![]() |
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
誕生日も近いし、デニスのために一人用トランポリンを買ってあげることにした。
いつもいつもソファやら、ベッドでジャンプされたんじゃー、クッションがいかれて
たまったもんじゃない。
デニスと私でショッピング。
Modell'sにて買うことにした。
デニスはすでにサンプルで展示してあるトランポリンで、楽しそうにジャンプしている。
となりのエクササイズマシンに乗ってる子たちは、店員のブラックの若い兄ちゃんに
注意されていた。
「君の子か?」と兄ちゃんが聞く。どっからどうみてもマシンで遊んでるのは
ラテン系の女の子だろうがぁ~。
「うちの子は、この子だけよ」と、デニスを指差してハッとする。
どっからどう見てもエイジアンじゃないもんねぇ。たしかにNYって、親子の判別
がむずかしい。
兄ちゃんが去ろうとしたので「あ、このトランポリン欲しいんだけど、フチが黒じゃなくて
ブルーのやつが欲しいんだけど、ここに積んでる中にあるのかしら?」と
15枚くらい積んである箱を見つめる。
兄さんは、ガサゴソと箱をチェック。重そうなので、私も手伝った。(うっ、重い
腰痛い)
腰が痛くなったので、4枚くらいよけた後は、兄ちゃん一人にまかせた。
7枚目くらいのところで、ようやく見つかった。
「レジまで持って行きましょうか?」と兄ちゃん。
思った以上に親切だ。社員教育されてるんだなぁ。
これ以上、腰をやられたくなかったので、即座に
「お願いします」と答えた。
レジは、やっぱり社員教育されててもトロかった。
レジまで箱を持ってきてくれた兄ちゃんも、レジの脇で足をブラブラさせながら
待っていた。
支払いを済ませたら、兄さんが
「車まで持って行きましょうか?」
うぉ~~~!そこまでサービスがいきとどいてるのか。感動する私。
「よろしくお願いします」
かなり緊張しながらも、荷物をもってくれる若い男性がいるなんてと、
金持ちマダムな気分になった。
チップは払うべきなのか?どうなのか?
こんな待遇を受けたことがなかったので、わからなかった。
レイが車で待っていたので、レイに聞こうと思いながら、
お礼をいいながらチップを渡すタイミングを考えたりしていた。
レイにトランクを開けるよう、窓をコツコツとたたくと、
レイは、外へ出てトランクを開けた。
「What's up?」と、ブラックの兄ちゃん特有のあいさつを交わす。
レイがThank you!と答えて、バンッとトランクを閉めた。
兄ちゃんは、さっさと去ってしまった。
え?チップは・・・。私は、ありがとうも言わないままだった。
「チップ渡さなくていいの?」とレイに聞く。
「必要ないよ。これが彼らの仕事だもん」
こんな重いものを、車まで運んで無料だなんて、
なんだか、大変な仕事だ。
ホテルのベルボーイなんて、車のついたスーツケース運ぶ
だけで、たくさんチップもらうのに。
やっぱりアメリカのチップ制度って、納得がいかないところが多いぜ。
ランキング上位に入ってるってことだけが私の楽しみ。一日一回クリックよろしくお願いします。
NYフリーペーパーDaily Sunに隔週土曜日、私のコラムを執筆中です。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■