抱腹絶倒!NY育児日記

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私も曲げられない女だったんだなぁ~

2010-03-19 13:48:05 | ぜ~んぶ見せます!
しゃけの美味しいインタビューNY高層アパート23階のお部屋でネコちゃん2匹と自由に暮らす!
翻訳一筋25年・翻訳会社経営 松尾菊さんNY1page.comにアップしてます。

曲げられない女っていう日本のドラマに圧倒されている。

ここまで硬いタイプではなかったけど、私も違った意味で保育園児のころから
曲げられない女だった。

「学芸会のカスタネットの練習がつまらないから」と、
保育園逃走計画を考えたのは、思えば5歳。

ちょうど今のエリカとアヤの年齢ってことだ。

まず友達と二人で計画した。
クラスメートたちが外で遊んでいるうちに、
腰を低くして机の影にかくれ、上着とバッグをゲット。

着替えてからは、先生に気づかれないよう、校門まで走る。

入り口の門で、「お前たちナニやってんの?」って、意地悪な男の子が、
立ちはだかるだろうから、平静を保って「先生が出てっていいって言ったの」と言う。

門を出てからは全力疾走で2ブロック先の公園へ行く。

この想定どおりに、事は運んだ。

だが公園へついて、遊んでいたときに、想定外のことが起きた。

私の母が、たまたま車で通りかかったのだ。

私はてっきり母に保育園から知らせが入っていたのかと思っていたが、
母によると、まったくの偶然だったという。

「まだ保育園が終わる時間じゃないのに、娘に似た子が遊んでるわ」って思っていたら、
それはまさに娘。

この後、私は

小学校、中学校、高校と、先生たちに、不思議ちゃんならぬ、
油断を許さない特別な存在として扱われた。

勉強はある程度できるんだけど、とにかく
やることなすこと自分を曲げないことばかり。

小学校のころに先生がヘソをまげて、「出て行け!」って、叫べば、
一番に校庭へ飛び出した。

先生が、「出て行け」って言ったんだもの。自分の言葉には責任をもって!
と先生に諭した。

中学校では、「前の学校のほうがよかった!」とアホな比較をする
家庭科の先生の授業に立腹。皆に呼びかけ、時間がきたらペンケースを落とすとか、
いろいろ計画をたて、先頭にたって授業をボイコットした。

高校生のころには、校章を付け忘れた私に、先生が「帰れ!」と言った。
(なんか、ハンパなく右翼な学校だったけど。。。)

そのまま180度回転して、帰った。

このときも、S先生に「自分の言動に責任を持ってください」と
諭した。

S先生がオロオロしていたら、もっと強面のK先生が、
路面電車の横へ自分の車で平行移動、大声で私の名前を叫んだ。

つかまってしまい。学校へ連れ戻された。

「帰りなさいと言われたら、反省するのが普通だろう。お前は白痴か?」
と、先生に反論され、

「先生が発言されたことに従っただけです。
学校内でのあり方を決めるべき先生の言葉にしたがって何が悪いのですか?
それに白痴という言葉は、差別用語です」と返した。

「お前のような人間は、将来苦労するぞ」と言われ。

ある時は、新人の国語の先生の退屈だった授業中に、「私が黒板に円を描いたら100円」と、
5人くらいの友人を集めて賭博。

私は、提案どおりに実際に円を描いた。

先生が、円を描いた段階で、号泣。

後から、私が好意をよせていた男子に「あれはやりすぎだろ!」って叱られ、
かなり反省した(好きな男子の力はすごい!)。

その後も高校の卒業式の前に、恩師が「あなたのように真っ直ぐな人は、
社会に出て自分を曲げられなくて苦労するわよ」と言った。

たしかに、社会に出てからも苦労しまくった。

大学在学中にホテルのレストラン(バイト先)で、ウエイターの男の子をいじめている
ヘッドのコックと大喧嘩。化粧の濃い同ホテルでウエイトレス正社員のヤンキー姉ちゃんたちから、
ヘッドのコックにタテつくなんて、あの大学生はハンパない女だと一目おかれた。

また別の時には、部長から反省会で叱られている真っ最中、
部長に「授業があるから帰ります」と正当な理由を言って帰ろうとしたら、
「もう来なくてよい」と解雇され。

大学卒業後、コンピューターの会社で一つ上の同じ地元の先輩に、新入社員歓迎会の席で、
「お前はトラバーユとか軽い気持ちで会社で働いてるのか」と言われ、
「たった1年上のあんたに何がわかる!」と大喧嘩。

さっさと靴をはいて、先に帰ったり。

新人男子社員に「昨日は彼女とやったの?」なんて人前で聞いてセクハラしている上司に、
「人前でそんなプライベートなことを聞くのは間違っている」と私。

田舎の小さな会社だったので、ギクシャクしてしまい、
結局は、私が解雇された。

日本で、ボスや上司に反抗して、
文句を言った私は、解雇されまくった。

これが高校の恩師の言っていた、「社会に出てから苦労する」ってことだったのだ。

だけど、
ニューヨークへ渡ってからは、違った。

人は、自分を主張して当たり前だし、堂々とすべきなのだ。

やはり日系の企業で日本人ボスに「お前はバカか?」と言われ、
「バカっていうのは部下に言うべき言葉ではありません」と返し、
さすがアメリカ、ここで解雇はされなかった。

ようやく私の存在できる場所が見つかったのだ。

ボスと夫が喧嘩している話も聞いたことがあるけど、解雇されることはなく、
意見が違っていて当たり前って感じ。

それにボスが部下に対して、差別的発言をすれば、部下のほうが人事部に訴え
解雇されることもある。

つまり、部下の人権も守られているのがアメリカ。

なんて。ここでいつもなら、

「自己主張をせよ!」と叫ぶところなのだけど。

正直なところ。アメリカ人(ってかラテン系も多いNY)は、
マイペースな人ばかりだから、チームワークの必要な仕事は骨をおる。

自分を前面に出さない日本人のほうが、
時間はかかるけどチームワークという点では勝ると思う。

日本人は初対面でも必ず時間通りに来るし、お願いしたことは成し遂げてくれるし、
先の約束もリマインドしなくてもその時にはちゃんと来るなら来る、来れないなら
キャンセルを入れる対応する。

アメリカではドタキャンなんて当たり前だし、連絡さえなくキャンセルってこともある。

そしてなんといっても、日本では口約束で契約書や請求書を交わさないまま、
謝礼が振り込まれることさえある。

NYでも、家賃を月ごと、遅れずにキチンと支払う日本人居住者は人気。

100パーセントとはいえないけど、信頼といった点では、日本人は素晴らしいのだ。

ちなみにアメリカでは、何度も何度も連絡しないと対応してくれない会社がほとんど。
カスタマーサービスさえいい加減だったりする。
こんなの日本では考えられない。。。

やはり、私のような人間が日本にいるとチームワークを乱すので、
アメリカに来て正解だったのかもしれない。

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