた。
「うぅ~~~、やっぱりダウンジャケットにしておけばよかった」
すると、キラーカーンが公園にドカドカと近づいてくるではないか。
「ヤバイ!子供が殺される」
一瞬、そう思って
車から飛び降りた。
キラーカーンは、アンドレ・ザ・ジャイアントレベルの巨体をもつ
婆ちゃんだった。
まさか、婆ちゃんだとは思わなかったぜ。
ここからはアンドレと称するが、
アンドレが言うのには、
「ほら、ここにスケートボードや自転車は禁止って書いてあるでしょ。
まったくつい最近、ここのマットを張り替えたってのに。
リスペクトがないんだから。
子供がこの中で決まりを守って遊んでいなければ、
親が警察につかまるのよ。まったく注意してね!」
凄む。
「初めてここにスケートボードをしにきたから、知らなかったの。
ごめんなさい。そうよね、ちゃんと決まりは守るべきだから。
教えてくれてありがとう」
と、謝罪。
「謝罪のうまい日本人だわ、私ってステキだわぁ~」なんて、
別の自分が言っていた。
っていうのも、
前にここの公園で、子供がマットをはがしているのを見て、
アンドレ同様に私も憤りを感じたからだった。
公園をキレイに保とうって思ってるのに、利用者に
リスペクトがないのだ。
アンドレは、来たついでに落ちているゴミを拾っていった。
アンドレの鬼のような形相を見て、エリカがビビリ、外へ出ようとしたが、
「あなたは、自転車を外に置いてるからいいのよ。中で遊びなさい」と
なだめられていた。」
柵の中にゴミを見つけたアンドレは、
「そこに落ちているゴミを拾ってきてもらえないかしら?」とデニスに
お願いしていた。
デニスは、すぐさま
柵の中へゴミを拾いにいった。
ゴミを捨てた後、
アンドレは、満足そうに笑顔を見せて去っていった。
Have a good night!
お互いが、そう言いあった。
アンドレは、誰から頼まれたわけでもないのだろうけど、
公園の管理人をやっているのだ。
いやはやそれにしても、
正直、
怖かった・・・。
子供たちは、もっとビビっただろうなぁ~。
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スケボーを買ってあげたくなった。
エリカとアヤはアイススケートのクラスに行かせることにしたのだが、
デニスは、「スケート」より「水泳」のクラスがいいと言うので、水泳にした。
水泳だったら、海パンだけで、他はいらない。
安っ!
エリカとアヤなんて、スケート(中古だけど)靴30ドル程度に、ヘルメット15ドルに
スキーパンツ20ドル。ほぼ65ドル。
なので、
スケボーを買ってあげることに決めたのだ。
とはいえ、スケボーってブランドとかじゃなければ、板だから、
これまた
安っ!
10ドルちょっとで購入。
そして念のためにサポーター。
これがデニスは、大そう気に入ったようだ。
手のひらが傷つかないように、メタルの入ったサポーター。
スケボーがどうしてもやりたいと言うデニス。
あまりに寒かったので、近所のゲットー(貧民層)な公園へ
連れて行った。
なんだか訳のわからない黒い車が、ウロウロと往復しているし。
ドラッグディーラーなのかなぁ~???
公園の前に停まったり、丘の上にあがってったり。
プレイエリアの外のアスファルトの道で滑らせたら、
「マミーガタガタしていて、これじゃー無理」ってんで、
「だったらバスケットコートへ行こう!」と
スムーズな、バスケットコートへ移動。
エリカとアヤは三輪車でついて来た。
しばらく走っていると、
12歳くらいの男の子が二人、スケボーに乗ってやってきた。
同じように、バスケットコートへ入ってきた。
ら、
公園の角にある家の巨体がモゴモゴと動いていた。
青いジャージ姿に白髪。
男なのか女のかの性別も判断できない距離。
私たちに向かって、何か文句を言っているらしい。
まさかね・・・。と思って無視。
「キラーカーンだ」とスケボーに乗っていた男の子二人が言った。
キラーカーン?どこかで聞いた名前だぞ。
しかし、まさか彼らがキラーカーンを知ってるわけないし。
キラーカーンを遠くに見ながら、退散する二人。
私は、そのままプレイエリアにて子供たちを遊ばせ、
あまりに寒いので、車で暖をとっていた。
「うぅ~~~、やっぱりダウンジャケットにしておけばよかった」
すると、キラーカーンが公園にドカドカと近づいてくるではないか。
「ヤバイ!子供が殺される」
一瞬、そう思って
車から飛び降りた。
キラーカーンは、アンドレ・ザ・ジャイアントレベルの巨体をもつ
婆ちゃんだった。
まさか、婆ちゃんだとは思わなかったぜ。
ここからはアンドレと称するが、
アンドレが言うのには、
「ほら、ここにスケートボードや自転車は禁止って書いてあるでしょ。
まったくつい最近、ここのマットを張り替えたってのに。
リスペクトがないんだから。
子供がこの中で決まりを守って遊んでいなければ、
親が警察につかまるのよ。まったく注意してね!」
凄む。
「初めてここにスケートボードをしにきたから、知らなかったの。
ごめんなさい。そうよね、ちゃんと決まりは守るべきだから。
教えてくれてありがとう」
と、謝罪。
「謝罪のうまい日本人だわ、私ってステキだわぁ~」なんて、
別の自分が言っていた。
っていうのも、
前にここの公園で、子供がマットをはがしているのを見て、
アンドレ同様に私も憤りを感じたからだった。
公園をキレイに保とうって思ってるのに、利用者に
リスペクトがないのだ。
アンドレは、来たついでに落ちているゴミを拾っていった。
アンドレの鬼のような形相を見て、エリカがビビリ、外へ出ようとしたが、
「あなたは、自転車を外に置いてるからいいのよ。中で遊びなさい」と
なだめられていた。」
柵の中にゴミを見つけたアンドレは、
「そこに落ちているゴミを拾ってきてもらえないかしら?」とデニスに
お願いしていた。
デニスは、すぐさま
柵の中へゴミを拾いにいった。
ゴミを捨てた後、
アンドレは、満足そうに笑顔を見せて去っていった。
Have a good night!
お互いが、そう言いあった。
アンドレは、誰から頼まれたわけでもないのだろうけど、
公園の管理人をやっているのだ。
いやはやそれにしても、
正直、
怖かった・・・。
子供たちは、もっとビビっただろうなぁ~。
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