抱腹絶倒!NY育児日記

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歯医者でも子供のアメリカンな態度って?

2008-01-21 08:21:05 | ぜ~んぶ見せます!
デニスの奥歯が虫歯になったので、
歯医者へ連れて行った。

歯科医はなぜかコリアンかジューイッシュが多い。

私たちの歯科医もコリアンだ。
ヨンさまみたいな男前じゃないので、
4(ヨンさま)までいかない3(サンちゃん)ってことにしておこう。

体格のよいデニスも、大人用のイスに横たわると
さすがに小さく見える。

「大丈夫だよ。これでちょっと歯をクリーンにするだけだから」
とても丁寧にドリルや唾液を吸いだす機械の説明をはじめる
サンちゃん。

デニスは、しばらく泣かずにがんばった。

思った以上に虫歯が深かったようで、グイグイと掘っていく。

歯医者って土建屋みたいなものだと
友人ニャンコ先生が前に言ったことあるけど、
たしかにドリルは小さいけどやってることは同じ。

がまんしていたデニスが途中で、何か言いたげだった。

「どうしたの?」とドリルをとめてサンちゃんが聞くと、

「気持ちが悪いから、やめてくれないか?」と、ストレートなお願い。

さすがアメリカンな子供。

私が小さい頃には、歯医者で痛いけど涙をためて
とにかくがまんしていたと思う。
それでも、あまりに痛かったら「泣く」という表現しかできなかった。

恐れ多くも歯医者のサンちゃんに文句言うなんて、
めっそうもない。

お奉行さま「遠山の金さん」に
「面をあげ!」って言われる前から
面をあげてしまってるようなものよ。

もっと痛い目にあわされるぜ。

デニスはさらに、
「はやく帰りたい」と告げた。

たしかに、ワシも早く帰りたい。
サンちゃんもそう思ってると思うよ。

「あと20数えたら終わるから」とサンちゃん。

ゆっくり数えながらドリルを進める。

本当に20数えて終わらせた。

って時間がかかりそうになったら、ゆっくり数えてたけど・・・。

デニスは結局、最後まで泣かなかった。
「よくがんばったね」とサンちゃんがほめると、
デニスはちょっと誇らしげだった。

「虫歯になるからキャンディーは与えるな」とレイに
念をおされていたが。

歯医者でがんばった
ご褒美にグミキャンディーを買ってあげた。

「ダディーには秘密だからね」とデニスに約束させた。

レイが昼寝している間に、子供たち3人でグミを食べた。

詰物が取れなきゃいいけど。

歯の治療って私たちの時代とちがってアッという間に終わる。
デニスの奥歯には銀色の詰物じゃなく
白い詰物。

これなら見た目も美しくていいね。

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